
きくりん さん
43.9点 / 2644件
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黒石温泉郷の中でも浅瀬石川の最上流に湧く、昭和37年に開業した温川温泉の一軒宿。吉川英治氏ゆかりの宿としても知られていましたが、惜しまれつつ一時閉館。その後オーナーが変わり、以前の設えを生かしながら再オープンしています。およそ10年程前に、日帰り入浴しました。
川に架かる吊り橋を渡るアプローチが、秘湯の宿へ遠路遥々訪れたという気分にさせてくれます。館内奥の大浴場にある6人サイズのヒバ造り内湯や、館外の階段を下りて行った先にある10人サイズの岩風呂では、源泉かけ流しにされた無色透明のナトリウム・カルシウムー硫酸塩・塩化物泉を満喫。緑溢れる自然豊かな宿で、静かに湯浴みを楽しめました。
頂いたパンフレットに「一日別荘の趣き」と書かれていましたが、まさにその気分で寛ぎたくなるような湯宿。機会があれば、是非一度泊まってみたいですね。 -
寛永元年(1624年)に開湯したと伝わる板留温泉の最も手間に佇む、平成3年に開業した客室数わずか10室の小さな湯宿。およそ9年程前に、一泊二食付で利用しました。
館内は民芸調の家具や小物が置かれ、ほっこりと心も和らぎます。夕食は、女将手作りの旬の郷土料理に舌鼓。当時は瓶ビールでしたが、今はビールサーバーを導入され生ビールも頂けるようです。また、24時間入れる大浴場のタイル張り木枠内湯と露天の陶器風呂では、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉を満喫。冬の寒い時期でしたが、就寝前と翌朝も入ってよく温まりました。
リーズナブルでこじんまりしてても、お籠りしたくなるような居心地の良い宿。いつか違う季節にも泊まって、市内のまだ訪れていない共同浴場巡りをしたいものです。 -
黒石温泉郷の中でも、最古の湯と云われる板留温泉。その昔、浅瀬石川の川端に湧く温泉を、板で川水をせき留めて入浴したことから、この名が付いたのだとか。その川沿いに佇む、明治時代に開業した鉄筋4階建の温泉宿。以前、まだ「丹羽旅館」だった頃に日帰り入浴しました。
現在はオーナーが変わり、宿名も「あずまし屋」になっていますが、あずましいとは津軽や北海道の方言で、「居心地がいい」「落ち着く」という意味なのだそうです。
当時訪れた際には、大浴場のタイル張り石枠内湯と露天風呂では、無色透明のカルシウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉を満喫。肌触りの良い湯に身を委ね、貸切状態でまったりできました。
建物や浴室はほぼ以前のままですが、「あずまし屋」になってから湯使いが良くなったと評判。期待に胸を膨らませ、是非また訪れてじっくりと湯浴みを楽しんでみたい宿となっています。 -
黒石温泉郷の1つである落合温泉の住宅地に佇む、昭和8年(1933年)に開業した客室数わずか7室の小さな温泉旅館。およそ9年程前に、日帰り入浴しました。
24時間入浴できる大浴場(と言っても、こじんまりしてますが)のタイル張り石枠内湯では、無色透明の単純温泉を満喫。ジェット水流も出ていて、日頃の疲れも癒されました。
窓の外には自慢のあじさいの花が季節によって見られるようですが、訪れた時は冬だったので雪景色。パンフレットには7月初旬頃より咲くと書かれているので、次回は是非その季節に訪れてみたいです。 -
温湯温泉の共同浴場「鶴の名湯」の斜め前に位置し、浅瀬石川のほとりに佇む、昭和62年に開業した鉄筋4階建ての温泉旅館。およそ10年程前に、日帰り入浴しました。
4人サイズのタイル張り石枠内湯と浅いタイル張りの寝湯?では、源泉かけ流しにされた無色透明のナトリウムー塩化物泉を満喫。ほんのりと香る玉子臭を感じつつ、まったりできました。
久しぶりに前を通ったのですが、時間がなくて再訪できず残念。一度泊まって、川のせせらぎの音に耳を傾け、湯治気分でのんびりとしてみたい宿です。 -
青森県黒石市を流れる浅瀬石川沿いに点在する、黒石温泉郷の西の玄関口に位置する温湯温泉。開湯はおよそ400年以上前で、鶴が葦原で片足を付けて傷を癒していたことから発見されたそうです。
古きよき湯治場の面影を伝える木造の湯治宿「客舎」が今も残り、その中心地に佇むシンボル的な共同浴場。以前、利用しました。
民芸調の館内は、広くてなかなかきれいな施設という印象。2つのタイル張り石枠内湯では、ちょっぴり黄緑色がかった透明のナトリウムー塩化物泉を満喫。「熱い湯」と「温かい湯」に分かれているのですが、熱い湯が44℃位、温かい湯の方は42℃位でどちらも温くありません。
