温泉TOP >北海道 >北海道の温泉、日帰り温泉、スーパー銭湯の口コミ情報 >117ページ目
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北海道の口コミ一覧
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通常の料金だと、今更~?って金額なので、トップシーズンをハズす等、ネットのお得プランで予約しましょう。しか~し、絶対に湖向きでね、山側では行く意味がありませんので。
施設や客室・設備は文句なし、必要以上に部屋は広い。食事は朝ごはんが美味しかったです。
スタッフの方も感じが良かったです。
お風呂は露天が1か所なので男女交代制。岩盤浴も併設されていて楽しめます。タオルやバスローブ等も使いたい放題、たまにはこんな贅沢したいんですよ。
夕食はもう少し…って感もあり。安いプラン利用という条件付で評価は5にしました。2人が参考にしています
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2010年8月15日---お盆のちょうどお午ごろ、養老牛の「からまつの湯」で遅い朝湯を済ませたイーダちゃんは別海から野付街道に出て、野付半島にいきました。
以前からこちらの野付半島には来たかったんですよねえ。
海に浸食されて枯木ばかりになったこちらの半島の風景って、なんかアイルランドのあの荒涼とした風景に通じるものがあるじゃないですか。
R244を右折して野付半島にクルマを乗り入れると、右も左も風景は海、ときどき、家が2、3軒たたたーって集まってて、それを過ぎるとだんだんと白い骸骨みたいな枯木の集落が見えてくる。
この日はたまたま天気がよくなかったんですが、そのことが逆にこの野付半島に関してだけは幸いしました。
元々荒涼とした枯野の風景に折からの曇り空がマッチして、いや、映えること映えること。それは、思わず背筋に悪寒が走ってきそうな、見事な北の風景でありました。
野付半島から根室にむけ引き返すとちゅう、はっと気になる看板を見つけ、イーダちゃんは強引に野付街道からローダウン。坂道を降り、いかにも良さげな芳香を発してる村の共同湯、こちらの「野付温泉 浜の湯」さんにお邪魔してみることにいたしました。
お風呂に入っていくと、なんかひとがうわーっといる。なんか、公民館みたいに町の会合に使っていたような感じです。よそ者としちゃあ、ちょいと入りにくい感じかな。でも、ちょこんと会釈したら皆さん、律儀に会釈を返してくだすって……ちょっとこれは嬉しかったですね。
お風呂、こちら、もの凄くよかったです。
そこまで期待してはいなかったんですが、こちら、源泉が2本も掛け流しになってる、贅沢極まりない濁り湯の温泉でありました。茶系でモール泉っぽい香りがしてるのに、なんかえらい塩っ辛いの。これは効きますよ。あったまり効果抜群の湯。(^.^;>
番台のおばちゃんも変な気取りがなくって、僕が夢中になってこちらのお湯を誉めたたえてたら素直に喜んでくれて……なんか、結構嬉しかったな。
根室の観光協会で探した「旅館 中村屋」というお宿にこの夜はお泊まりすることになりました。でも、たそがれの根室は淋しかったなあ。思ったより閑散とした、ひとも店屋もあまりない駅前でした。夕飯を外食しようとうろうろしたんですが、駅前なのにあまり店屋なかったですもんね。
真夏にこうなんですから真冬にはいったいどうなるんでせう?
そう思ったらちょいおっかなかった。ぞくっとするっていうか。昼間見た野付半島の荒涼とした風景がまぶたの裏に蘇ってきて、この日はなかなか寝付けなかったお盆夜長ののイーダちゃんなのでありました。(ToT;>11人が参考にしています
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2010年8月15日日曜日---旅15日目、北海道に上陸を果たしてから2週目の早朝、イーダちゃんは非常に気に入った素晴らしい土地・屈斜路湖近郊の弟子屈と2日間お世話になった「桜が丘オートキャンプ場」に別れを告げ、摩周湖脇のR243を東に進みはじめました。
いや~ 相性のいい土地っていうのは、2日もすごすと情が湧いて離れがたくなるもんなんですね。弟子屈との別れはいささか胸に痛いものがありました。そういえばニセコでも富良野でも2泊したところはみんなそうだったなあ、なんて考えながら進んでいくと風景の荒涼度も心なしか高まっていくようです。
天気もちょっと鈍い感じの曇り空ですしね、弟子屈との別れの心理も跡を引いて、いささか心理パワーが劣化してるイーダちゃんは、R234のとちゅうの看板で見かけた「養老牛温泉」の方向に反射的にハンドルを切ってしまいました。
よし、ここ寄って、温泉パワーで生命力チャージをちょっくら上げていくべ。
ところが、養老牛温泉、遠いわ遠い。R243から一本道をずいぶん北上したんですが、なっかなか着かないの。で、風景はさらに平原しかなくなっていくし、曇り空の濃度もさらに深く暗くなってくるし、イーダちゃんの気持ちがまた陰鬱モードに傾きはじめたころ、よーやく養老牛温泉の集落が見えてまいりました。
郵便局、それから一本道の両側に並んだ幾軒かのお宿にホテル。
ちっちゃい、ささやかな温泉地、ええ、秘境の湯治場といったムードですねえ。
さて、どこのお湯に入ろうか、と観光案内の地図を見ているうち、ふいに屈斜路湖畔の「池の湯」で出会ったライダーさんのコトバが思い出されました。
そうです、彼、養老牛温泉の「からまつの湯」がいい露天だって薦めてくれたんでした。それは、まちがいなくココのことだ。どこにあるんだろう?
