きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
- 並び順
-
口コミ最新投稿順 |
-
投稿日:2020年4月22日
ガストロノミーな湯宿へ進化(ryugon(旧温泉御宿 龍言))
きくりんさん [入浴日: 2019年8月12日 / 1泊]
55.0点
-
44.0点
-
55.0点
-
55.0点
-
55.0点
JR上越線の六日町駅から、車で約6分。国民保養温泉地の六日町温泉にどっしりと佇む、昭和44年(1969年)に開業した平屋造りの湯宿。庄屋や豪農の館を移築し、国の登録有形文化財に指定されています。平日に、一泊二食付で利用してみました。
チェックインは、玄関横のモダンな赤い大きなソファがある板間で。ウエルカムデザートは、ハッカジェラートです。この日は、本館1階のClassic(古民家)コンフォート和室「湖月の間」に宿泊。10畳で、トイレ・バス付ですが、テレビはありません。Wi-Fi ありで、窓から建物と小さな池を眺める景色です。
早速浴衣に着替えて、畳敷きの廊下を歩いた突き当たりにある大浴場「圓(まどか)の湯」へ。棚と籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。天井の高い「土蔵造」の浴室に入ると、左側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、日本酒「八海山」から生まれた「cotte」です。
右側に12人サイズの石造り内湯があり、無色透明のナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 13号源泉・六日町温泉 第15号井の混合泉)が満ちています。泉温52.9℃を、41℃位で供給。PH7.6で、やや肌がスベスベする浴感です。放流・循環併用で消毒ありですが、塩素臭は気になりません。
続いて、奥の露天風呂へ。半屋根付7人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃位。湯口の湯を口に含むも、無味無臭です。池と建物越しに裏山を望む景色を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
脱衣場に飲料水はありませんが、囲炉裏ラウンジにレモン水やオレンジジュース、コーヒーや紅茶、おかき等が揃っています。
一休みして、夕食はメインダイニングへ。地元の伝統料理をベースにした、雪国ガストロノミーフルコース。ちなみにガストロノミーとは、郷土料理や地酒をその土地の文化的背景や、風土、暮らしに根付いた調理方法で頂くことのようです。窓際の石庭を眺めつつ、お品書き付で一品づつ供されます。
まず最初は、香り立つあたりたて胡麻料理。胡麻豆腐・高野豆腐利休揚げ・インゲンの胡麻和えで、胡麻の香りも芳ばしく、胡麻豆腐がクリーミーでふわふわです。続いて、冷やし枝豆すり流し。夏の定番とも言える料理だそうで、鮮やかな緑色の汁に団子が入っています。次は、雪国とせ。おかひじき白和え・ごぼう大豆のうま煮・玉蜀黍のフリット・糸うり酢味噌・焼き茄子生姜醤油・辛子なますを、丸籠に入れた小鉢で。「とせ」とは方言で暮らしを意味するのだとか。牛蒡がとても柔らくて驚きます。ワイングラスに注がれた、冷えた八海山吟醸が止まりません。次は、雪国にぎり。日本海鮮魚(この日はメバル)・八海山の水で育った岩魚・オクラ握り梅肉乗せで、岩魚は全く臭みなし。続いて、ゆうごう(夕顔)と夏野菜の炊合せ。夕顔が出汁を吸って美味しいです。ここで、宿酒仙七の無濾過生原酒を追加。さらに、日本海天然甘鯛立て焼き。食事処の中央で炭火で焼かれ、串に刺さったままがいいですね。そしていよいよ、A5新潟和牛雪室熟成ロースト。山椒と醤油のソースで、赤身と脂のバランスが良く美味しい。〆に、魚沼産コシヒカリ塩沢地区限定一等米の御飯とけんちん汁。ご飯のお供で夏野菜の油炒めが出てきますが、1人分の小さな土鍋で炊かれたツヤツヤのお米が旨いので、要らない程です。最後のデザートは赤シソのゼリーのはずでしたが、メロン・マカロン・クッキーも出て、コーヒーと共に満足。品数は多いものの一品の量は少なめで、日本酒に合う上品な味付けです。食後は、食事処の手前のガーデンテラスを望むソファで寛げました。
翌朝も、朝風呂へ。内湯がぬるめだったので、のんびり浸かれて良かったです。
