温泉TOP >九州・沖縄 >九州・沖縄地方の温泉、日帰り温泉、スーパー銭湯の口コミ情報 >35ページ目
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九州・沖縄地方の口コミ一覧
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連なる三角屋根がかわいい日帰り温泉
三角町の里山風景が広がる地にひっそりと佇む、令和2年(2020年)にオープンした日帰り温泉施設。土曜日の午前中、利用してみました。
この温泉は享和3年(1803年)頃に開湯したと伝えられ、数軒の宿が建つほど栄えた時期もありましたが、人口減少や過疎化の影響で平成19年(2007年)頃に最後の宿が閉館。
ところが、平成27年(2015年)に近くの三角西港が世界文化遺産のひとつとして認定されると、観光地としての盛り上がりとともに、地元の温泉に対する強い想いから、地域間交流施設として復活したとのこと。
特徴的な三角屋根は三角町に因んで、また連なる屋根は地域の「つながり」を意味したデザインなのだとか。建物前には、無料の足湯もあります。
入浴料300円は、玄関を入って左側の券売機で。受付のすぐ左右に男女別の大浴場があり、男湯は左側です。
棚に籐籠と10円有料ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右奥に4人分のシャワー付カランがある洗い場。石鹸などのアメニティはありません。
窓際に6人サイズの石造り内湯があり、無色透明の冷鉱泉[源泉名: 金桁温泉(第1泉源)]が、かけ流しにされています。泉温19.0℃を加温して、41℃位で供給。PH5.66で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、無臭で微炭酸味。消毒ありですが、塩素臭は気になりません。まったりしていたら、少し泡付も見られます。
続いて、奥の4人サイズの石造り内湯へ。こちらは、湯温42℃位。浴槽が小さな分、少し湯温が高いのかな。どちらの浴槽からも、オーバーフローがしっかりあります。
窓から坪庭の景色を眺めつつ、しばらく貸切状態でまったりできました。
湯上がりに、田舎道をのんびりと10分程歩いて第2泉源も見学。井戸の鉱泉を口に含むと、舌先にピリッとくる炭酸味。今でもこの湯を非加熱の源泉かけ流しで楽しめたらいいのになあと思いつつ、次の目的地向け出発しました。
主な成分: ナトリウムイオン27.2mg、マグネシウムイオン21.3mg、カルシウムイオン38.9mg、塩素イオン16.6mg、臭素イオン0.3mg、硫酸イオン6.1mg、炭酸水素イオン562.3mg、メタケイ酸8.7mg、遊離二酸化炭素842.8mg、総成分量1528.9mg18人が参考にしています
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童心に戻って楽しめる温泉アドベンチャー
弓ヶ浜海岸近くに佇む、昭和43年(1967年)に開業した温泉旅館。また、日本秘湯を守る会会員の宿で、九州温泉道の対象施設でもあります。平日に、一泊二食付で利用してみました。
看板猫のゆなちゃんにご挨拶して、この日は2階の広縁付8畳和室に宿泊。窓から、新緑の木立と山を眺める景色です。
早速浴衣に着替えて、1階の大浴場へ。フロント脇の廊下を少し奥へと進み、左折した突当たりが男女別の大浴場で、男湯は右側です。
棚と鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは馬油系です。
左側に4人サイズと5人サイズのタイル張り石枠内湯があり、いずれも無色透明の単純温泉[源泉名: 弓ヶ浜温泉(白湯)]が、かけ流しにされています。泉温33.1℃を加水なし・加温あり(夏期以外)で、手前は40℃弱位、奥は42℃弱位で供給。PH8.0ながら、肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、ほとんど無臭で鉄炭酸味。
続いて、奥の浴室へ。右側に、4人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは同じものです。
