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赤い欄干、金色の擬宝珠を渡ると瀬見温泉だ
老舗の四階建て木造、増築を繰り返し迷路のような喜志楼。斜向かいの鉄筋四階建ての観松館は
男女制服に身を包み送迎バスに90度のお辞儀、見事な対比でございます
ローマ式風呂は半地下式で道路直近、高窓には道行く車や人の影が見える
千人風呂の通説通り三十人入れるかどうか。中央の柱の浴面上から加水する沢水で温度調整している
一寸何所から温泉が出ているのかわからず数分ウロウロした。温泉は浴槽柱の最下部から噴き出していた
他にも温まり湯、オランダ式風呂があり、湯質はおなじだが二階にあるオランダ風呂が一番新鮮でキレがある
劇熱の書込みもあったが、滝の湯だけが40℃以下あとは42℃程度で入り易い
半獣神がパーンフルートを奏でるのを忘れ、湯あみするニンフを窃視?するタイル絵、
金太郎と熊さんが温泉マークを押し合い、ココ掘れワンワンの中央に温泉マークと遊び心がある
老舗らしく何代かに一人は道楽者が出るらしく、見事な装飾つき窓ガラス、木組、柱梁、こて絵など
さらには矢じりの発掘品や台湾先住民民具などがある
囲炉裏ではなく径三尺以上はある火鉢炭火を使い自家簗場で獲れた天然鮎を戴いた
なんと贅沢な空間だろう。人によっては拒否感がでるかもしれない年期入った造りと若干のチープさ(!)
だが俺にとっては嬉しかった14人が参考にしています