きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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深耶馬渓の紅葉の名所として知られる折戸渓谷に位置し、静かな山の中にポツンと佇む、民家のような二階建の共同浴場。外観は昔の建物ですが、中は2015年にリフォームされて綺麗になっています。平日の午後、利用してみました。
入浴料200円は、玄関を入って右側の受付で。すぐに男女別の浴室があり、男湯は奥です。階段の下の棚にプラ籠が並ぶ狭い脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。共同浴場なので、石鹸などのアメニティはありません。
壁際に4人サイズの石造り内湯があり、うっすら褐色がかった透明の単純温泉(源泉名: 折戸温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温44.8℃を、加水・加温せず40℃位で供給。PH8.4で、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。塩ビ管の湯口からゴボゴボと間欠的に注がれ、口に含むとモール臭がして小甘味。小さな薄茶色の湯の花も見られます。
窓を開けると、ほとんど花が散ってしまった桜の木と山々を望む景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。次回は桜が満開の頃、いや紅葉の季節に来て、向かいに建つ小さな宿「つきのほたる」に泊まって、のんびりと湯浴みをしてみたいものです。
なお、詳しい分析書は掲示されておらず、受付で尋ねてみても、玄関脇の簡易的なものだけしかないのだとか。源泉かけ流しの使用状況表示は、しっかりとありました。 -
投稿日:2019年11月12日
別府湾を望む絶景リゾート温泉(スパ&リゾート ホテルソラージュ大分・日出)
きくりんさん [入浴日: 2019年4月15日 / 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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44.0点
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0 - 点
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0 - 点
JR日豊本線の日出駅から、車でおよそ10分弱。名水の郷としても知られる日出町の海岸沿いに佇む、平成21年に開業した温泉付きリゾートホテル。また、別府八湯温泉道の対象施設でもあります。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
通常入浴料650円は、玄関を入った左側のフロントで。この日は、「温泉博士」の特典でタダで入浴。フロントの奥を左手に進んだ突き当たりに、男女別の大浴場があります。男湯は奥の「ひこの湯」(女湯は右手の「ひめの湯」) です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に14人分のシャワー付カランと、左側手前に2人分のシャワーブース(その奥は2人分の打たせ湯)がある洗い場。アメニティはアロマ系です。
窓際に18人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら緑褐色がかった透明のナトリウム・塩化物ー炭酸水素塩泉温泉[源泉名: スパ&リゾートホテルソラージュ大分・日出(大神温泉)]が満ちています。泉温44.6℃を加水・加温して、41℃位で供給。PH7.7ながら、肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、ほのかに旨じょっぱい。公式HPを見ると、循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。
中央に6人サイズのジャグジーと、左側に4人サイズのジェット水流付座湯もあります。いずれも、湯温は41℃位でした。
続いて自動ドアのガラス戸を開け、外の露天風呂へ。屋根付6人サイズの石造り浴槽があり、湯温は40℃位。開放感に溢れ、別府湾を一望する素晴らしい景色です。時間帯が良かったのか貸切状態でしたが、浴室内は撮影禁止だったのが残念。とはいえ、この日はお天気も良かったので、行き交う船を眺めつつまったりできました。
十分温まったら、デッキチェアで潮風に吹かれながら、のんびりとクールダウンもできるのもいいですよ。
ラドン含有量: 0.30×10-10 (Ci/kg)
