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野沢温泉共同浴場 大湯

長野県 / 飯山 (長野) / 野沢温泉

4.7 / 98件
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    温泉街には「大湯」をはじめ13箇所の外湯(共同浴場)が点在している。外湯は、地元の人が作る湯仲間という組織で管理され、全て入浴は無料。マナーを守り温泉情緒を楽しもう。

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    口コミ情報

    • 23/4/21 案山子

      昔の話しになりますが、野沢温泉の外湯は全て回れた訳じゃ無いけど、大湯も含めて何ヶ所か外湯を回って入浴しました。無料に入れるのも、魅力の一つです。基本的に熱めのお湯で、慣れない方もいらっしゃるかと思われ…

    • 17/1/31 つとさん

      野沢温泉のシンボル的存在の大湯。
      やはり野沢温泉に来たら、まずはここを目指すとあって、自分が行ったのが金曜日の15時過ぎであったにもかかわらず、混んでいました。
      広い所にどっしりと建っているのをイメー…

    • 14/11/11 しろあざらし

      中は脱衣所と一体型です。

      脱衣所から一段さがると、お風呂があります。

      こちらはひろめのあつ湯とぬる湯があります。

      木の浴槽で、とても落ち着きます。

      ひとが、ひっきりなしに訪れるので隙間を狙うの…

    • 14/8/16 シスレー

      野沢温泉らしい、熱いお湯です。

      夜の7時頃にお邪魔したら、ちょうど誰もいなくてほんの少しだけ貸切状態で楽しむことができました。

      ぬる湯でも、熱いお湯が苦手な人には熱いかも。
      あつ湯は、人が入る熱さ…

    • 14/5/31 一人旅

      宿の内湯は、源泉かけ流しとの事で入ったのですが、出てくる湯は、ちょぼちょぼと、湯船の中は、何かぬるぬるして違和感を感じ、すぐ出てしまいました。この地の温泉は、こんなものかと諦めていたのですが、せっかく…

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    温泉コラム

    • 怒濤の13外湯めぐリレー!【前編】

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      水品さき
      (みずしなさき)

      新卒で温泉の会社に入社。
      埼玉県のとある美人温泉で若女将を務める。
      自宅のお風呂は封印! 今日もどこかへ“もらい湯”です♪

      温泉ソムリエアンバサダー(二ツ星温泉ソムリエ)

      作成日:2013年02月25日


      こんにちは☆
      常日頃から温泉巡りをしながら同時に、将来住みたい温泉地を探して歩いているのですが…ついに第一候補が見つかりました!
      女子大生温泉ライターの水品さきです♪


      どこかと言いますと…ここ、野沢温泉です。

      何がってすべてが最高でした。なぜこんなに最高なものが集中しているのか!

      感動のあまり、野沢温泉への愛を全身で表現してみました。笑(※上方の写真参照)

      小学生の時にスキーで野沢温泉に何度か連れて行ってもらったときの記憶が、私の中の“温泉”というイメージの根底を創り上げていたのだと気がつきました。

      その時は無料で入れて、この地区の人が交代で掃除をしている『共同浴場』という存在にただただ驚き感動するばかりでしたが、温泉について少しは詳しくなった今、そんなものどころではない野沢温泉の素晴らしさをたくさん発見してきました!


      13つある外湯(共同浴場)を朝っぱらから一日で巡ったのですが、そのことを2本立てでレポートさせてください。

      第一湯、横落(よこち)の湯。

      (入った順にレポートして参りますね♪)

      • 朝一の冷えたカラダに熱々の温泉が本当に至福。

      • 弱アルカリ性含硫黄硫酸塩泉。好みのド・ストライク!!