朝食は、昨晩と同じメインダイニングで。お品書き付で、朱色の紋が入った食器で供されます。林檎ジュースに、えごのり・やっこオクラたたき・トマトコンポート。焼魚は真鯛で、芳ばしく焼かれ皮まで旨い。手作り納豆は豆の食感が良く、茶碗蒸、飛龍頭は中が柔らかい。こんにゃく山椒煮と煮しめを、魚沼産コシヒカリ塩沢地区限定一等米・HATAGO味噌の味噌汁とともに。さりあえ(郷土料理で野菜の味噌漬やゴマ、柚子の皮などをみじん切りにし、砂糖で甘く味付けした和え物で、ご飯の上にかけて食べる)も面白く、米粉のチーズケーキと八色スイカ、コーヒーでお腹いっぱい。もともと郷土料理は好きですが、ガストロノミーっていいですね。
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン374.2mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン1.4mg、カルシウムイオン58.9mg、ストロンチウムイオン0.9mg、バリウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.1mg、鉄(II)イオン0.2mg、フッ化物イオン3.5mg、塩化物イオン582.1mg、臭化物イオン1.8mg、ヨウ化物イオン0.5mg、硫酸イオン41.4mg、炭酸水素イオン97.8mg、炭酸イオン0.3mg、メタケイ酸46.9mg、メタホウ酸27.3mg、遊離二酸化炭素4.1mg、成分総計1252mg -
-
北越急行ほくほく線のまつだい駅から、車で約20分。草津・有馬と並ぶ日本三大薬湯の一つに数えられる松之山温泉の中心地に佇む、明治28年(1895年)に開業した鉄筋4階建ての大型旅館。一度行ってみたいと思っていたので、平日の午後に日帰り入浴してみました。
玄関にスロープも付いた、老舗旅館ながらバリアフリーに配慮した造り。入浴料1000円(小タオル付)は、左側のフロントで。廊下やラウンジは畳敷きで、足に優しく寛げます。
まずは、フロントすぐ近くの大浴場「ほんやらの湯」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、手前と左側に8人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、POLAの「ひととき」です。
中央に寝湯スペースが付いた8人サイズのタイル張り木枠内湯があり、うっすら白く濁ったナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名: 鷹の湯1号・鷹の湯2号・鷹の湯3号)が満ちています。泉温85.5℃を加水して、42℃強位で供給。PH7.5で、やや肌がスベスベする浴感です。湯使いは、循環・かけ流し併用。ヨウドパワーによる滅菌を行い、消毒臭は気になりません。
続いて、奥の露天風呂へ。半露天のような屋根付7人サイズの岩風呂で、こちらは源泉かけ流し(高温の為お湯はり時のみ加水あり)。湯温は42℃強位で、細かな白い湯の花舞っています。小さな池と山の斜面を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
一度服を着てエレベーターで3階へ上がり、畳敷きの廊下を通って露天風呂「月見の湯」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。カランのある洗い場もありません。
東屋風の屋根付10人サイズの石造り木枠浴槽があり、うっすら白茶色に濁った温泉が、源泉かけ流し(冬の極寒時のみ加温あり)にされています。手前の4人サイズと奥の6人サイズに丸太で仕切られますが、中は繋がる構造。湯口のある手前が41℃位で、奥は42℃位です。小さな白い湯の花も、沢山舞っています。湯口の湯を口に含むと、アブラ臭と硫化水素臭が混じった匂いがして塩辛くエグい味。森の緑と青空の景色を眺めつつ、先客が上がられた後に貸切状態でまったりできました。
いつか冬の寒い時期に訪れ、雪にすっぽりと包まれた「月見の湯」で、深々と降る雪を眺めながら、湯浴みをしてみたいものです。
主な成分: リチウムイオン1.9mg、ナトリウムイオン3500mg、アンモニウムイオン31mg、マグネシウムイオン2.1mg、カルシウムイオン1900mg、ストロンチウムイオン27mg、バリウムイオン1.1mg、マンガンイオン0.18mg、鉄(Ⅲ)イオン0.03mg、フッ素イオン2.8mg、塩素イオン8900mg、臭素イオン25mg、ヨウ素イオン10mg、硫酸イオン72mg、炭酸水素イオン15mg、メタケイ酸110mg、メタホウ酸250mg、遊離二酸化炭素0.8mg、成分総計14.979g -