12人サイズの石造り内湯には、茶褐色に濁った含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉(源泉名: 弓ヶ浜温泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温50.0℃を加水・加温せず、42℃位で供給。PH6.6で、やや肌がスベスベする浴感です。パイプの湯口からボコボコと注がれ、口に含むと土類臭と鉄臭がして、旨じょっぱい味。浴槽の縁や床が、茶褐色の温泉成分で覆われています。
右手から外に出ると、左手に暖簾がかかる小屋に2人サイズの石造り浴槽。湯温は41℃弱位で、ちょっと浅め。また、隣の7人サイズの石造り露天風呂は、湯温39℃弱位です。
更に左手へ進み、いよいよ大洞窟風呂へ。細長い20人サイズの洞窟浴槽で、湯温は41℃位。湯面には、薄い膜のような湯の花。童心に戻って行ったり来たりと、湯浴みを楽しめました。
夕食は、天草の新鮮魚介ひとりじめコースを部屋で。お品書はなく、食前酒はレモン酵素ジュース。八寸はかしわ・おから・インゲン・海老の煮物。小烏賊とネギのぬた和え、胡麻豆腐と続きます。お造は鯛・車海老・鰹・コノシロ・鱸・シマアジ。麦焼酎「天草四郎」のお湯割りがすすみます。椀物は菜の花と真丈。焼物は栄螺の壷焼、鯛は一匹丸々塩焼で。芋焼酎「倉岳しもん」のお湯割りを追加。蒸物はヒオウギ貝の酒蒸し、椎茸とかしわのみぞれ煮、揚物は海老と大葉・コーン・玉葱のかき揚げ。ご飯と香の物、デザートはミニプリンとゼリー・苺で満足しました。
翌朝は、男女入替となった左側の浴室へ。脱衣場は、ほぼ同じ造りです。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティも同じです。
右側に3人サイズと4人サイズのタイル張り石枠内湯があり、いずれも無色透明の弓ヶ浜温泉(白湯)がかけ流し。手前は38℃弱位、奥は40℃弱位で供給。
続いて、奥の浴室へ。右側に、4人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは同じです。
14人サイズの石造り内湯があり、こちらは茶褐色に濁った弓ヶ浜温泉(赤湯)が、源泉かけ流し。湯温は42℃位で、湯の花が湯面に浮遊。
左手から外に出ると、昨日とは反対側の大洞窟風呂。入口に狸の大きな置物があり、30人サイズの洞窟浴槽で、湯温は42℃位。幻想的な雰囲気の中、しばらく貸切状態でまったりできました。
朝食は、1階の広間で。琵琶酢をミルクで割った食前酒。コノシロの開き主菜の和朝食で、サラダや蕗とジャコのお浸し、ひじきの煮物、明日葉のお浸し、湯豆腐もあります。温泉玉子納豆は、胡麻とネギ、鰹節と混ぜて。あら汁とご飯、香の物、デザートのフルーツで満足しました。
〈弓ヶ浜温泉(白湯)〉
主な成分: リチウムイオン0.4mg、ナトリウムイオン215.7mg、アンモニウムイオン0.6mg、マグネシウムイオン2.6mg、カルシウムイオン6.6mg、ストロンチウムイオン0.2mg、フッ素イオン0.3mg、塩素イオン38.1mg、臭素イオン0.2mg、硫化水素イオン0.2mg、硫酸イオン0.6mg、リン酸水素イオン0.4mg、炭酸水素イオン565.7mg、メタケイ酸48.1mg、メタホウ酸7.5mg、遊離二酸化炭素74.9mg、総成分量967.0mg
〈弓ヶ浜温泉〉
主な成分: リチウムイオン0.5mg、ナトリウムイオン3409.0mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン147.3mg、カルシウムイオン188.7mg、ストロンチウムイオン11.7mg、バリウムイオン5.3mg、アルミニウムイオン0.3mg、マンガンイオン1.2mg、鉄(II)イオン2.6mg、銅イオン0.2mg、亜鉛イオン0.5mg、フッ化物イオン0.8mg、塩化物イオン3997mg、臭化物イオン12.7mg、ヨウ化物イオン0.3mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン1.1mg、炭酸水素イオン4194mg、メタケイ酸57.4mg、メタホウ酸102.4mg、遊離二酸化炭素1081mg、遊離硫化水素0.3mg、成分総計13.33g21人が参考にしています
