
きくりん さん
43.9点 / 2644件
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大菅温泉の里川沿いに佇む、弘化三年(1846年)以前に開業した老舗宿。平日の午後、日帰り入浴してみました。大菅温泉には現在宿が2軒ありますが、こちらは壁に元湯の文字が誇らしげに掲げられています。婦人病、神経痛、胃腸病等に効能があり、遠方からの湯治客で賑わったのだとか。
入浴料は500円。玄関から右手に廊下を進むと、突き当たりに男湯があります。木製ソファと、籠が置かれた狭い脱衣場。ドライヤーはありません。浴室には、シャワー付きカランが1人分の洗い場。アメニティは、一般的なもの。家のお風呂を少し大きくしたような、4人サイズのFRP製内湯には、うっすら緑がかった透明の温泉法第二条適合泉(源泉名:大菅鉱泉)が満ちています。フッ素イオン、総硫黄、メタケイ酸の項で適合。源泉15.5℃を、41℃位に加温。PH10.3で、肌がスベスベする浴感です。槽内循環と思われますが、「温泉」蛇口(加温)と「鉱泉」蛇口(冷鉱泉)があり、自由に自分で足すことが出来ます。口に含むと、微かに硫化水素臭。窓を開けると、川のせせらぎ。ずっと貸切状態で、まったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン70.4mg、フッ素イオン6.4mg、塩素イオン31.1mg、硫化水素イオン1.3mg、硫酸イオン30.7mg、炭酸イオン24.9mg、メタケイ酸67.7mg、遊離硫化水素4.7mg、成分総計0.246mg -
常磐自動車道の那珂IC.から、車で約30分。山田川と山に挟まれるようにして建つ、大正14年創業の老舗旅館。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料は500円。玄関から右手奥に廊下を進むと、男女別の浴室があります。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場。洗い場には、シャワー付きカランが2人分と、カランのみが2人分。4人サイズのタイル張り内湯には、うっすら青みがかった透明の温泉法第二条適合泉[源泉名:水府鉱泉(出羽の湯)]が満ちています。炭酸水素ナトリウム(重炭酸ソーダ)の項で適合し、毎分20L掘削自噴。源泉は15.4℃と低い為、40℃位に加温。PH9.0で、肌がスベスベする浴感です。蛇口を捻り、口に含むと微かに甘味。2本のジェット水流も付いています。循環濾過ありで、浴槽内は微塩素臭。窓を開けると、裏山の景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。この辺りの地名の水府とは、水が豊富な地域という意味なのだそう。この水府産の地粉を使った蕎麦が、宿の自慢でもあるのだとか。是非とも、次回は食べてみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン228.9mg、塩素イオン5.7mg、硫酸イオン142.7mg、炭酸水素イオン316.7mg、炭酸イオン54.2、メタケイ酸18.0mg、成分総計0.773g -
常陸太田市新宿町を流れる源氏川のほとり、小高い丘の上に建つ鉱泉旅館。平日の午後、日帰り入浴してみました。屋号の「まんだらじ」とは、この地に室町時代からあった古寺院「曼荼羅寺」に由来。境内に湧く霊泉は痔や神経痛に効能があり、あの水戸光圀公も度々御入浴を試みたのだとか。
そんな由緒ある旅館ですが、看板が無ければ普通のきれいな民家にしか見えない外観。入浴料は600円です。正面玄関から奥に進み、廊下の右側に浴室があります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場。貸しタオル大小完備。ドライヤーもあります。サンルームのような、ガラス張りの明るい浴室。3人分のシャワー付きカランがある洗い場。アメニティは一般的なもの。3人サイズの御影石造り内湯には、うっすら茶濁した透明の鉱泉(分析書等なし)が満ちています。湯温は、40℃位に加温。肌がややスベスベする浴感です。ジェット水流2本が、すごい勢いで噴出。おそらく、循環濾過ありですが、塩素臭はしません。口に含むも、無味無臭。窓ガラス越しに、井戸(源泉?)や裏山、雑木林を眺めつつまったり。ずっと貸切状態で、湯浴みを楽しめました。湯上がりに、帳場前の畳敷きの休憩室を、無料で使えるのもいいですね。 -