主な成分: リチウムイオン0.5mg、ナトリウムイオン600.9mg、アンモニウムイオン32.0mg、マグネシウムイオン80.8mg、カルシウムイオン100.7mg、ストロンチウムイオン0.4mg、マンガンイオン1.8mg、鉄(II)イオン1.1mg、アルミニウムイオン0.2mg、塩素イオン1179mg、臭素イオン4.0mg、硫酸イオン5.2mg、リン酸水素イオン1.0mg、炭酸水素イオン567.4mg、メタケイ酸172.0mg、メタホウ酸2.8mg、遊離二酸化炭素57.2mg、成分総計2.874g
※なお、平成21年の分析書だったので、そろそろ更新かも知れません。 -
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JR日豊本線の杵築駅から、車で約5分。国道10号線を山香方面へ進むと、ハーモニーランドを過ぎた国道沿いの右側に佇む、黄色の屋根の建物が目印の日帰り温泉施設。また、九州温泉道の対象施設でもあります。平日の午前中、利用して来ました。
入浴料300円は、入口右側の受付で。ドアを開けると、そこはもう広い浴室の一部です。奥へ歩くと、浴室と一体型となった簡単な仕切りだけの脱衣場。100円返却式ロッカーが並び、ドライヤーはなし。左側に、5人分のシャワー付カランがある洗い場。石鹸などのアメニティはありません。
巨石を配した岩風呂が4つあり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 赤松温泉)が源泉かけ流しにされています。泉温は不明ですが、手前の9人サイズで40℃弱位、真ん中6人サイズで42℃弱位。奥の6人サイズで44℃弱位。一番奥が熱く、そこから真ん中、手前へとオーバーフロー。湯口は浴槽内で、新鮮な湯を直接供給。肌がツルヌルする浴感です。また、入口近くの6人サイズの浴槽は水風呂でした。
窓から、ハーモニーランドを見上げる景色。黄色いテント屋根を透過した光で全体的に黄色く見える浴室に、配置された鳥カゴから聞こえるカナリア等の小鳥のさえずり、そして流れる演歌のBGMは、B級感が溢れるというか、ちょっとしたカオスの世界。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン179.2mg、カルシウムイオン0.6mg、フッ化物イオン3.2mg、塩化物イオン14.8mg、臭化物イオン0.2mg、硫酸イオン2.6mg、炭酸水素イオン421.6mg、炭酸イオン41.9mg、メタホウ酸イオン41.2mg、硝酸イオン0.1mg、水酸化物イオン0.3mg、メタケイ酸20.0mg、遊離炭酸0.5mg、成分総計0.728g
※なお、平成5年の分析書だったので参考までに -
JR日豊本線の中津駅から、車で約20分。四方八方のどこから見ても同じ形に見えることから名づけられた八面山の麓に佇む、平成12年に開業した宿泊もできる和風温泉館。日曜日に、一泊朝食付で利用してみました。
宿泊棟は内湯なしの本館と内湯付離れの2つがあり、この日は本館の8畳広縁付き和室「葉月」の間に宿泊。窓から、竹林を眺める景色です。早速浴衣に着替え、宿泊者も無料で入れる日帰り温泉館「金色温泉館」へ。宿泊者用のストラップをフロントで渡して、ロッカーキーを受け取るシステムです。
縦長コインレス鍵付きロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。湯気抜きのある高い天井の浴室に入ると、壁には竹が貼りめぐらされています。左側に、15人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは炭系です。
窓際に巨石を配した16人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名: 金色温泉)が満ちています。泉温25℃を、加温して41℃位で供給。PH7.8で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むも、無味無臭。3人分のジェット水流も出ています。
続いて、外の露天風呂へ。右手に、半屋根付20人サイズの岩風呂「箭山の大露天」。箭山とは、八面山の別名なのだとか。湯温は、42℃弱位です。
また少し高い所に6人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃位。オーバーフローして、下の大露天へ注いでいます。更に大露天もオーバーフローしているので、かけ流し併用でしょうか。
左側へ階段を上がると、左側に半屋根付の岩風呂「うたた寝湯」があり、湯温は40℃弱位。丸太を通して枕になるようになっていて、まさにうたた寝しちゃいそうです。
更に階段を上がると、屋根付8人サイズのくの字形石造り浴槽があり、こちらは湯温41℃位。また、奥には2人分の湯量の多い打たせ湯もあります。山を借景とした造りで、山奥の秘湯を思わせる雰囲気でした。