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家族風呂を利用しました。風呂場、和室にわとりがあり快適にすごさせていただきました。社員の対応もよかったです。
また利用させてください。
4人が参考にしています
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ドバドバと源泉を投入できる広めの家族湯
湯の児温泉の中心地にひっそりと佇む、大小2室しかない予約制の家族風呂。また、九州温泉道の対象施設でもあります。平日の午後、利用してみました。
入浴料1000円は、湯の児温泉のメインストリート沿いにある中村商店で。高齢の女将さんに初めて来たと伝えると、親切に湯小屋まで案内してくれます。商店横の道を奥へと進むと、左側に源泉タンクが見えて湯小屋に到着。「広い方がいいでしょ」と、この日は手前の大きな方を貸切で利用させて頂きます。
棚にプラ籠や、ソファやベビーベットに無数のタオルが置かれた雑多な脱衣場には、ドライヤーも完備。壁に貼られた新聞の切抜きには、先代が大正14年にボーリング調査で温泉を掘り当て、湯の児温泉発祥の地となったと掲載。浴室に入ると、左右に2人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは、家庭用のものです。
壁際に8人サイズのタイル張りがあり、無色透明のナトリウムー炭酸水素塩・塩化物温泉(源泉名: 中村温泉泉源)が、源泉かけ流しにされています。泉温48.5℃を加水・加温せず、41℃位で供給。PH7.1で、やや肌がスベスベする浴感です。
ちょっと温かったので、塩ビ管の湯口のバルブを開いて、ドバドバと源泉を投入。口に含むと、ほのかな温泉臭とちょっぴり塩味のするまろやかな味。もったいないので適温になったらバルブを閉め、一時間のんびりと湯浴みを楽しめました。
※なお、訪れた時は分析書が掲示されておらず、泉温は平成30年の使用状況表示、源泉名などは他サイトから引用しています。18人が参考にしています
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硫黄臭がふわふわ香る温泉。
ザバザバです。
屋外に、温泉水風呂とサウナがあります。
湯上りには、おしゃれなお庭でのんびり休むこともできます。
めちゃめちゃオススメです。5人が参考にしています
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整骨院が経営する源泉かけ流し温泉銭湯
阿久根市の住宅街にひっそりと佇む、木造二階建ての温泉銭湯。また、九州温泉道の対象施設でもあります。平日の午後、利用してみました。
車は、近くの「野畑整骨院」の駐車場へ。パッと見て銭湯には見えない、昭和を感じさせるレトロな外観。入浴料400円は、玄関を入って奥の番台で。白衣を着た女性(整骨院の方かな?)が、奥から出て来て受付してくれます。男湯は、番台の左側です。
棚にプラ籠と鍵なしロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カランと、右側に4人分のカラン(カランも温泉)がある洗い場。銭湯なので、石鹸などのアメニティはありません。
奥に4人サイズのタイル張り内湯が2つあり、いずれもうっすら緑褐色に濁った含弱放射能ーナトリウムー塩化物強塩温泉(源泉名: 阿久根8号)が、源泉かけ流しにされています。泉温は記載がなく、使用位置45.5℃をおそらく加水・加温なしで、右側は42℃強位、そして左側は41℃弱位で供給。PH6.6で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、ほんのり鉄臭がして旨塩辛い。含弱放射能という鹿児島ではあまり目にしない泉質で、しかも成分総量が36000mg超えという、なかなか個性のある温泉です。
出入口上部の地元企業の看板を眺めながら、湯の流れる音に癒されつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
ラドン含有量: 162.9 Bq/kg(44.0X10ー10 Ci/kg)