後で調べたら、浸かると温まる湯というところから温湯なのだとか。確かによく温まり、源泉かけ流しの名湯をリーズナブルに楽しめました。次回は是非近くの客舎や旅館に泊まって、浴衣姿で訪れてみたい湯処です。 -
秋田県鹿角郡小坂町の山間にボコボコと湧き続ける、天然のジャグジーとも称される西ノ又沢のほとりに湧く野湯。手前の八九郎温泉まで来たので、平日の午後寄ってみました。
八九郎温泉から、萩たい橋を渡ってすぐ左折。4キロほど砂利道の林道を途中2回左折して進むと、右側に赤茶色の台地がむき出しになった広場が現れます。沢のそばに、駐車場は2台分。既に1台停まってますが、誰もいないので渓流釣りの人かな。いくつものブログでは入浴は自己責任でと書かれていますが、今も立入禁止のロープが張られています。
入浴禁止とまでは書かれてませんが、フレッシュな源泉が目の前で湧いている様子に生唾をゴクリ。温泉に魅せられた者の避けられない性なのか、本当に入っていいのかという思考回路は閉ざされ、気がつけば服を脱いでザブン。
4人サイズの穴から、白茶色に濁った温泉がボコボコと湧き出ています。泉質は、八九郎温泉と同じカルシウム・ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉なのだとか。湯温は43℃位熱めですが、気持ちいい湯温。やや肌がスベスベする浴感です。底には、砂のようなものが堆積。湯を口に含むと、鉄臭がして旨じょっぱい。青空の下で周りの山々を眺めつつ、貸切状態でまったりといきたいところですが、やはりロープが気になり落ち着きません。
隣に、1人サイズの浅い湯溜まり。湯温は、かなりぬるめ。白い結晶も浮いています。先人のブログを見ると、以前は湯船が5つのころもあったようですが、今では2つしかなく、しかも大きさも縮小している印象。温泉成分の析出物が、堆積するせいでしょうか。
かつてテレビでも紹介された有名野湯も、国有林野の中にあるということで、法律上すのこ等の人工物は撤去。勝手にキャンプしたり、ゴミを放置するなど、マナーの悪化も野湯が規制される原因なのだそう。ちょっと、寂しい気がします。時期的に、アブがいなかったのだけは幸いでした。 -
箱根登山鉄道の小涌谷駅から、徒歩で約15分弱。小涌谷温泉の森の中に静かに佇む、平成18年に開業した温泉旅館。今はできなくなりましたが、およそ11年程前に日帰り入浴しました。
新館「水花の庄」では小涌谷温泉、本館「水月の庄」では宮ノ下温泉という、2つの異なる源泉を楽しめる宿。この時も、新館の大浴場「笹の湯」で無色透明なナトリウムー塩化物泉を満喫。確か、貸切状態でまったりできました。
宿泊すると、翌朝に大浴場が男女入れ替わり、3つの貸切風呂も空いていれば自由に入れるのだとか。コロナが収束したら、是非泊まって湯めぐりしてみたい宿ですね。 -
明礬大橋をくぐる手前に佇む、昭和38年に開業した宿泊もできる日帰り温泉施設。また、別府八湯温泉道の対象施設でもあります。以前、日帰り入浴しました。
かつて弘法大師も訪れたという紺屋地獄は、池全体が紺色に沸き上がっていたことから名付けられたのだとか。その由緒ある地獄に直結する湯処でもあり、泥湯をこれでもかという程楽しめる、全国的にも珍しい泥湯アミューズメントパークです。
長い通路を歩いてたどり着く、昭和の雰囲気漂う休憩室や脱衣場。男女別の内湯「コロイド湯」では、青みがかった単純硫黄泉でまずは肩慣らし。続いて、木製の手摺が付いた内湯「泥湯」へ。浸かると体がふわふわとする浮遊感は、普通の温泉より比重が重い為そう感じるのだそう。そしていよいよ、メインの混浴大露天風呂へ。
かなり白濁した泥湯が満たされていて、女性でも全く気兼ねなく楽しめます。足で底の状態を探りながら、広い露天風呂の中を移動。泥が堆積しているところでは、手にすくって肌に塗ったりと、泥パックも満喫できました。
上がっても、強い硫黄の匂いが肌に染み付きスベスベに。この時はまだ温泉のこだわりがなく、もう一つの露天風呂「自律神経の湯」や滝湯、むし湯には入らず帰ってしまったので、次回は是非フルコースを楽しんでみたいですね。 -
湯布院のシンボル的な観光スポットである金鱗湖の湖畔に佇む、茅葺の屋根が特徴的な無人の共同浴場。以前、利用しました。
入浴料200円は、入口前の料金BOXへ。梁がむき出しになった天井で、脱衣場と浴室が一体型となった昔ながらの共同浴場です。石造り木枠内湯と石造りの半露天風呂では、無色透明の単純温泉を満喫。混浴ですが、脱衣場は男女一緒だし、湯色も透明なので、女性のハードルはかなり高めかと思います。
年々観光地化されていく由布院温泉で、ここだけはまるで時間が止まっているかのような佇まい。維持費が大変でしょうが、いつまでもこのまま茅葺屋根の湯屋であり続けて欲しい湯処です。