北関東自動車道(東水戸道路)のひたちなかIC.から、車で約5分。奈良時代の十五郎穴横穴墓群近くの田園地帯に佇む、中根鉱泉の一軒宿。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
400年以上の歴史があるそうですが、とっても近代的な建物。入浴料は700円です。フロント横の階段を上がり、2階の大浴場へ。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場。ドライヤーもあります。洗い場には、3人分のシャワー付きカラン。アメニティはワイン配合。4人サイズの石造り(底だけタイル張り)内湯には、うっすら白濁した透明の弱食塩泉(緩和低張性冷鉱泉)[源泉名:中根鉱泉(箱屋)]が満ちています。源泉19.3℃を、41℃位に加温。PH7.3ながら、肌がややツルツルする浴感です。口に含むと、無味で塩素臭。窓ガラス越しに、一面に広がる田園風景と高速道路。ずっと貸切状態で、のんびりできました。
主な成分: ナトリウムイオン710.00mg、カルシウムイオン21.52mg、マグネシウムイオン10.42mg、塩素イオン967.90mg、硫酸イオン16.05mg、ヒドロ炭酸イオン349.6mg、メタケイ酸83.2mg、遊離成分計112.5mg
なんと、昭和33年11月30日付の分析書だった!古っ! -
投稿日:2015年3月22日
筑波随一の眺望ホテル(筑波山京成ホテル(つくばさんけいせいホテル))
きくりんさん [入浴日: 2015年1月4日 / 1泊]
33.0点

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33.0点

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44.0点

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33.0点

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33.0点
筑波山ロープウェイのつつじヶ丘駅すぐそばに建つ、山頂に最も近い眺望自慢のホテル。日曜日に、一泊朝食付きで利用して来ました。
この日は、2階のトイレ・シャワー室付き10畳和室に宿泊。シャワー室が全面ガラス張り、トイレの便座も電動開閉と、まるでモダンなシティホテルのようで驚く。窓から見える夜景も綺麗で、晴れればスカイツリーまで見られるそうです。
早速、1階の大浴場「天空の湯」へ。正面玄関から、左へ真っ直ぐ廊下を進みます。突き当たりの扉を開けると、別棟の温泉棟。鍵付きロッカーもある、綺麗な脱衣場です。浴室に入ると、右側に7人分のシャワー付きカランがある洗い場。一人分づつ、仕切られています。アメニティは一般的なもの。12人サイズのタイル張り木枠内湯には、うっすら緑がかった透明のアルカリ性単純温泉[源泉名:筑波山温泉(双神の湯)]が満ちています。源泉25.7℃を、41℃位に加温。PH10.25もあるので、肌がすべすべする浴感です。加水あり、循環濾過ありながら、塩素臭は気になりません。
続いて、外の露天風呂へ。6人サイズの御影石造り浴槽で、湯温は41℃位。もう1つ、2人サイズの石造り六角形浴槽「薬草の湯」もあります。こちらは、漢方薬の入浴剤入りで、湯温はやはり41℃位。いずれも、関東平野の夜景を眺めつつ、のんびりできました。
朝食は、1階のラウンジで和定食。水戸納豆が付く、定番メニューでした。食後も、朝日を浴びながら、眺望と温泉を満喫。夕食も食べていれば、もう少し評価も上がったかもしれません。 -
茨城県西部に位置する桜井市真壁町にある、忠臣蔵ゆかりの伝正寺門前に佇む老舗宿。かつて、太宰治や室生犀星も投宿したのだとか。日曜日の夕方、日帰り入浴してみました。