主な成分: リチウムイオン0.8mg、ナトリウムイオン10910mg、アンモニウムイオン3.1mg、マグネシウムイオン1077mg、カルシウムイオン1123mg、ストロンチウムイオン15.8mg、マンガンイオン0.3mg、鉄(Ⅱ)イオン2.0mg、フッ化物イオン0.9mg、塩化物イオン19770mg、臭化物イオン67.6mg、硫酸イオン2437mg、炭酸水素イオン214.9mg、メタケイ酸33.7mg、メタホウ酸19.3mg、遊離二酸化炭素64.6mg、成分総計36.11g20人が参考にしています
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滔々と注がれる源泉に見惚れる鄙び系湯処
市比野川に架かる下之湯橋のたもとにひっそりと佇む、公衆浴場と家族湯を併設する素泊まり専門の温泉旅館。平日の午前中、公衆浴場の方を利用してみました。
橋のたもとから、人ひとりが通れる狭い坂道を下った所に、男女別の浴室がある湯小屋。入浴料150円は、その手前の母屋の受付で。男湯の入口は右側です。
棚にプラ籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に2人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。公衆浴場なので、石鹸などのアメニティはありません。
中央に3人サイズの丸タイル張り内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 市比野4号)が、源泉かけ流しにされています。泉温51.4℃を加水・加温せず、42℃強位で供給。PH9.6で、肌がスベスベする浴感です。蛇口からドバドバと注がれ、口に含むとほんのりと石膏臭がしてまろやかな味がします。
窓を開けると、川のせせらぎを望む景色。先客が上がられた後、ずっと貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン46.2mg、カルシウムイオン0.9mg、フッ化物イオン1.1mg、塩化物イオン14.7mg、水酸化物イオン0.7mg、硫酸イオン13.5mg、硝酸イオン0.1mg、炭酸水素イオン31.1mg、炭酸イオン28.8mg、メタケイ酸55.0mg、成分総計192.3mg18人が参考にしています
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世界一多くの石像に歓迎される温泉
市比野温泉街から少し離れた場所に佇む、石のオブジェがここかしこに置かれた日帰り温泉施設。平日の午前中、利用してみました。
敷地に入るや否や、石灯籠や巨石、様々な石像がお出迎え。オーナーは元造園業をされていたのだとか。
左側にコンクリート造りの家族風呂があり、なんとペットと入れる浴室もあります。
入浴料500円は、敷地の最奥にある建屋の入口左側の受付で。テーブルのある休憩スペースから外に出たところに、男女別の大浴場がある湯小屋があり、この日の男湯は右側です。
10円返却式ロッカーと台にプラ籠が置かれた脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側にシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
左側に2つの連なった7人サイズのL字形内タイル張り石枠内湯があり、いずれも無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 市比野64号)が源泉かけ流しにされています。泉温56.0℃を加水・加温なしで、手前は41℃位、奥の湯口がある方は43℃位で供給。PH9.5で、肌がスベスベする浴感です。竹筒の湯口の湯を口に含むと、微かに石膏臭がしてまろやかな味。循環なし、消毒なし。奥の方は、磁気処理エアーも出ています。巨石が配され、野趣満点です。
奥に進むと、2人サイズの金属製円形浴槽。「電子風呂」と書かれ、電極がぶら下っています。入る時に、垂らすのでしょうか?湯温は41℃位です。
また、内湯と露天風呂の間に2人サイズの岩風呂もあり、こちらは水風呂になっていました。
続いて、外の露天風呂へ。左側に4槽あり、手前の3人サイズの岩風呂は41℃位。真ん中の3人サイズは42℃強位で、奥は2人サイズの腰掛け付きで、湯温は30℃位です。また、更に奥は3m位の落差がある打たせ湯でした。
