きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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松本城のすぐ近く、路地裏に佇む温泉銭湯。土曜日の夕方、寄ってみました。明治時代に源泉が発見され、建物もその頃のものだとか。入浴料は380円。番台に女将さんが居なくて困っていると、「先に入ったら」と常連さんのアドバイス。「まぁ、よくあるんだ。」と言いつつ、源泉を詰めたペットボトルを両脇に抱え、せっせと運び出しています。かなりレトロな脱衣棚に服を入れ、仕方なく浴室へ。タイル張りの内湯は、2つに分割されています。左側の5人サイズの方は、かなり深くて腰掛け付き。無色透明の塩類泉(単純温泉)が満ちています。湯温は42℃位。さらりとした浴感です。右側の3人サイズの方は、隣よりちょっとぬるい位。小さな白い湯の花も見られます。土曜日の夕方にしては、空いていてまったりできました。上がると、番台には戻って来た女将さん。先に入ってしまってすみませんと入浴料を渡すと、「いいんですよ。皆さん、そうしてますから。」と優しい言葉をかけてくださいました。湯と人の温もりに触れ、またいつかふらっと訪れてみたくなりました。
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底倉温泉に佇む、ちょっと変わった湯処。日曜日の午後、看板を見かけてふらっと寄ってみました。「ての湯」と道を挟んで向かい側の坂を下ると、洋館が見えてきます。「岡島さん」の表札が掛かっていますが、玄関を入ると右手が受付。今一組入っていますので、40分程お待ち頂きますが…と言われ、ソファで温泉雑誌などを見て待つことに。静かに時が流れ、リラックスしてウトウト。程なく先客のご夫婦が上がられ、入浴料700円を渡し、下駄を履いて外の露天風呂へ。建物を出たら左へ行き、洋館脇の石段を下りて正面が湯小屋です。浴室に入ると、屋根の付いた6人サイズの石組み浴槽が1つ。無色透明のナトリウム-塩化物泉(源泉名:底倉温泉第106号)が、勢いよくオーバーフローしています。湯温は、43℃位の熱め。PH7.2ながら、肌がスベスベする浴感です。間近に見える竹林が美しい。崖に面して造られ、眼下に川のせせらぎ。貸切状態で満喫できましたが、着替えている間に男性2人連れが来ました。男女の組み合わせで、待つこともあるのかな?帰りがけ、女将さん(というより、品のいいマダム)に、こちらの建物は何年前に建てられたのか尋ねてみると、90年位前の元病院なのだとか。さすが、早くから外国人が観光に訪れた箱根。いつまでもこの洋館を守りつつ、隠れ家的に営業し続けて欲しいです。
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箱根の玄関口にあたる箱根湯本温泉でも、一際存在感ある外観の木造旅館。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。入浴料は、40分貸切で1500円。玄関から左手に廊下を進み、左側にある浴室へ。脱衣場に入ると、なぜか流し台があります。小さなガラス戸を開けると、3人サイズのタイル張り扇形内湯が1つ。無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名:湯本7号・9号・41号・79号の混合泉)が満ちています。PH8.6で、肌がスベスベする浴感。湯温は42℃位。扇の要にあたるところにある溶岩の下から、熱い湯が出ています。床以外は総てタイル張りの浴室は、天窓がありとても明るい。短い時間でしたが、まったりくつろげました。帰りがけ女将さんに、こちらの建物は何年位前に建てられたものか尋ねてみると、昭和8年築とのことでした。なかなか汗のひかない位温まる、とてもいい湯です。
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湯河原温泉の最も奥まったところに佇む、湯治専門の宿。日曜日の午前中、初めて行ってみました。まず、こちらの場所ですが、ちょっと分かりにくい。源泉上野屋の隣に位置しながら、月極め駐車場に沿って路地を回り込むように進まねばなりません。しかも、専用駐車場は手前の一方通行の路地沿いにあり、オレンジと緑の縞々の日差しが付いたビルの1階です。玄関までたどり着くと、左脇に「一回入浴専用」と書かれた入口。開けてみると、すぐ浴室で受付らしきものはありません。結局玄関で入浴料200円を渡すと、先程の一回入浴専用の入口から入るように案内。カーテンがかかっただけの脱衣場に入ると、小さな料金箱が置かれていました。先客が入れた200円が見えています。蓋も無い箱で大丈夫なのかなと気になっていると、さっきの女将さんがすぐ回収に来ました。ガラス戸越しに見えるのは、大人5人が足を伸ばして入れるサイズの石造り内湯が1つのみ。地元の方や常連さんらしき方もいたので、きちんと挨拶してかけ湯も飛び散らないよう配慮しながら、空いているスペースへ滑り込みます。無色透明のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(源泉名:湯河原22号)がかけ流しにされていますが、とにかく熱い。湯温は、45℃位はありそうです。PH8.4ですが、浴感を感じている余裕はありません。湯口の石組みには、白や茶色の析出物がびっしり付着。その近くの浴槽内の穴2ヶ所と、洗い場近くの穴1ヶ所から熱い湯が出ているよと、先客のお年寄りが教えてくれました。まぁ、浴槽が小さいので、何処でもあまり熱さは変わらなかったです(笑)。床に座って出たり入ったりを繰り返しているうちに、やがて貸切状態に。皆さん談笑されるよりも、ひたすら湯に浸かるため来ている感じでした。