JR飯山線の越後田中駅から、徒歩で約5分。悠々と流れる信濃川の河畔にひっそりと佇む、昭和38年に開業した客室数12室の越後田中温泉の一軒宿。また、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。平日の午前中に、日帰り入浴して来ました。
入浴料600円は、右側の受付で。平成23年にリニューアルをしており、館内はとてもきれいです。ロビーから、畳敷きの廊下を奥に進んだ左側に、男女別の大浴場があります。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは資生堂製です。
奥に8人サイズのタイル張り石枠浴槽があり、うっすら緑褐色がかった透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 田中温泉2号源泉)が満ちています。泉温31.6℃を、加温して41℃位で供給。PH9.2で、肌がスベスベする浴感です。つるつる美人の湯として、地元の方にも親しまれているのだとか。加水なしで、循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。
続いて、左側の通路を通って露天風呂へ。窓にガラスがはまっていない、半露天の造り。3人サイズの石造り浴槽で、こちらはサラサラとオーバーフローしています。湯口の湯を口に含むと、ほんのりモール臭と硫黄臭が混じったような匂いがして少甘味。白い小さな湯の花も、たくさん舞っています。中庭と池越しに、遠く山を望む景色。湯口付近にいたら、少しアワ付きも。ずっと貸切状態で、まったりできました。
春には宿を囲むように桜が咲き乱れるとのことですが、雪深い地域の湯宿だけに冬の雪見風呂もまた心ひかれますね。
主な成分: ナトリウムイオン73.3mg、カルシウムイオン1.7mg、鉄(II)イオン0.3mg、フッ化物イオン0.2mg、塩化物イオン25.7mg、硫化水素イオン0.8mg、チオ硫酸イオン1.3mg、炭酸水素イオン111.8mg、炭酸イオン13.4mg、メタホウ酸イオン0.5mg、メタケイ酸108.9mg、遊離二酸化炭素0.1mg、成分総計341.4mg -
東京メトロ銀座線の田原町駅から、徒歩で約3分。浅草の国際通りから、ふれあい通りへと入って、バーねもの角を右折した路地裏の奥へ。コインランドリーを併設する、江戸時代から150年以上続いた温泉銭湯。インパクトのある名前は、昔この近くに蛇骨長屋があったことに由来するのだとか。残念ながら、令和元年5月31日に惜しまれつつ閉館してしまいましたが、その前に平日の午後利用してみました。
入浴料460円は、玄関左側にある英韓中日の4ヶ国語対応の券売機で。右手のコインレス鍵付(鍵にはかわいい鈴付)下駄箱へ靴をしまい、フロントで入浴券を渡すシステム。左側が男湯です。
平成21年に改装されたという、コインレス鍵付ロッカーが並ぶ広く綺麗な脱衣場。ドライヤーは、3分20円です。天井の高い浴室に入ると、両サイドと奥、中央に24人分の固定シャワー付カランがある洗い場。カランも温泉で、アメニティも置かれています。
左手奥に7人サイズのタイル張り石枠L字型内湯 があり、茶褐色がかった透明の温泉法第二条該当泉(源泉名: 蛇骨湯)が満ちています。メタケイ酸・重炭酸ソーダの項で該当。泉温18.5℃を加温して、42℃位で供給。PH8.37で、肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。蛇口もあり、口に含むと無臭で微甘味。奥の深いところに、ボディージェット、ハイパージェット、電気風呂があります。奥の壁一面には、美しい富士山のタイル絵。男湯側には松、女湯側は桜でしょうか。
続いて、左側のひさしの所にある露天風呂の入口へ。左手前に6人サイズの石造り浴槽があり、湯温は42℃位。また奥に4人サイズの石造り浴槽もあり、こちらは水風呂で20℃位。冷却機の故障で水温が高いと書かれていましたが、交互浴に丁度良かったです。巨石を配した坪庭や、横にでっぷりと太った錦鯉が泳ぐ池、小さな滝を眺めつつ、まったりできました。「まさか無くなるとはね」と、常連さんたちの会話。さみしさに後髪を引かれる思いで、銭湯を後にしたのを思い出します。