一休みして、予約しておいた家族風呂「桶」へ。通常は2500円ですが、プランに含まれていたので、こちらも無料で利用します。トイレ付で、ドライヤーも完備。露天風呂で、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティはやはり炭系です。
1.5人サイズの石造り円形浴槽があり、湯温は40℃弱位。竹の湯口から勢いよく注がれ、オーバーフローもしています。景色は望めませんが、貸切なのでまったりできました。
大浴場と家族風呂のいずれも詳しい分析書と使用状況表示が掲示されていないので受付で尋ねると、いずれも循環・消毒ありとのこと。分析書は、浴室に掲示されている平成12年のものが最新とのことでした。
翌朝、朝食は料理屋「香露庵」で和定食を頂きます。お重に小鉢が入った盛付けで、鮭の塩焼・湯豆腐・ベーコンエッグ(玉子は好みでTKGにも)・サラダ・茄子の揚げ浸し・がめ煮など。オーソドックスなメニューなので、郷土色がもう少し欲しいかな。
食後は、宿泊者専用の「八面の湯」へ。男湯は、右側の「紅葉」です。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、こちらも炭系です。
窓際に7人サイズの岩風呂があり、湯温は40℃位。窓の外は塀なので、景色は見えません。ぬるめの湯で、チェックアウトまでまったりできました。
温泉県大分の湯処としては湯使いが少し残念ではありますが、山の上という立地や秘湯を思わせる雰囲気重視であれば、日帰りでも宿泊でも十分満足できるでしょう。
日帰り温泉館は朝10時オープンで宿泊者専用タイムがないため、泊まった翌日に利用できないのがちょっと残念ではありました。
ラドン含有量: 3.90×10-10 (Ci/kg)
主な成分: ナトリウムイオン151mg、マグネシウムイオン3.9mg、カルシウムイオン17.3mg、ストロンチウムイオン0.2mg、鉄(II)イオン0.1mg、フッ素イオン6.6mg、塩素イオン8mg、炭酸水素イオン445mg、炭酸イオン3.4mg、成分総計641.6mg
※平成12年の分析書だったので参考までに -
豊後高田市内を流れる桂川のほとりに佇む、地域市民の健康や福祉の増進、また交流を図ることを目的として、平成14年にオープンしたトレーニングルームや子育て支援施設を併設する公共施設の日帰り温泉。また、九州温泉道の対象施設でもあります。日曜日の午後、温泉だけ利用してみました。
通常入浴料300円(今年の10月から400円)は、入口を入って手前右側の券売機で。この日は、「温泉博士」のおとな子ども手形利用で、半額で入浴。受付の前に、家族風呂と男女別の大浴場があります。
この時の男湯は、手前の和風風呂(偶数日は男性が和風風呂・女性は洋風風呂で、毎日男女入れ替え)です。棚にプラ籠がと籐籠(100円有料ロッカーもあり)が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に11人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
窓際に20人サイズのタイル張り石枠内湯「全身浴」があり、湯温は42℃位。また手前の6人サイズのジャグジー浴槽「気泡浴」は、湯温40℃位、そして右手奥に2人分の打たせ湯もあります。内湯は全て、加水・加温・循環・消毒もアリアリなので、サクッと入って露天風呂へ。
目指すは、2つある源泉かけ流し浴槽の4人サイズの樽風呂です。手前は、茶褐色に濁った含二酸化炭素ーマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉(源泉名: 健康交流センター 花いろ第2源泉)が源泉かけ流し。泉温24.2℃を、そのまま供給。PH6.2で、さらりとした浴感です。
奥の方は、こちらも茶褐色にに濁った含二酸化炭素ーマグネシウム・ナトリウムー炭酸水素塩泉(源泉名: 健康交流センター 花いろ第1源泉)が源泉かけ流し。泉温30.9℃を、そのまま供給。PH6.5で、やはりさらりとした浴感でした。
飲泉場があり、口に含むと甘味のある炭酸味。奥には8人サイズの岩風呂もありますが、色はほぼ無色透明。加水・加温ありで、湯温は42℃位。循環・消毒もありなので、ちょっと温まってはまた源泉かけ流し浴槽へ。囲まれていて景色は望めませんでしたが、雨が降っていたせいかほとんど貸切状態で、交互浴を楽みつつまったりできました。
〈健康交流センター 花いろ第1源泉〉
主な成分: リチウムイオン1.2mg、ナトリウムイオン394.0mg、マグネシウムイオン330.0mg、カルシウムイオン162.0mg、ストロンチウムイオン1.4mg、バリウムイオン0.8mg、鉄(II)イオン4.7mg、フッ化物イオン0.2mg、塩化物イオン278.0mg、臭化物イオン0.9mg、リン酸ニ水素イオン0.2mg、炭酸水素イオン2730.0mg、メタケイ酸190.0mg、メタホウ酸31.1mg、遊離炭酸1130.0mg、成分総計5.303g
