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古くは万葉集にも詠まれた、湯河原温泉の高台に佇む日帰り入浴施設。「こごめ」とは、「奥地にひそまっている」の意味とも、また「子込め」「子産め」の意味で、身ごもる、懐妊の湯として知られた温泉であるとも言われているのだとか。平日の午前中、利用して来ました。
入浴料は通常1000円ですが、公式HPに100円割引券があったので、利用しました。玄関から右手奥に進み、階段を下りて地下1階の大浴場「万葉の湯」へ(もう1つは「小梅の湯」)。棚と、貴重品BOX、籐籠もある脱衣場。浴室に入ると、左側に洗い場があり、アメニティも備え付けです。石造り内湯は2つに分割され、左側が8人サイズで、右側は18人サイズ。共に、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉[源泉名:湯河原温泉 混合泉(権現山サービランス)]が満ちています。源泉60.1℃を、加水・加温して、小さい浴槽で41℃位、大きな方で40℃位で供給。PH8.6で、肌がややスベスベする浴感です。循環濾過ありですが、塩素臭は気になりません。
続いて、外の露天風呂へ。東屋風の屋根が付いた、10人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。口に含むと、ちょっぴり塩味がします。囲まれていて周りの景色は望めませんが、巨石を配してなかなかの風情。土日とは違い、お客さんもまばらで、まったりできました。
また、2階には無料の畳敷き休憩室もあり、ここからの眺めが素晴らしい! 入浴料が高いので、できれば半日ゆっくりするのがオススメです。その際は、150m坂道を上った先にある、無料駐車場を利用した方がいいでしょう。施設のすぐ左側の駐車場だと1時間100円なので、時間が気になってのんびりできませんから。
主な成分: ナトリウムイオン368.0mg、カルシウムイオン117.0mg、塩素イオン549.0mg、硫酸イオン325.0mg、炭酸水素イオン43.0mg、メタケイ酸87.0mg、成分総計1.536g18人が参考にしています