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徳川光圀も立ち寄ったという、湯河原温泉に佇む創業300年の由緒ある老舗旅館。土曜日の午後、日帰り入浴して来ました。大正12年築の別館、昭和5年築の木造五階建ての本館、昭和11年頃築の玄関棟は、いずれも国の有形文化財に登録されています。入浴料1000円を払い、玄関近くの湯殿「六瓢の湯」へ。脱衣場、浴室とも現代風にリニューアルされていて、とてもきれいです。大小2つの石造り内湯があり、大きい方は10人サイズの浴槽で、湯温は41℃位。無色透明のナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(源泉名:湯河原22号)が満ちています。PH8.4で、肌がツルツルする浴感。熱めと書かれた、もう1つの4人サイズの小さい方の浴槽は、湯温43℃位。坪庭を眺めながら、貸切状態でまったりできました。瓢箪の湯口から出ている源泉は熱過ぎて飲めませんでしたが、脱衣場で冷ました源泉水を飲めるようになっています。口に含むと、まろやかな味。縁起の良い瓢箪は昔から親しまれ、「六瓢=無病」に通じるため湯殿を名付けたと、壁に掲示されていました。一度は泊まりで、利用してみたい宿です。
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荒川の清流を望む、雲母温泉の宿。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。宿に向かう途中白鳥の群れが大空を羽ばたいていった姿に、郷愁をそそられました。到着すると、外観はなかなか鄙びた感じ。入浴料500円を渡すと、1階にも小さな男女別浴室がありますが、玄関から左手の階段を上がり、2階の大浴場を案内されます。8人サイズの石造りタイル張り内湯が中央にあり、両サイドにカランを配置した浴室。無色透明のナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(源泉名:雲母3号泉)が、かけ流しにされています。浴槽の真ん中から突き出た湯口。ピラミッドのような大理石の蓋がしてあり、その下から湯がしみ出ています。触ってみると、かなり熱い。加水せずに温度を下げられるよう工夫した、知恵でしょうか。でも女将さんは、熱かったらホースで水を入れてねと言ってくれてましたが…(笑)。この時は、湯温42℃強位だったので大丈夫。PH7.13で、さらりとした浴感です。窓の外は、雪を被った荒川のせせらぎ。丁度土手の高さと、浴室の高さが一緒で、川を眺めながら貸切状態でまったりできました。ガツンと温まる、いい湯です。
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昭和8年開業の月岡温泉の老舗旅館。土曜日に、一泊二食付きで利用して来ました。この日は、2階の「観月」の間に滞在。10畳次の間、広縁付きで一人泊にはもったいない広さ。夕食は部屋で頂きます。お品書き付きで、旬の月替わり懐石に舌鼓。美味しい地酒も、頂いちゃいました。一休みして、1階の大浴場へ。10人サイズの石造りタイル張り内湯には、翡翠色の含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉が満ちています。湯温は41℃位。肌がツルツルする浴感です。口に含むと、玉子臭がして、しょっぱ苦い。続いて、外の露天風呂へ。東風の屋根が付いた4人サイズの石組み浴槽があり、こちらも湯温は41℃位。囲われているため景色は見えませんが、日本庭園の坪庭があり落ち着きます。夜24時から朝5時までは入れませんが、翌朝も堪能。昨晩は気づきませんでしたが、朝日に照らされると表面に油の膜が浮いています。石油発掘時に発見された名残でしょうか。朝風呂の後は、1階の食事処で朝食を。和定食ですが、イカ刺しが出ちゃうところは、市場のセリ権を持っている、この宿ならではですね。食後も、チェックアウトギリギリまで月岡温泉の美人の湯を楽しみました。脱衣場に掲げられている「温泉の自己紹介」が、なかなかユニーク。露天風呂付きの客室もあるので、一度利用してみたいです。
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投稿日:2013年6月15日
安くてのんびりできます(津尻温泉 滝の湯旅館(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2013年4月29日 / 2時間以内]