〈健康交流センター 花いろ第2源泉〉
主な成分: リチウムイオン0.8mg、ナトリウムイオン252.0mg、マグネシウムイオン197.0mg、カルシウムイオン139.0mg、ストロンチウムイオン1.0mg、バリウムイオン0.7mg、マンガンイオン0.2mg、鉄(II)イオン9.1mg、フッ化物イオン0.3mg、塩化物イオン169.0mg、臭化物イオン0.6mg、硫酸イオン0.4mg、炭酸水素イオン1770.0mg、メタケイ酸164.0mg、メタホウ酸19.5mg、遊離炭酸1080.0mg、成分総計3.840g -
JR日豊本線の宇佐駅から、車で約20分。国道213号線を国東半島方向へ進み、真玉川を渡った最初の小さな交差点を左折。住宅街の細い道を進んで行くと左側にある、真玉川の河口近くに佇む、昭和59年(1984年)に開業した湯処。以前は海門荘という旅館だったのですが、今は豊後高田市の観光まちづくり株式会社が引き継いで、日帰り温泉のみ運営。また、九州温泉道対象施設でもあります。日曜日の午後、利用して来ました。
入浴料350円は、左側の受付で。廊下の奥に、男女別の浴室があり、男湯は手前です。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
窓際に5人サイズのタイル張り石枠内湯があり、茶褐色に濁ったナトリウム・マグネシウムー塩化物泉(源泉名: 真玉 海門温泉)が源泉かけ流しにされています。泉温40.3℃を、加温・加水せずそのまま供給(湯温の低い時のみ、加温した地下水を加えるのだとか)。PH5.9で、少しキシキシする浴感です。湯口の湯を口に含むと、鉄臭がしてしょっぱい。透明度は15cm位でしょうか。
窓の外は住宅の屋根。小さな浴槽なので、浸かるたびに湯がオーバーフローします。湯の流れる音に癒されつつ、先客が上がられた後少しの間だけ、貸切状態でまったりできました。畳敷きの休憩室もあるので、湯上がりに寛げますよ。
主な成分: リチウムイオン4.9mg、ナトリウムイオン5560.0mg、マグネシウムイオン1010.0mg、カルシウムイオン959.0mg、ストロンチウムイオン14.2mg、バリウムイオン0.4mg、マンガンイオン2.2mg、鉄(II)イオン17.1mg、塩化物イオン11600.0mg、臭化物イオン40.7mg、ヨウ素イオン0.4mg、硫酸イオン1430.0mg、リン酸ニ水素イオン0.4mg、炭酸水素イオン1620.0mg、メタケイ酸211.0mg、メタホウ酸67.2mg、遊離炭酸669.0mg、成分総計23.532g -
国東半島の伊美港から、姫島港までフェリーで約20分。フェリー乗り場を出て、右手の東方向へ移動すること約4km。姫島の東側の海岸沿い佇む、姫島七不思議伝説の一つである拍子水を利用した温泉施設。日曜日の午後、利用してみました。
入浴料310円(小タオル付)は、左側の受付で。左手奥のスロープを上がった所に、男女別の浴室があり、男湯は左側です。
コインレス鍵付きロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。島民の方のアカスリタオルが干され、憩いの場であることが連想されます。浴室に入ると、右側手前に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、固形石鹸と一般的なシャンプーのみです。
窓際にタイル張り石枠内湯が2つあり、左側の4人サイズの方は緑褐色に濁った炭酸水素塩泉(源泉名: 拍手水温泉) を源泉かけ流しにしています。泉温24.9℃を、そのまま注ぐ冷泉。ph6.5で、肌がややスベスベする浴感です。湯面にアブラのような油膜が浮いていて、透明度は、20cm位でしょうか。冷たいのを我慢して浸かっていると、アワ付きも見られました。
右側の6人サイズの方は、42℃位に加温。真ん中から、ブクブクと泡が出ています。湯が減ったら、加温湯や冷泉のバルブを捻って湯を足すようにと注意書きも。湯船の縁は、茶褐色のウロコ状になった温泉成分の析出物で覆われています。
また左側に飲泉場もあり、口に含むと鉄臭がしてエグ味もある炭酸味。窓を開けると、海を一望する景色。交互浴を楽しみつつ、タイミングが良かったのか、しばらく貸切状態でまったりできました。
使用状況表示が無かったので受付の方に尋ねると、冷たい方は源泉そのままですが、温かい方は循環・消毒ありなのだそう。帰り際に、建物右手の池の所に源泉が湧いているので飲んでみてと勧められます。行ってみると、ボコボコと勢いよく湧出。飲んでみると、飲泉場よりシュワっと感が凄かったです。