慶応3年(1867年)創業ですが、平成25年9月に本館を全面改装した為、外観はモダンな佇まいに変わっています。入浴料800円は、玄関左手のフロントで。廊下を真っ直ぐ奥に進み、突き当たりの扉を開けると階段。下りたところに、男女別の大浴場があります。この日は男湯に湯が張られてなく、女湯の方を使わせて頂くことに。棚にプラ籠が並ぶ、きれいな脱衣場。小タオルが完備されています。ガラス越しに岩を眺める、変わった造りの浴室。広い洗い場には、シャワー付きカランが6人分。アメニティは、ワイン配合です。8人サイズの御影石造り内湯には、無色透明の単純鉄(Ⅱ)泉(炭酸水素塩型)[源泉名:空欄]が満ちています。自然湧出(毎分5L)の源泉11.6℃を、40℃位に加温。ちょっとぬるかったので、加温蛇口をオープンにして、かけ流し状態へ。自分で調整できるのは、いいですね。PH6.1ながら、肌がややスベスベする浴感です。分析書では鉄が多いようですが、なぜか口に含むも無味無臭!? 微かに鉱物臭はするものの、温泉の個性が感じられないのは、ちょっと残念かな。露天風呂はありませんが、貸切状態だったのでまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン13mg、マグネシウムイオン5.7mg、カルシウムイオン9.2mg、総鉄イオン35mg、マンガン(Ⅱ)イオン6.3mg、塩素イオン11mg、硫酸イオン5.1mg、炭酸水素イオン160mg、メタケイ酸25mg、成分総計0.2739g -
大仙山の麓に位置し、田園風景が広がる静かな温泉地である畑毛温泉。東海道唯一の国民保養温泉地にも、指定されています。この地に、明治43年(1910年)創業した老舗旅館。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料は通常500円ですが、この日は温泉博士の特典でタダで入浴。受付を済ませ、玄関から右手に廊下を進みます。左に曲がると、男女別の大浴場。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場。100円返却式ロッカーもあります。浴室左側に、4人分のシャワー付きカランのある洗い場。3つに分かれたタイル張り石枠内湯は、L字形に配置され、うっすら青みがかった透明のアルカリ性単純温泉(源泉名:韮山温泉土地第3号 畑毛2号)が満ちています。源泉29.2℃を、浴槽ごとに温度を変えて加温。一番右の12人サイズ「源泉風呂」で湯温35℃位、真ん中の4人サイズ「中温風呂」で39℃位、そして左側の4人サイズ「高温風呂」で41℃位です。いずれも、ジェット水流付き。PH8.7で、肌がスベスベする浴感。循環濾過ありで、塩素臭が気になります。露天風呂はありませんが、窓の外には石灯籠と赤い円筒形ポスト。ほとんど貸切状態で、ゆっくりできたのは良かったです。
主な成分: ナトリウムイオン44.7mg、カルシウムイオン9.5mg、炭酸水素イオン72.4mg、炭酸イオン4.8mg、塩化物イオン12.3mg、硫酸イオン34.5mg、メタケイ酸33.6mg、成分総計0.213g -
湯河原温泉を流れる藤木川沿いに佇み、こごめ橋の近くにに建つ、鉄筋5階建ての温泉宿。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料1000円は、玄関左手のフロントで。ロビー右奥の階段を上がり、廊下を奥に進むと、男女別の大浴場があります。男湯は、手前の浴室「華の湯」(ちなみに、女湯は「香の湯」)。棚にプラ籠が並ぶ、広い脱衣場です。浴室に入ると、左側にはシャワー付カランが3人分と、右側にはカランのみが2人分の洗い場。アメニティは一般的なものです。奥にある、10人サイズのタイル張り石枠内湯から、うっすら青みがかった透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉[源泉名:湯河原温泉 混合泉(権現山サービランス)]が、チョロチョロとオーバーフローしています。源泉60.1℃を、加水して42℃位に調整。PH8.6で、肌がややスベスベする浴感です。口に含むと、ちょっぴり塩味。窓はすりガラスで、景色は望めませんが、花火のタイル画を眺めつつまったり。透明感のある、かけ流しのフレッシュな湯を、貸切状態で楽しめました。