      硫黄好きです。弱アルカリ性の硫黄のにおいがたまらなく好きです。こんな香水が欲しいくらい!これぞ温泉。

      今までは硫黄の効能自体はパッとしないと思っていましたが、ORPの研究をしていく中で、硫黄の圧倒的な効力を学びました。硫黄=新鮮さ=地球の力なのだ!
      (注)私は無宗教です。強いて言うなら『温泉教』。

      まさに私が追い求めている新鮮温泉そのもの。美白効果があるのも嬉しいですね♪

      ほのかに薫るのもすてきですが、こーやってガツンと薫ってくれると本当にテンションが上がります。

      さらに!最近、温泉=硫酸塩泉のことなのかもな~と、ふと考えていたのですが…このネチョっとした湯ざわりで、肌をコーティングして保湿というよりも、水分がスーーーッと肌に染み込んでくる理想的な保湿の湯

      この二つが合わさっちゃったんですよ!!!

      おそらく、この泉質には初めて逢ったような気がします。

      • なんのことのない街並もとても輝いて見えた。

      • あちらこちらで見かける木の夫婦。将来の私の家にも置こう。

      第二湯、大湯。

      • 野沢温泉のシンボル。還元性が一番良かった!さすがです。

      • こちらは単純硫黄泉。決してぬるくないぬる湯に入浴。


      入浴中の写真はセルフタイマーをセットして撮影しているのですが、10秒間なので急いでお湯の中に入ろうと、勢いよく入って、お湯が熱すぎてさらに勢いよくお湯から飛び出たこと数回…笑

      (※ちゃんとかけ湯をたっぷりしてから入るのが◎です。)


      野沢のお湯は熱いぜ!!
      でも、地元の方の

      「ここのお湯は、しばらく人が入ってないと熱くなって入れたもんじゃなくなるのよ。」

      という言葉で、なぜここまで共同浴場が発達し、残されてきたのかがわかった気がします。
      “ みんなで ” 利用して、ちょうど良い温泉なんですね。とってもすてきです。

      • ミニ温泉広場 ゆらり(足湯処)。意外なぬるさにホッ。

      • 観光客用に作られたミニ麻釜体験施設。温泉玉子や野沢菜が作れます。


      でもでもこんなんじゃ満足できませーん!
      やっぱり麻釜でしょう!

      第三湯!麻釜の湯。
      観光客が入浴できる外湯、「麻釜」の読み方は“アサガマ”。
      地元の方々が使う釜、「麻釜」の読み方は“オガマ”。

      • 危険なので組合員と湯仲間以外立ち入り禁止

      • でも入りたいな…。測りたいな。。(麻釜<オガマ>を2周くらいしてみる)

      湯仲間というのは共同浴場を維持管理運営している地元の方たちのこと。

      • 第三湯!麻釜の湯。(読み方は“アサガマ”)


      麻釜(オガマ)。グッツグッツしてます…おっそろし~!!
      100℃近いそうですよ。これが大きなお鍋だと考えたらなんとも滑稽です。

      地元の組合員や湯仲間の方々はこんなところで一体何をするかと言いますと…

      • 卵を入れて、温泉玉子を作ったり、

      • 野沢菜を「お菜洗い」!!


      野沢菜漬けとは、野沢温泉の名物で蕪菜の一種で長く伸びた茎と葉を漬物にして食べるものです。温泉で茹でるなんてなんと贅沢な!温泉で洗う事によって柔らかく、美味しくつかるのだとか。

      野沢菜漬は、栄養素が豊富でガン予防にも優れた食品ということが研究発表されているそうですよ。


      鍋でお湯を湧かすよりも、麻釜行ったほうが早いわ~って感じですかね?



      全く羨ましいなーー全く!

      でも、外湯(共同浴場)は誰にでも解放されてます!(しかもすべて無料!!)
      さあ湯めぐりを再会しましょう。



      第四湯!上寺(かみてら)湯。

      • やさしい光が差し込み、お昼寝したくなりました。

      • 野沢のおもしろ湯口シリーズの予兆?!


      第五湯、熊の手洗湯。

      • こっちだクマ!ぼくが見つけた名湯だよ。

      ここ熊の手洗い湯だけぬるかったです!泉温43℃。なるほどこれが名湯の由縁なのでしょうか。久々に普通に入れて逆にちょっとフぬけてしまった。

      でも、素晴らしい工夫が施されていた!