この日は一番風呂だったので、巨大な石灯篭や石像を眺めつつ、ちょっとだけ貸切状態でまったりできました。
電子を加えた飲める源泉が世界一なのか、他にも世界一を誇る何かがあるのか、結局よくわからないという最後まで謎の多い温泉です。
湯上がりに、社長のご厚意で電子コーヒーと10枚ためると1回入浴が無料になるサービス券が頂けますよ。
主な成分: ナトリウムイオン68.3mg、アンモニウムイオン0.7mg、カルシウムイオン1.2mg、アルミニウムイオン0.1mg、フッ化物イオン1.9mg、塩化物イオン33.2mg、水酸化物イオン0.5mg、チオ硫酸イオン0.2mg、硫酸イオン15.0mg、リン酸水素イオン0.2mg、炭酸水素イオン18.3mg、炭酸イオン45.1mg、メタホウ酸イオン1.2mg、メタケイ酸83.5mg、成分総計270.4mg
※なお、脱衣場に分析書が無かったので、他サイトから引用させて頂きました。17人が参考にしています
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皆さんが書いてるように、食事が貧相です。
最初はといっても、20年ほど前は施設も新しく
きれいでした
霧島で取れる、松茸とかだしてもらいましたが
2回目、3回目と、段々値段が高く
それほどスティタスもないのに、高級感を醸し出し
よく、続いてるな!と、丸尾あたりには沢山似たような旅館できましたが、すべていきましたが
リピートとなると、別です。
食事重視です。
旅館の方たち、初心をわすれないでください。
5人が参考にしています
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川内高城温泉に開業した最初の湯治宿
共同浴場の斜め前にひっそりと佇む、川内高城温泉で最初に開業したという湯治宿。かつて、西郷隆盛も逗留したのだとか。平日の午前中、日帰り入浴してみました。
マニア心を揺さぶる、かなり鄙びた外観。看板にも書かれているように、以前は五助屋という屋号で宿泊営業していましたが、現在は日帰り入浴のみ可。入浴料250円は、管理されている向かい側の双葉屋さんで払います。
ところが、この日は双葉屋さんの玄関が朝から閉まっていて、入浴料を払うことができず。意気消沈して、宿泊している山桜桃へ戻ります。
朝御飯を食べながら、「隣の双葉旅館のお風呂も一度入ってみたかったんですけど、双葉屋さんが閉まっていて入浴料が払えなかったんですよ…」女将さんにボソッと漏らした一言。「えっそうなの?あら、電話にも出ないわ。出かけちゃったのかしら。」とわざわざ連絡までしてくれて、「もし良かったら、入浴料預かりましょうか」と嬉しいお言葉。そんな女将さんの神対応に、激しく感謝します。
双葉旅館の正面玄関もまだ閉まっていた為、右側の勝手口から入ります(実はここから出入する地元の方を偶然見かけ、日帰り入浴はやっていると確信)。すぐ右に女湯がありますが、男湯は床が抜けそうな廊下を歩いて、奥へと進んだ右側です。
プラ籠が置かれた脱衣場には、ドライヤー無し。浴室に入ると、奥に1人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。石鹸などのアメニティはありません。
右側に1人サイズと3人サイズのタイル張り石枠内湯があり、いずれも無色透明のアルカリ性単純硫黄温泉[源泉名: 川内温泉3号・川内温泉19号(混合泉)]が、源泉かけ流しにされています。泉温52.8℃を加水・加温せず、奥の小さな方が43℃強位、手前の大きな方は41℃弱位で供給。PH9.1で、肌がツルツルする浴感です。鉄パイプの湯口から竹をつたって注がれ、口に含むと硫化水素臭がして、苦玉子味がします。循環なし、おそらく消毒もなし。大きな方は、薄灰色の湯の花も見られます。
女湯との仕切り壁には、「不老泉」と彫られた文字。西郷さんの筆跡を彫り起したものだそうで、女湯には何故か「ふ老泉」と彫られているようです。湯の流れる音に癒されながら、「山桜桃の女将さんありがとう!川内高城温泉最高だよ!」と心の中で叫びつつ、ずっと貸切状態でまったりできました。
ちなみに、温泉の分析書は見当たらなかったのですが、近隣の宿や共同浴場と同じ源泉(混合泉)のようです。19人が参考にしています