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日本秘湯を守る会会員の宿。一度は訪れたいと思っていたので、日曜日の午後に日帰り入浴してみました。入浴料700円を払って、2階へと上がり、浴室と書かれた小さな矢印の方へ。すると、「大風呂」と書かれた、別棟の湯小屋の2階へ通じています。そこから更に、浴槽の上に架かった橋のような通路を通り、階段を降りて脱衣場。ここ以外で見たことない、独特な浴室の造りです。まず、8人サイズのL字型石造り木枠浴槽。石臼の湯口から、無色透明のカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉がかけ流しにされています。泉温は、44℃位の熱め。口に含むと、ほんのり玉子味。PH8.3で、実に柔らかい湯です。もう1つは、5人サイズの浴槽。木製のせいろの湯口から湯が注がれ、42℃位の適温。板張りの床に座っては、時々ひと休み。まるで時間の止まったかのようなノスタルジックな湯小屋で、沢渡の湯を満喫できました。
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