真苦部素 さん
44.0点 / 211件
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投稿日:2017年11月4日
赤い欄干、金色の擬宝珠を渡ると瀬見温泉…(瀬見温泉 喜至楼)
真苦部素さん [入浴日: 2017年11月4日 / 1泊]
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赤い欄干、金色の擬宝珠を渡ると瀬見温泉だ
老舗の四階建て木造、増築を繰り返し迷路のような喜志楼。斜向かいの鉄筋四階建ての観松館は
男女制服に身を包み送迎バスに90度のお辞儀、見事な対比でございます
ローマ式風呂は半地下式で道路直近、高窓には道行く車や人の影が見える
千人風呂の通説通り三十人入れるかどうか。中央の柱の浴面上から加水する沢水で温度調整している
一寸何所から温泉が出ているのかわからず数分ウロウロした。温泉は浴槽柱の最下部から噴き出していた
他にも温まり湯、オランダ式風呂があり、湯質はおなじだが二階にあるオランダ風呂が一番新鮮でキレがある
劇熱の書込みもあったが、滝の湯だけが40℃以下あとは42℃程度で入り易い
半獣神がパーンフルートを奏でるのを忘れ、湯あみするニンフを窃視?するタイル絵、
金太郎と熊さんが温泉マークを押し合い、ココ掘れワンワンの中央に温泉マークと遊び心がある
老舗らしく何代かに一人は道楽者が出るらしく、見事な装飾つき窓ガラス、木組、柱梁、こて絵など
さらには矢じりの発掘品や台湾先住民民具などがある
囲炉裏ではなく径三尺以上はある火鉢炭火を使い自家簗場で獲れた天然鮎を戴いた
なんと贅沢な空間だろう。人によっては拒否感がでるかもしれない年期入った造りと若干のチープさ(!)
だが俺にとっては嬉しかった -
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投稿日:2017年4月22日
廃線跡の宮之城バスターミナルからしび温…(紫尾区営温泉神の湯(紫尾区営大衆浴場))
真苦部素さん [入浴日: 2017年4月22日 / 2時間以内]
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廃線跡の宮之城バスターミナルからしび温泉までは公共交通がない
乗り合いタクシーがある。200円(平日3便のみ、一時間以上前に要予約)土日は旅館の送迎か、自家用車タクシー利用かになってしまう
数軒温泉宿がかたまっている
小規模観光土産店併設しているが、他にはコンビニも商店もない
アルカリ性硫黄温泉。かなり強めヌルすべだ、しかも嬉しいことに温度差をつけた二つの浴槽、ミドリ色が薄くついている、淡い苦みがある
国見温泉と似ていると書いてあったサイトがあったが全く似ていない、あれほどエグイ味と色とは程遠い淡さだ。しかしヌルヌル度は強力だ
硫化水素イオン含有高くても火山由来の酸性泉とは限らないそうだ
混合栓から冷水が出てこない、逆止弁が壊れているのだろう
外の足湯も比較的高温
貯湯タンク槽オーバーフローはザバザバ。持ち帰り可
農家の老夫婦十リッタータンク十個軽トラに運んでいた -
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投稿日:2017年4月22日
中央にオーバル型タイル浴槽と左にコンク…(紫尾温泉 旅籠 しび荘)
真苦部素さん [入浴日: 2017年4月22日 / 1泊]
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中央にオーバル型タイル浴槽と左にコンクリ生け簀型浴槽、右に未使用の四角い浴槽と余裕の柴尾源泉と独自源泉使い、悪かろうはずがない。湯の華は舞っていなかった
露天は庭の金魚池タイプでいささか狭いのと柴尾庵の排水口の真正面はいただけない
部屋は古めだったが改装で二室連結にしたらしい、テレビは小さいながらも居間と寝室別にあった。寝室照明はリモコン付き
トイレは幅は80cm程度ながら奥行は 3mはありそうだった、
