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投稿日:2020年3月31日
綺麗にしてシンプルでベスト (明礬温泉 豊前屋旅館)
きくりんさん [入浴日: 2019年4月20日 / 2時間以内]
55.0点
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明礬温泉を走る国道500号線から細い道を少し奥に入ったところに佇む、客室数わずか3室の小さな湯宿。また、九州温泉道および別府八湯温泉道の対象施設でもあります。土曜日の午前中、日帰り入浴してみました。
昭和30年代に開業した老舗旅館ですが、2016年の熊本地震で被害が出てしまい、2018年1月にリニューアルオープンしたのだとか。訪れた時は、木のいい香りがして、きれいでピカピカでした。
入浴料500円は、玄関でご主人に。玄関から真っ直ぐ奥に廊下を進んだ突き当たりに、男女別の浴室があります。男湯は、青い暖簾が掛かった左側です。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、は資生堂製です。
窓際に4人サイズの木造り内湯があり、緑白色に濁った単純硫黄泉(硫化水素型)[源泉名: トビ温泉]が、源泉かけ流しにされています。泉温66.0℃を、湯口を絞って43℃位で供給。PH5.1で、やや肌がスベスベする浴感。前日に泊まった「小宿YAMADAYA 」がPH1.7の強酸性だったので、同じ明礬温泉でもマイルドに感じます。
竹筒の湯口から注がれ、口に含むと硫化水素臭がしてエグい味。湯面に、粉状の白い湯の花が浮いています。窓からは、明礬大橋を望む景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
露天風呂は無く小さな内湯のみですが、客室数を考えれば十分で、源泉かけ流しの湯使いはベストなこだわり。宿籠りしてウキウキしながら何度も自然湧出のいい温泉に浸かりに行く、シンプルですが至上の湯浴みに興じれる宿かと思います。
主な成分: ナトリウムイオン6.9mg、マグネシウムイオン3.9mg、カルシウムイオン9.8mg、アルミニウムイオン0.5mg、鉄(II)イオン0.2mg、塩化物イオン2.8mg、硫化水素イオン0.7mg、チオ硫酸イオン1.7mg、硫酸イオン39.1mg、炭酸水素イオン17.1mg、メタケイ酸68.1mg、遊離炭酸188.0mg、遊離硫化水素58.7mg、成分総計0.398g
※なお、平成21年の分析書だったので、間もなく更新かも知れません。18人が参考にしています
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