そういえば、久住昌之氏が原作したドラマ「昼のセント酒」の最終回にも登場していましたね。人との縁の大切さを描いた、心温まる放送回でした。江戸時代から令和へ、老若男女、世界中の様々な国の人たちに愛されてきた湯処が、姿を消してから約1年弱。何かの縁で、また雄大な富士山のタイル絵が見られる日が来ることを願うばかりです。
主な成分: ナトリウムイオン124.2mg、アンモニウムイオン2.4mg、マグネシウムイオン15.2mg、カルシウムイオン29.7mg、フッ素イオン0.1mg、塩化物イオン129.2mg、臭化物イオン0.4mg、硫化水素イオン0.2mg、硫酸イオン5.5mg、炭酸水素イオン309.6mg、メタケイ酸59.2mg、メタホウ酸0.5mg、成分総計0.695g -
投稿日:2020年4月9日
パチンコ屋さんの裏手(湯元旅館かなわ荘(旧 湯元KANAWA)(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2019年4月20日 / 2時間以内]
55.0点
-
55.0点
-
44.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
国道500号線の鉄輪温泉入口交差点から程近い、パチンコ屋さんの裏手に佇む純和風の温泉旅館。また、九州温泉道と別府八湯温泉道の対象施設でもあります。土曜日の午後、日帰り入浴してみました。
公式HPのアクセス方法を見ると、パチンコ屋さんの駐車場に入ってとありますが、小さな車ならパチンコ屋さんを回り込むように細い道を通っても行けます。
入浴料500円は、玄関から右手奥のフロントで。内湯か露天風呂のどちらかを選びますが、この日は露天風呂を選択。フロント左手から外へ出て、通路の右側にある男女別露天風呂「遊谷洞」 へ。棚に編み籠が置かれた脱衣スペースには、ドライヤーなし。洗い場にカランは無く、アメニティは1組置かれています。
右側に18人サイズの岩風呂があり、無色透明のナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名: 湯元旅館 かなわ荘)が、かけ流しにされています。真ん中あたりで瓦を積み上げた壁でちょっと区切られていますが、泉温43.5℃を加水して手前の湯尻の方で41℃位、奥の湯口がある方で43℃位で供給。PH7.0で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口は、浴槽の中。塀に囲まれて景色は望めませんが、巨石と木々に囲まれとっても静か。週末の午後にもかかわらず、たまたまなのか貸切状態でまったりできました。
家族風呂も立ち寄りで利用できますが、スタッフの方の応対も良かったので、一度泊まって宿泊者専用の砂湯も次回は利用してみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン457.3mg、マグネシウムイオン5.0mg、カルシウムイオン32.5mg、鉄(II)イオン0.9mg、鉄(Ⅲ)イオン0.1mg、マンガンイオン0.2mg、アルミニウムイオン0.2mg、塩化物イオン616.9mg、硫酸イオン216.3mg、炭酸水素イオン24.5mg、炭酸イオン0.9mg、メタケイ酸308.2mg、メタホウ酸45.8mg、遊離二酸化炭素27.4mg、成分総計1.898g
※なお、分析書は内湯の方にありましたが、平成17年の古いものだったので参考までに。 -
-
血の池地獄などがある県道218号線から細い道に入ったところに佇む、長泉寺というお寺の境内にある湯処。また、別府八湯温泉道の対象施設でもあります。土曜日の午後、利用して来ました。
まずは境内に入って、右側奥の玄関にて受付・署名が必要です。入浴料は、そこにあるお賽銭箱に。戻って、門の左側にある湯小屋「薬師乃湯」へ。棚にプラ籠がある簡易的な脱衣場には、もちろんドライヤーなし。洗い場には、カランやアメニティもありません。
左側に 3人サイズ石造り内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明の酸性泉(分析書なし)が、源泉かけ流しにされています。なんと、近くの龍巻地獄からの引き湯なのだとか。かなり高温の泉温と思われますが、湯温は43℃位。さらりとした浴感です。飲泉コップがあり、湯口の湯を口に含むと少し酸っぱい。桶やバケツに湯を汲み置き、冷まして熱い時に投入することで、温泉が薄まらないようにしています。