宿のひとに聞いてみると、養老牛温泉のいちばん奥にあるよとのこと。どうも、と工事中のがたがた道をクルマで走破し、マジ熊が出そうな山の橋をこわごわ渡ってさらに行くと……ああ、あった、やーっと「からまつの湯」が見えてきました。
これって完璧森のなかの温泉ですねー 木製の湯小屋がひとつ、あと切り揃えられたふっとい丸太が何本も地面に刺さってて、それがお風呂の壁の役を果たしてる、なんてワイルドなんだ!
バイクの先客あり。ふたりとも30代っぽい感じ。パウシベツ川の写真を何枚か撮ったあと、挨拶して、掛け湯して、僕もお風呂に入ってみます。
うわー いいお湯だわ、これは……。(^.^;>
北海道きてからおなじことしかいってない気もしますが、事実なんだからしようがない、土地のオーラ、森のオゾン、川の流れのワイルドさ、どっからどう見ても総合的にトップクラスに分類するしかない、それはもう自分で入ってて悔しくなるくらいの名湯でありました。
ただ、川の上流から流れをばしゃばしゃやっていまにも熊が駆けおりてきそうな、危うい野生の純なムードは、この「からまつの湯」がダントツでしたね、僕が入ったお湯のなかでは。
あ。放浪人さんが前のクチコミで書いていられた、誰かが活けてくれた野の花の瓶、まだお風呂脇にひっそりと置いてありました。萎れていない新しい花でしたから、誰かがお風呂の皆のためにあえて置いてくれているものなのだと思います。有難い、ホントに皆に愛されているお風呂なんだなあ、と見ていてなんだか胸がほっこりとしてきましたヨ。(^.^)6人が参考にしています
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屈斜路湖近郊の弟子屈に、イーダちゃんは2日間滞在しました。
本来なら屈斜路湖畔の温泉巡りには、「砂湯」の湖畔にあるオートキャンプ場とかを利用したほうが便利だったかもしれません。僕の利用した弟子屈の「桜が丘キャンプ場」は、屈斜路湖から20キロほど離れてましたから。実際に屈斜路湖に着いて、あの有名な「砂湯」のすぐ隣りにキャンプ場があるのを発見したときには、そりゃあびっくりしたもんです。
えっ、こんな近くに泊まれるとこあったのって!
いや、でもしかし、イーダちゃんはやや遠の「桜が丘」を選んだ自分の運をのちほど感謝する運びとなりました。とゆーのは8月のお盆前の「砂湯」の超・混雑。僕あ、あれほど混んだキャンプ場というものをいままで見たことがありません。
駐車場に入れないクルマが道路に延々と路駐してる。
その脇を注意しいしいゆっくり走っていると、キャンプ場がまあ見えるんですが、そのキャンプ場に張られたテントの密度のぎゅうぎゅうさ! あれじゃあ、ほんと、キャンプじゃなくてJR埼京線の朝ラッシュですって。 (xox;/ テントとテントの両隣りがどっちもみんな接触してる、ほぼ団子状の密集状態。あれじゃあプライバシーも糞もないよー てゆーか、No!