主な成分: ナトリウムイオン368.0mg、カルシウムイオン117.0mg、塩素イオン549.0mg、硫酸イオン325.0mg、炭酸水素イオン43.0mg、メタケイ酸87.0mg、成分総計1.536g -
湯河原温泉の湯治宿「ままねの湯」手前にひっそりと佇む、木造二階建の小さな宿。こちらは、看板が出ていなければ、普通の民家にしか見えない外観。公式HPも無ければ雑誌等に載っているわけでもなく、旅館組合のHPにちょこっと出ている程度なので、近隣の方か余程の温泉好きな方しか、日中は訪れないかと思います。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
実際に玄関の前に立っても、ホントに日帰り入浴やってんの?と言わんばかりに、静まりかえった様子。程なくご主人が現れ、入浴料500円を払います。廊下を奥に進み、左へ曲がった突き当たりに男湯。棚にプラ籠が並ぶ、狭めの脱衣場。ドライヤーはありません。浴室に入ると、左側に2人分の蛇口がある洗い場。一応、アメニティもあり。8人サイズのタイル張り石枠内湯には、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名:湯河原温泉 第59号)が、源泉かけ流しにされています。源泉65.8℃を加水・加温せず、41℃位に調整。PH7.7で、肌がスベスベする浴感です。湯口の蛇口には、塩のような成分の結晶がこんもり付着。口に含むと、まろやかな味がします。先客が程なく上がられ、その後貸切状態でまったりできました。
正直なところ、館内は雑然としており、とても綺麗とは言えません。でも、混雑したメジャーな湯処より、お湯さえ良ければいい、しかも安けりゃ更にいいという場合は、穴場的な湯処ですよ。
主な成分: ナトリウムイオン230mg、カルシウムイオン88.1mg、塩素イオン278mg、硫酸イオン266mg、炭酸水素イオン67.1mg、炭酸イオン6.6mg、メタケイ酸83.0mg、成分総計1048mg -
古くは万葉集にも詠まれた、湯河原温泉の高台に佇む日帰り入浴施設。「こごめ」とは、「奥地にひそまっている」の意味とも、また「子込め」「子産め」の意味で、身ごもる、懐妊の湯として知られた温泉であるとも言われているのだとか。平日の午前中、利用して来ました。
入浴料は通常1000円ですが、公式HPに100円割引券があったので、利用しました。玄関から右手奥に進み、階段を下りて地下1階の大浴場「万葉の湯」へ(もう1つは「小梅の湯」)。棚と、貴重品BOX、籐籠もある脱衣場。浴室に入ると、左側に洗い場があり、アメニティも備え付けです。石造り内湯は2つに分割され、左側が8人サイズで、右側は18人サイズ。共に、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉[源泉名:湯河原温泉 混合泉(権現山サービランス)]が満ちています。源泉60.1℃を、加水・加温して、小さい浴槽で41℃位、大きな方で40℃位で供給。PH8.6で、肌がややスベスベする浴感です。循環濾過ありですが、塩素臭は気になりません。
続いて、外の露天風呂へ。東屋風の屋根が付いた、10人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。口に含むと、ちょっぴり塩味がします。囲まれていて周りの景色は望めませんが、巨石を配してなかなかの風情。土日とは違い、お客さんもまばらで、まったりできました。
また、2階には無料の畳敷き休憩室もあり、ここからの眺めが素晴らしい! 入浴料が高いので、できれば半日ゆっくりするのがオススメです。その際は、150m坂道を上った先にある、無料駐車場を利用した方がいいでしょう。施設のすぐ左側の駐車場だと1時間100円なので、時間が気になってのんびりできませんから。
主な成分: ナトリウムイオン368.0mg、カルシウムイオン117.0mg、塩素イオン549.0mg、硫酸イオン325.0mg、炭酸水素イオン43.0mg、メタケイ酸87.0mg、成分総計1.536g