二畳の中二階ロフトもある謎の作りなども併せてオモシロイ客室だった
同経営の紫尾庵の方が部屋作りは良さそうだけど値段がそれなり
御主人の弟は某鹿児島野球強豪高の監督、優勝記念甲子園出場記念品等々フロントにあった -
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投稿日:2016年10月10日
由緒あり綺麗に掃除された旅館、趣のある…(奥津温泉 名泉鍵湯 奥津荘)
真苦部素さん [入浴日: 2016年10月10日 / 1泊]
44.0点
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由緒あり綺麗に掃除された旅館、趣のある和モダンデザイン
椅子一つとっても選び抜いた品質の良さがある
接客、給仕は老舗伝統を感じさせる気持ちよさがある
鍵湯は岩盤亀裂を覆っている石下が最大湧出ポイント。数か所湧出しているようだ
壁面から結構泡を出しているが加圧ポンプ特有のキーン音がする、なんだこれは
他の浴室に送り出すためだそうだがウルサイ、これだけがマイナスだ
立ち湯は深かったが此方は落ち着ける
今回巡った岡山県北部、奥津、湯原エリアでは一番高温だった。長湯は少々キツイ
今回の温泉巡りの〆、2日経ってもシャワー浴びても、このヌルスベ感は残っている -
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投稿日:2016年10月10日
私有地につき予約の方以外は入らないでく…(般若寺温泉(はんにゃじおんせん))
真苦部素さん [入浴日: 2016年10月10日 / 2時間以内]
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私有地につき予約の方以外は入らないでくださいの看板があった
電話をしたら1時間後でOKだった
苔生した石段を下がると犬に吠えつかれ驚いたが、真に驚愕したのは野放図な鄙び具合だった
緑が多いなんてもんじゃない。地面から木の幹に切れ目なく苔が生えている
大木雑木が空を覆っているし本堂茅葺屋根にぺんぺん草が何本も草生やしている。
般若寺の額字は掠れ障子は破れ、宿泊廃業しているのに飲食許可看板が付いたまま、
酒瓶は数十本埃付いたまま放置されている
岩壁そのままの浴室壁、浴槽は奥津、真賀、郷録温泉と同じく岩の亀裂から泡付きのお湯が出てくる
それだけではない、浴室階段からも温泉が噴き出し、カランは青でも温泉が出てくる
赤はやや高めの温泉が出てくる
露天は高さ10m以上ありそうな渓谷岩壁、しかもオーバーハングしている
岩壁チムニーとバンド(縦亀裂と横亀裂)には土は無いのに草と木が生え、直上には大木が水気を求め川面に迫出し樹影を落としている
川下100mは大釣温泉だ、露天は丸見えである
奥津渓谷の水に磨かれた巨岩は幾つも何万年と居座わり落差2m程度まで岩を削った滝は水煙を吹き上げている
梢は風に音を立てつつも小鳥達の声とギュっと吸い取り、轟轟とした静寂がある
お湯は湯原奥津エリアと同じ弱アルカリ泉質、39℃くらいの温度、言うまでもないが湯力もある
別に俺は秘境マニアでも廃墟マニアでも無い。無いけど興奮は隠せ無い
奥津峡温泉から1km程度の直近、この秘境感。
地質は日本最古クラスの花崗岩と堆積岩石の結合露出地点。植生も多様性そのもの
これで一時間貸し切り1000円は安い! -
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小奇麗な旅館、掃除が行き届いている
収蔵オブジェ、焼き物、花や絵の展示に美的センスを感じた
露天は五右衛門風呂×三個並んでいる、僅かな温度差がある
見晴らしは無いが一人専用なだけ鮮度がいい。よくありそうな露天は眺めはいいけど湯が一寸の正反対だ
内風呂も気持ちいい、大量に出湯口からなので循環かと思ったが懸け流しらしい
真賀、郷縁に引けを取らない浴感であり、墨汁木灰様な臭いは薄目だが温度は高めだ
脱衣場も杉板が細かく分かれ踏み心地がイイ