      • 唯一“名湯”の文字。

      • こーゆうのほんとテンションあがるんだよね~

      ひとつの浴槽には、ぬるめの熊の手洗湯だけがドバドバとかけ流されていて、もうひとつは熊の手洗湯ともうひとつ別のあつめの源泉が、とても簡素かつ絶妙な角度に配置された木などによって、ちょうどよく冷まされながら、なるべく広範囲にしたたり入るようになっていた。この木の配置を変えれば温度調節が可能なのだろう。

      ちなみに超適温でした。
      素晴らしい!最高です。

      加温することでも少なからず温泉は老化してしまいますからね…

      • ぬるめでホッとするお湯でした。

      • 熊薬師にごあいさつ。裏に泉源がありました。


      第六湯!中尾の湯。

      • 一番大きな木造の建物。

      • またまた素晴らしい発見をしてしまった!

      水色のホースと緑色のホースがあって、両方とも温度を下げるために使われているようだったのですが…、水色の方は普通の水道水でしたが、緑色のホースから出てくるもの還元性を測ってみると、なんととんでもなく還元性が良い!!

      一体なぜ???


      なんとこれ、冷たい温泉=冷鉱泉。だったのです!!
      冷鉱泉で温度調整なんて贅沢にもほどがあります!本当に恵まれた温泉地だ…

      これで、せっかくの温泉の還元性が水道水中の塩素などで損なわれるのを防げますね。

      むしろ、冷鉱泉は無料。水道水は水道代がかかるので、積極的に冷鉱泉の使用を勧めていました。


      温泉資源の余裕なのかレベルが違う…

      • 湯の花はきたない物ではありませんが、ご自由にこの「アミ」ですくってすててください。(湯の花だから良いものだと言うことに固着しないところにもまた余裕を感じてしまった。)

      • お湯が出ないだって?!一体どうしたら…



      それはもちろん温泉を使うんです!温かいお湯は幾らでも湧いてきますからね♪
      みなさん、浴槽のふちに桶を持って座り込み、上手に全身を洗ってゆきます。

      よく観察していると実に効率よく、慎ましやかなお湯使いに感動し、憧れさえいだいてしまいます。
      以来、私も機会があればシャワーを使わず温100%で全身洗っています。

      ちなみに水道水のシャワーは塩素の害が3倍で、髪の毛は肌と違って一度傷んだらもう後には戻りませんから、美しい髪のためにも実はとっても理にかなっているんですね。温泉で洗うととってもヘルシーな気分になります。(ただし、アルカリ性や酸性の温泉では逆に傷むので注意!)




      第七湯!新田(しんでん)の湯。


      公衆浴場で観光客を迎え入れるときに一番やっかいなのは、やはり好みの“温度”でしょう。各地でいろいろな工夫がなされています。

      ここ中尾の湯では、浴槽を二つに仕切り、片方はぬるめで、もうひとつの浴槽は、もっとぬるくしたり、逆にあついのが好きな人が来たらすぐに源泉を注いであつくできるようにあえて小さな浴槽を用意してありました。(といっても両方かなりあつめだった!)

      さらに、今までは熱い源泉を上から注いでも、熱いものは上にいくので、そのまま表面を通って外にかけ流されてしまっていた。その問題を解決するために、源泉を下から入れる工夫がなされていました。

      • 比較的新しい温泉だそう。

      • これまた湯口がすごいことになってる!



      いきなりやります!ORPコーナー☆


      どれもトップレベルの素晴らしい還元性でしたが、大湯の源泉を例にご覧ください!

      なかなかお目にかかれない素晴らしい還元性のお湯です。


      大きなボトルにたくさん汲んでる方がいました。


      私も汲んできました♪
      今の化粧水は野沢の湯です!硫黄が香ってとってもお肌が還元されてる(サビを取り除き、若返る!)気がします。



      こんな素晴らしい温泉に入るのはなんと

      ただ!

      なんです。(ただし、地域の方が維持・管理をしているものを善意で入らせていただくので、寸志100円をお賽銭箱に入れましょうね。)


      野沢温泉のすごいところはまだまだあるんです!


      続きは
      『後編』

       

       

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