44.0点
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55.0点
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44.0点
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喜多方市街から西南へ約7km、田園の中に佇む一軒宿。祝日の午後、日帰り入浴して来ました。約100年前、春の雪解けがその場所だけ早かったことから、手掘りで横穴を掘ったら湯が湧き出たという津尻温泉。入浴料300円を女将さんに渡し、玄関から左手にある男女別浴室へ。二面ガラス張りの浴室は、陽が差し込んでとても明るい。7人サイズの石造り内湯から、透き通った緑色のナトリウム-塩化物温泉がサラサラとオーバーフロー。PH7.2で、さらりとした浴感です。湯温は42℃位。小さな茶色の湯の花も、少し舞っています。口に含むと、少ししょっぱい。窓の外には小さな2本の滝が見え、この時は桜も咲いていました。ずっと貸切状態で満喫。まったりしていたら、アワ付きも見られました。泊まって、ゆっくりしてみたい宿です。
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投稿日:2013年6月14日
弁天様のお告げで見つけられた温泉(弁天温泉旅館(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2013年5月19日 / 2時間以内]
44.0点
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44.0点
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33.0点
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0 - 点
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0 - 点
那須高原の谷間に佇む、秘湯感漂う宿。日曜日の午後、日帰り入浴してみました。休暇村那須と道を挟んで向かい側に、つい見過ごしてしまいそうな小さな看板。大丸温泉に行くと必ず前を通るので気になっていましたが、思いきって今回寄ってみることに。門を通り抜け、林道を車で走ること約1km。鄙びたというより、かなり老朽化が激しい建物が、橋のたもとに見えてきます。ホントにここか?と不安になりましたが、ご主人が出てきて旅館の前に車を停めていいと案内。入浴料1000円という値段にも正直驚きを感じながら、帳場から左手に廊下を進み、突き当たりにある大浴場へ。脱衣場から階段を下りたところに浴室がある、昔ながらの造りです。真ん中に太い柱の立つ、25人サイズの石造り内湯。石組みの湯口から、うっすら緑褐色の単純温泉が注がれ、サラサラとオーバーフローしています。湯温は、43℃位の熱め。PH6.4で、さらりとした浴感です。浴室の約半分に石を配し、なかなか野趣溢れる造り。でも、この浴室も老朽化が進んでいます。続いて、外の混浴露天風呂へ。一番右には、傘のような屋根の付いた18人サイズの石組み浴槽があり、緑褐色の湯は40℃位のぬるめ。湯口もオレンジ色に変色していて、口に含むと鉄味がします。隣には、真ん中に蛙の石像が据えられた、10人サイズの石組み浴槽。緑褐色の湯は38℃位しかなく、苔が多く浮いていました。釜風呂や樽風呂もあったようですが、すでに朽ちていて使えません。一番左側には、小屋の中に2つのかめ風呂がある夫婦かめ風呂。こちらは無色透明の湯で、いずれも1人サイズなので鮮度抜群。湯温は40℃位で、まったりできました。ちょっと意外な程広いお風呂で、先客が上がられた後はずっと貸切状態。体が温まるいいお湯なのですが、経営が大丈夫なのかと少し心配に。帰り際「宿泊はやってますか?」とご主人に尋ねると、「もちろん!一泊一万五千円からです」と自信あり気に答えられました。まだまだこりゃ大丈夫そうだなと思いつつ、弁天温泉旅館を後にしました。
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全国に36ヶ所ある休暇村の1つ、日本百名山「茶臼岳」の南麓に佇む宿。日曜日の午後、温泉博士の特典でタダで(通常は入浴料500円)日帰り入浴して来ました。受付を済ませ、フロント左手の階段を上がって2階。連絡通路を通って、別棟の大浴場「相の湯」へ。8人サイズの石造り内湯には、無色透明の単純温泉(源泉名:相の湯・中の湯の混合泉)が満ちています。湯温は40℃位。PH8.3ながら、やや肌がツルツルする浴感です。もう1つは、ガラス窓に面した12人サイズの石造り内湯で、こちらは湯温42℃位。アメニティは馬油系でした。続いて、外の露天風呂へ。6人サイズの石造り浴槽で、湯温は42℃位。小さな白や茶色の湯の花も見られます。浴槽より下に、階段状の腰掛けがあり、ほてった体を那須高原の爽やかな風でクールダウン。標高1230mから那須ヶ原の絶景が望めるはずでしたが、天気は曇りだったので、残念ながら見えませんでした。