日本書紀にも登場する比売語曽(ひめごそ)社の女神が、手拍子を打って天に願うと水が湧き出たという拍子水の伝説も面白いですが、海のすぐそばなのに塩化物泉ではなく、鉄分を多く含む炭酸泉が渾々と湧き出ているのも興味深いですね。
主な成分: リチウムイオン0.7mg、ナトリウムイオン122.0mg、アンモニウムイオン0.3mg、マグネシウムイオン225.0mg、カルシウムイオン254.0mg、ストロンチウムイオン5.4mg、マンガンイオン1.8mg、鉄(II)イオン9.6mg、フッ化物イオン0.4mg、塩化物イオン150.0mg、臭化物イオン0.4mg、硫酸イオン200.0mg、炭酸水素イオン1710.0mg、メタケイ酸145.0mg、メタホウ酸3.6mg、遊離炭酸1350.0mg、成分総計4.186g -
JR武蔵野線の吉川駅から、徒歩で約1分。スーパーライフの向かいに建つ、平成18年に開業した日帰り温泉施設。平日の朝一で、利用してみました。
入浴料800円(ぬくぬく~ポン利用で100円引き)と、コインレス靴箱キーは正面の受付で(今年の10月から、平日入浴料は通常1000円に改定)。引き換えに、精算用リストバンドを受取るシステムです。
15分前から入館でき、2階へ上がる階段の所でラジオ体操が始まったのには驚きました(おばあちゃん1人しか参加していませんでしたが)。駅近なので地元市民以外も多く利用されるはずですが、意外と地域密着型なのですね。
階段又はエレベーターで2階へ上がった奥の左手に、男女別の大浴場があります。男湯は右側。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ広い脱衣場には、ドライヤーも完備。
脱衣場脇に名物の智光薬湯がある小浴場もありますが、まずは階段を上がって3階の浴室へ。右側にかけ湯槽と2人分のシャワーブース、左側に20人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、炭系とクラシエ製です。
奥に進むと、左側に歩行浴槽「健美浴」があり、ジェット水流の圧注浴コーナーが4つ(うち2つはジェットが出てない)付いていて、湯温は36℃位。深さは手前が腰位なのに、奥は膝位までしかなく面白い。奥のサウナ前にも、6人サイズのタイル張り内湯「噴だし湯」があり、湯温は40℃位。ジェット水流付で、湯温は41℃位。これらは非温泉なので、サクッと入って右側奥の温泉槽へ。
アカスリ処の横に、4人サイズのタイル張り内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明のナトリウムー塩化物強塩泉(源泉名: 吉川温泉)が満ちています。泉温43.6℃を、加水(源泉:井水を3:7に希釈)・加温して41℃で供給。PH7.5で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。湯口の湯を口に含むと、ヨウ素臭がしてしょっぱい。奥に9人サイズのタイル張り内湯「ちょーぬる湯」 があり、湯温は35℃位。こちらは、色や湯口の温泉そのものが薄いようです。
続いて、外の露天風呂へ。右手に10人サイズの石造り浴槽があり、こちらは茶褐色に濁った温泉がかけ流しにされています。湯温は42℃位。濾過ありと表示され、かけ流し・循環併用とのこと。黒や茶色の湯の花が、大量に舞っています。まったりしていたら、アワ付きも見られました。左手には2人分の寝湯もあり、湯温は35℃位。ここは非温泉です。屋根付で、景色は空だけしか見えませんでした。
続いて階段を下り、いよいよ2階の浴室へ。浴室に入ると、右側に10人分のシャワー付カランがある洗い場もあります。
左側手前に6人サイズのタイル張り内湯があり、黄土色に濁った智光薬湯が満ちています。前日に30種類以上の生薬を調合し、翌朝に男女各6袋を踏んでタップリとエキスを出しているのだとか。湯温は40℃位。5分も経たずに、デリケートゾーンがジンワリとしてきたので、早めに上がります。
横に5人サイズの浴槽「五行石五色の湯」があり、湯温は41℃位。パワーストーンをあしらった浴槽のようです。また奥に、4人サイズのタイル張り内湯があり、こちらは温泉使用。湯温は42℃位ですが、色が薄く希釈されていそう。しばらく貸切状態で、まったりできました。
薬湯に入ったせいか、上がっても中々汗が引かず、思わず冷たいドリンクを注文。今回はちょっと寄って温泉に入っただけでしたが、ゆっくり食事をしたり大衆演劇を楽しめば、評価も高まるかも知れません。
主な成分: ナトリウムイオン7188mg、マグネシウムイオン176.0mg、カルシウムイオン339.4mg、鉄イオン2.9mg、アルミニウムイオン0.4mg、亜鉛イオン0.1mg、マンガンイオン0.4mg、アンモニウムイオン13.1mg、塩化物イオン12270mg、炭酸水素イオン296.5mg、炭酸イオン0.3mg、臭化物イオン45.4mg、ヨウ化物イオン9.8mg、メタケイ酸58.0mg、メタホウ酸148.2mg、メタ亜ヒ酸0.002mg、遊離二酸化炭素22.2mg、成分総計20.64g -