お寺の境内にあるだけにとても静かで、狭い湯屋ならではのプライベート感も。別府市内から自転車で来たという先客のお兄さんが上がられた後、ずっと貸切状態でまったりできました。 -
JR日豊本線の別府駅から、徒歩で約5分。別府市公会堂にも程近い、住宅街の中に佇む、コンクリート造りの現代風の外観が特徴的な市営の公衆浴場。昔この辺りは田んぼばかりで、畦道を通って足しげく通ったことから、こう呼ばれるようになったのだとか。また、別府八湯温泉道の対象施設でもあります。土曜日の午後、利用してみました。
入浴料100円は番台で。男湯は右側です。外観とは対照的に、中に入ってみると、脱衣場と浴室の間に仕切りの無い、昔ながらの湯屋の造り。棚だけの脱衣場にはドライヤーも無く、靴も棚の下に入れます。左側に4人分の蛇口がありますが、石鹸などのアメニティはありません。
中央に8人サイズのタイル張り石枠内湯があり、うっすら緑褐色がかった透明のナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩泉(源泉名: 田の湯温泉)が、かけ流しにされています。泉温51.0℃を加水して、43℃位で供給。PH7.5で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口は浴槽の中なので、味までは不明。床や浴槽の周りが、温泉成分で白茶色に変色しています。週末の午後だったので、やはりなかなかの賑わい。地元の方に混じって、有り難く良泉を楽しませて頂きました。
主な成分: リチウムイオン0.7mg、ナトリウムイオン119.0mg、マグネシウムイオン33.0mg、カルシウムイオン49.0mg、ストロンチウムイオン0.3mg、バリウムイオン0.2mg、マンガンイオン0.2mg、鉄(II)イオン0.4mg、塩化物イオン35.7mg、臭化物イオン0.1mg、チオ硫酸イオン0.1mg、硫酸イオン55.0mg、炭酸水素イオン492.0mg、メタケイ酸221.0mg、メタホウ酸2.0mg、遊離炭酸11.9mg、成分総計1.034g
※なお、脱衣場の分析書は平成10年のものでしたが、受付横に掲示されたものは平成26年のものでした。 -
大分自動車道の別府ICから、車で約5分。朝見川源流の渓流沿いに佇む、男女別の露天風呂と雰囲気の異なる貸切風呂が点在する日帰り温泉施設。また、九州温泉道および別府八湯温泉道の対象施設でもあります。土曜日の午後、利用して来ました。
入浴料は、母屋の受付で。週末の午後ということもあり、この日は貸切風呂「蛍の湯」を選択。平日は60分、土日祝は50分の利用時間で、料金は2500円です。
母屋を出て右手に進み、手前から2番目の湯小屋へ。棚に編み籠が並ぶ、簡易的な脱衣場。ドライヤーは母屋で借りることができ、洗い場にカランはありませんが、アメニティはナチュラル系のものが置かれています。
左右に屋根付岩風呂が2つあり、いずれも白濁した単純硫黄泉(硫化水素型)[源泉名: 藤田源泉]がかけ流しにされています。泉温64.8℃を加水して、右側の2人サイズの方は40℃位で供給。PH6.28で、やや肌がスベスベする浴感です。うっすら緑白色に濁った湯がザバザバとパイプから注がれ、口に含むとほんのり硫化水素臭がしてエグい味。サラサラとオーバーフローもしています。
左側の4人サイズの方はしっかりと濁っていて、湯温は42℃強位。こちらは浴槽内からボコボコと注がれ、硫化水素臭も強いです。見上げれば、自然に囲まれた山の景色。浸かると見えませんが、近くを小川が流れています。川のせせらぎと野鳥のさえずりに癒されつつ、まったりと湯浴みを楽しめました。
本当は、滝を見ながら入れるという一番人気の貸切風呂「滝の湯」に入ってみたかったのですが、あいにく先客ありで断念。でもまあ、次回のお楽しみということで。
主な成分: ナトリウムイオン21.3mg、マグネシウムイオン9.0mg、カルシウムイオン14.3mg、鉄(II)イオン0.9mg、アルミニウムイオン0.1mg、塩化物イオン15.1mg、硫酸イオン22.3mg、炭酸水素イオン103.8mg、メタケイ酸85.1mg、メタホウ酸0.6mg、遊離二酸化炭素295.9mg、遊離硫化水素3.8mg、成分総計0.575g -
明礬温泉を走る国道500号線から細い道を少し奥に入ったところに佇む、客室数わずか3室の小さな湯宿。また、九州温泉道および別府八湯温泉道の対象施設でもあります。土曜日の午前中、日帰り入浴してみました。
