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JR飯山線の越後田中駅から、徒歩で約5分。悠々と流れる信濃川の河畔にひっそりと佇む、昭和38年に開業した客室数12室の越後田中温泉の一軒宿。また、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。平日の午前中に、日帰り入浴して来ました。
入浴料600円は、右側の受付で。平成23年にリニューアルをしており、館内はとてもきれいです。ロビーから、畳敷きの廊下を奥に進んだ左側に、男女別の大浴場があります。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは資生堂製です。
奥に8人サイズのタイル張り石枠浴槽があり、うっすら緑褐色がかった透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 田中温泉2号源泉)が満ちています。泉温31.6℃を、加温して41℃位で供給。PH9.2で、肌がスベスベする浴感です。つるつる美人の湯として、地元の方にも親しまれているのだとか。加水なしで、循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。
続いて、左側の通路を通って露天風呂へ。窓にガラスがはまっていない、半露天の造り。3人サイズの石造り浴槽で、こちらはサラサラとオーバーフローしています。湯口の湯を口に含むと、ほんのりモール臭と硫黄臭が混じったような匂いがして少甘味。白い小さな湯の花も、たくさん舞っています。中庭と池越しに、遠く山を望む景色。湯口付近にいたら、少しアワ付きも。ずっと貸切状態で、まったりできました。
春には宿を囲むように桜が咲き乱れるとのことですが、雪深い地域の湯宿だけに冬の雪見風呂もまた心ひかれますね。
主な成分: ナトリウムイオン73.3mg、カルシウムイオン1.7mg、鉄(II)イオン0.3mg、フッ化物イオン0.2mg、塩化物イオン25.7mg、硫化水素イオン0.8mg、チオ硫酸イオン1.3mg、炭酸水素イオン111.8mg、炭酸イオン13.4mg、メタホウ酸イオン0.5mg、メタケイ酸108.9mg、遊離二酸化炭素0.1mg、成分総計341.4mg19人が参考にしています