里山風景と茶畑が広がる飯能市名栗地区に位置し、入間川に架かる名栗川橋からほど近くの山あいに佇む、大正3年(1914年)に開業した老舗温泉旅館。豊かな自然を愛した若山牧水が度々投宿しており、木造2階建ての清風館と鉄筋5階建ての翠明館からなる大型旅館でもあります。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料1600円は、玄関から正面のフロントで。小タオルを受取り(バスタオルは脱衣場に完備)、右手奥のエレベーターで5階の展望大浴場へ。男湯は、左側の「牽牛の湯」(右側は女湯の「織姫の湯」)です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に9人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAのアロマ系です。
大きな2面のガラス窓際に、8人サイズの石造り内湯があり、無色透明の温泉法第2条該当泉(源泉名: 名栗温泉)が満ちています。総硫黄の項で該当。泉温17.0℃を加温して、41℃位で供給。PH8.5で、やや肌がスベスベする浴感です。使用状況表示はなく、オーバーフローも見られるので、かけ流し・循環併用でしょうか。
次に、洗い場の脇にある2人サイズの檜造り内湯へ。こちらは加温なしの冷泉浴槽。湯温は、25℃位かな。塩ビ管の細いパイプ2本から注がれ、口に含むとほんのり玉子臭がして円やかな味。オーバーフローしているので、こちらは源泉かけ流しと思われます。
続いて、外の露天風呂「天の川」へ。屋根付3人サイズの岩風呂で、湯温は41℃位に加温。正直小さくて、それほど風情もありません。
なので内湯に戻って、加温湯と冷泉の交互浴。水に濡れても大丈夫な、おとぎ話や童話の本も用意されています。窓ガラス越しには、山々の素晴らしい景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
湯上りに、冷えた狭山茶や名栗のおいしい水、無料のアイスキャンデーまであります。ちょっと入浴料が高いですが、静かに温泉を楽しむには良い湯宿かと思います。
主な成分: リチウムイオン0.02mg、ナトリウムイオン21.7mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン3.2mg、カルシウムイオン13.8mg、ストロンチウムイオン0.9mg、バリウムイオン0.1mg、フッ化物イオン0.6mg、塩化物イオン0.8mg、硫化水素イオン1.9mg、チオ硫酸イオン0.05mg、硫酸イオン10.4mg、炭酸水素イオン101.5mg、炭酸イオン1.2mg、メタケイ酸16.6mg、メタホウ酸0.9mg、遊離硫化水素0.06mg、成分総計174.6mg -
JR青梅線の奥多摩駅から北氷川橋を渡って、徒歩で約5分。日原鍾乳洞へ向かう日原街道から一本入った細い道沿い、清流日原川に面して建つ、奥多摩温泉郷の客室数全10室の小さな温泉宿。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料650円(貸しタオル大小付)は、玄関そばの事務室前で。右手奥に進むと、下へと続く階段があり、下りて右手奥へ進むと男女別の浴室 があります。コンクリートの壁に白と緑のツートンカラーのペイントが、ちょっとレトロです。
棚にリボン編み籠が並ぶこじんまりとした脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティはリーブルアロエです。
窓際に3人サイズのタイル張り石枠内湯があり、ちょっぴり青みがかった透明のアルカリ性単純硫黄温泉(源泉名: 鶴の湯温泉)が満ちています。泉温29.7℃を加温して、41℃位で供給。PH9.8ながら、やや肌がスベスベする浴感です。加水もありで、循環・消毒あり。ジェット水流が、2本出ています。
飲用ではないと書かれた湯と水の蛇口があり、加温湯の方はかなり熱い。両方出すと、いい湯温でかけ流し状態に。ただし、消毒臭も強くなったので、すぐ止めました。窓を開けると、簾と木々越しに日原川の美しいせせらぎ。ずっと貸切状態で、まったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン72.4mg、アンモニウムイオン1.8mg、カルシウムイオン1.2mg、フッ化物イオン2.3mg、塩化物イオン9.9mg、ヨウ化物イオン0.6mg、水酸化物イオン1.1mg、硫化水素イオン4.5mg、硫酸イオン0.7mg、リン酸水素イオン0.7mg、炭酸水素イオン65.6mg、炭酸イオン31.3mg、メタケイ酸水素イオン54.0mg、メタホウ酸イオン3.3mg、成分総計0.249g