昭和30年代に開業した老舗旅館ですが、2016年の熊本地震で被害が出てしまい、2018年1月にリニューアルオープンしたのだとか。訪れた時は、木のいい香りがして、きれいでピカピカでした。
入浴料500円は、玄関でご主人に。玄関から真っ直ぐ奥に廊下を進んだ突き当たりに、男女別の浴室があります。男湯は、青い暖簾が掛かった左側です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、は資生堂製です。
窓際に4人サイズの木造り内湯があり、緑白色に濁った単純硫黄泉(硫化水素型)[源泉名: トビ温泉]が、源泉かけ流しにされています。泉温66.0℃を、湯口を絞って43℃位で供給。PH5.1で、やや肌がスベスベする浴感。前日に泊まった「小宿YAMADAYA 」がPH1.7の強酸性だったので、同じ明礬温泉でもマイルドに感じます。
竹筒の湯口から注がれ、口に含むと硫化水素臭がしてエグい味。湯面に、粉状の白い湯の花が浮いています。窓からは、明礬大橋を望む景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
露天風呂は無く小さな内湯のみですが、客室数を考えれば十分で、源泉かけ流しの湯使いはベストなこだわり。宿籠りしてウキウキしながら何度も自然湧出のいい温泉に浸かりに行く、シンプルですが至上の湯浴みに興じれる宿かと思います。
主な成分: ナトリウムイオン6.9mg、マグネシウムイオン3.9mg、カルシウムイオン9.8mg、アルミニウムイオン0.5mg、鉄(II)イオン0.2mg、塩化物イオン2.8mg、硫化水素イオン0.7mg、チオ硫酸イオン1.7mg、硫酸イオン39.1mg、炭酸水素イオン17.1mg、メタケイ酸68.1mg、遊離炭酸188.0mg、遊離硫化水素58.7mg、成分総計0.398g
※なお、平成21年の分析書だったので、間もなく更新かも知れません。 -
投稿日:2020年3月28日
高台の緑白色に輝く大露天風呂(明礬湯の里(みょうばんゆのさと))
きくりんさん [入浴日: 2019年4月20日 / 2時間以内]
44.0点
-
44.0点
-
44.0点
-
0 - 点
-
0 - 点
明礬温泉の観光スポットである湯の花小屋や、郷土料理が味わえるレストランや土産物店のある「湯の里本館」よりも更に高台に佇む、昭和52年にオープンした日帰り温泉施設。また、別府八湯温泉道の対象施設でもあります。土曜日の午前中、利用して来ました。
温泉目的であれば、本館裏手の坂道を上がった先に広い駐車場があるので、受付のすぐ下まで車で行けます。入浴料600円は、露天風呂入口手前右側の券売機で。男湯は左手です。
棚に籐籠とコインレス鍵付きロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。脱衣小屋を出て、向かいの建物に内湯があります。左右に、4人分の蛇口がある洗い場。アメニティは、ボディソープのみです。
4人サイズの木造り内湯には、緑白色に濁った酸性・含硫黄ー単純温泉(明礬 湯の里)が、かけ流しにされています。泉温64.4℃を加水せず、加温して42℃位で供給。PH2.3で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、硫黄臭がして酸っぱいレモン味がします。
続いて、外の露天風呂へ。左側に、11人分の蛇口がある洗い場。こちらにも、ボディソープがあります。右側に15人サイズの岩風呂があり、湯温は41℃位。白い粉状の湯の花が舞っています。浸かると見えませんが、洗い場の柵越しに湯の花採取小屋や別府明礬大橋の景色。早めに開いたので、少しだけ貸切状態でまったりできました。
湯の花小屋を模した茅葺き屋根の家族風呂もあるので、薬用湯の花の採取工程を見学した後に、一度利用してみたいものです。
主な成分: 水素イオン5.0mg、ナトリウムイオン13.2mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン3.7mg、カルシウムイオン11.3mg、ストロンチウムイオン0.1mg、マンガンイオン0.1mg、鉄(II)イオン4.0mg、アルミニウムイオン14.0mg、塩化物イオン3.0mg、硫酸水素イオン78.2mg、硫酸イオン468.4mg、チオ硫酸イオン1.6mg、リン酸ニ水素イオン0.6mg、メタケイ酸160.8mg、硫酸1.0mg、遊離二酸化炭素86.2mg、遊離硫化水素5.6mg、成分総計0.864g -