砂場から十分ほど歩る以外は大正解の宿だった -
投稿日:2016年10月10日
高知市を抜けると山がちになる外見は…(そうだ山温泉 和(旧 桑田山温泉)(やわらぎ))
真苦部素さん [入浴日: 2016年10月10日 / 2時間以内]
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高知市を抜けると山がちになる
外見は温泉宿だが内装は和モダンだった。黒板塀、竹と檜のコラボが目を引く。なかなか洒落ている
微白濁、ツルスベ感は結構あった
源泉槽が一番気持ちいい、長時間入っていたかった、加温湯は一寸消毒の臭いがした -
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知人家族のお葬式に参列するために半年ぶりに山梨を訪れた。
三時間もあれば到着するだろう、二三温泉廻ろうか。
甘かった。
世間様の大半はGW初日であった。遅刻した。
朝早々、八王子から先がガッツリ詰まっていた。
用件をそそくさと済ませた。
話込もうと色々思慮していたが、止めた。
明日もお互い仕事である。時間が無い。
一軒だけ、温泉に入ることにした。
甲府から三十分以内で一つだけ。
となれば韮崎旭だろう。
旭温泉は甲府に居たとき三四十回は通った。
生きていれば、どうしようもなくイラつく事もある。
心のギザギサを滑らかにしなければ、と、
「なおし」に入る。
親父さんは相変わらず無愛想である。
でも、なぜか、それが当たり前だ。と、おもえる。
あわあわの湯の浸かっていると
イラついた気持ちと肌が、ふぅっ、と、なおる。
八時までなのが惜しい。
それと、韮崎旭に代わる温泉が、今、身近に無いのが惜しい。 -
山梨最後の夜を、ここで過ごした。
いきなり、九月半ば転勤命令が来た。
会社規程通りの二週間前の通告である。
規程に拠れば、単身専用寮に入らなければならない。
慌てた。
持ち家と家族が居れば、単身も可能かもしれないが、
生憎「毒」である。
丁度適齢期には、3低男の代表のオレはバブル女にとっては
out of 眼中であった。
長年の毒生活で家財はアパートに犇いていた。車もある。
都内て駐車場借りただけで最低3万以上はかかる。もちろん人間様は別である。
ワンルームマンション駐車場無し、には、とても棲めない。
自ら、検索し往復300㌔繰り返し、アパートを借りた。
焦り、選定しようとしたが隠棲したら読みなおそう、
と買い溜めした書籍数十箱、大半泣く泣く捨てた。
おまけに、会社の指定を外れた。とのことで引っ越し費用は自費で払うハメに。
中指立てて聖4文字で、喚いた。
えすえっちあいてー。えふゆーしーけー。うましか。
山梨のアパートの契約と電気水道は止めてしまった。
九月末、今夜、どうすべえか。
石和温泉で芸者挙げてヴァッといこーぜ。と思ったが金が足りない。
予約なし、で転びこんだが運よく泊まれた。
夕方、夕飯後、夜半、朝方、4回入った。
泊まり客には24時間開いているのである。
8時半に殿方とご婦人の風呂が入れ替わる。
たっぷり。浸かった。
よくあるアルカリ湯だが、此処は懸け流しだ。新鮮。気持ちいい。
石和温泉の大半は、循環湯である。
宴会等で他のホテル等は数回利用したことがある。
その時は、石和温泉はコンナモノとしか認識がなかった。
此処は違う。立派な温泉主体の旅館である。
食事も満足した。
恨みや愚痴は溶解した。
山梨の最後の夜は大変気持ち良く過ごせたのである。 -
山梨の温泉は、ヌルめマッタリが標準だが、甲府草津はアルカリ性ヌル感ありの熱めだ。
銭湯なので、石鹸シャンプーは持ち込みである。
メイン湯槽は42℃ 高温槽45℃~47℃ 露天 43℃から45℃表示
山梨ではめずらしく高温だ。
ご本家?上州草津ほど劇熱ではないが。
井戸水の冷水槽もあるので、交互浴が気持ちいい。
朝6時からの開湯。
通勤路の近くなので、朝シャワーの代わりに三十回くらいは通って
いる。
熱めが眼ざめの湯に丁度いい感じ。
露天がもっと広く、涼みどころがあればなぁ。と贅沢を言ってしまう。