というわけでイーダちゃんはすっかり恐れをなしてしまい、そんな事情からあの有名な「砂湯」を訪れることはありませんでした。
じゃあ、「砂湯」の代わりに「和琴温泉」にでも入っていくか、と2日目には和琴半島を訪れてもみたのですが……8/14、お盆前の雑踏はこっちも凄いの。いろいろな勇者の薫陶を受け、大抵の露天浴がヘーキになっていたイーダちゃんも「和琴温泉」の入浴だけはどうもダメでした。
こちらの露天の温泉は、海水浴場のなかにあるんです。で、お盆の客の数はハンパなく、もう完全に真夏の湘南海岸状態、お風呂周りに麦藁帽で水着でいる一派が少なく見積もって20人……みんなしてビールを飲んで、奥さんがたはお喋りに忙しいよう、なかには露天脇にゴザを敷いてオニギリ食べているひとまでいらっしゃる。
てなワケで、イーダちゃんはやむなく入浴を断念し(断念の哲理って物理学にありましたね?)、屈斜路湖近郊の川湯温泉にいくことに急遽予定を変更をば。
真夏の盛りの川湯温泉は暑かった!
モクモク硫黄山、迫力あって見事だったですね。
お午すぎには、こちらの「川湯温泉 公衆浴場」に立寄りしてみました。
こちら、湯船がふたつあるきりの、超・レトロな地元の公衆浴場、たこさんのお写真そのまんまの、素朴な湯船とお湯であります。名湯の香りがぷんぷんしてる。案の定、お湯はサイコーでしたねえ。透明でかなりアチチの強力な酸性湯なんですが、もの凄く効きました。待合室の椅子でうちわしてたんですが、いくら乾かしても汗がひかないんで往生しましたよー(^0^;>
この夜は旅の疲れが出たのか、日が暮れるやいなや、すぐにテントのなかで爆睡しちゃいましたねえ。
おっと、ここで一句いきますか。
弟子屈よ ああ、弟子屈よ 弟子屈よ……♪
あい失礼をば。お休みなさい<(_ _)>3人が参考にしています
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「千と千尋の神隠し」に出てくる温泉テーマパークってすっごく楽しそうだったけど、あれがやや現実化した感じ。行けども行けども温泉浴槽。っていうかちょっと笑っちゃう。デカイにもほどがある。そして泉質が7種類もある。それがすごい。
女湯でいちばん大きい浴槽は中央にある「万病の湯」。透明で酸性の湯です。露天と寝湯が「美肌の湯」。酸性のちょっと変わった匂いのするグレーっぽい濁ったお湯。含硫黄(ナトリウム)硫酸塩泉。奥の全面ガラス窓に面して塩化物泉の大きな浴槽の「熱の湯」。その手前の檜風呂が「鬼の湯」。ここも塩化物泉だけどやたら熱い。露天の「美肌の湯」の横の階段を降りるとふたつ浴槽があって、そのいちばん奥に「金蔵の湯」があります。このお湯は唯一湯の花が舞っています。小さめの落葉松の湯船に、温度調節のため上の方から木の樋を伝ってお湯が注がれています。その他の浴槽は少しだけ加水されているそうですが、お湯の活きの良さはこの浴槽が抜群です。ただし湯船が小さいので常に混雑気味。
他にも歩行浴(まじめにやると効果あり)やジャグジー(これぬるくて気持ちいい)、サウナなどあり。カランにはもちろん柿渋シャンプーはじめさまざまなシャンプーセットがあります。外国人やツアー客、ひとりでじっくり浸かる人。ありとあらゆる人たちがあらゆる泉質のお湯に思い思いの入り方をしています。これぞ温泉天国です。
たぶん登別にはもっとお湯にこだわりを持っているところもあるでしょう。でもここの温泉テーマパーク的な発想は昭和初期からの筋金入り。昭和13年には総面積700坪、浴槽が30もある大浴場を完成させています。夢のような巨大木造建築の写真が残っているけど、あれを見ると今よりもずっと豪勢だったような気がします。鄙びた名湯もいいけれど、ここまでやってくれるとあっぱれ。日本人の心の中には夢の温泉天国があるんだな、としみじみ思いました。
※写真は男湯の「きずの湯」4人が参考にしています
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2010年8月13日---北海道旅13日目のイーダちゃんは午後の2時すぎ、屈斜路湖畔の「池の湯」での湯浴みを果たし、そののち摩周湖を見学にいって軽い夕食を取ってから、夕刻の午後6時すぎ、再びこちらの屈斜路湖湖畔に舞い戻ってまいりました。
目的は、無論「コタン温泉」への訪湯であります。
さきほど、お午すぎにきたときには、お湯を入れ替えてて入れなかったんですよね。今度こそは、と期待に胸が高まります。こちらの温泉の目標であるアイヌの資料館が道筋から見えたときには、恥ずかしながら胸がドキドキしてきちゃいました。いい年して恥ずかしいとは思うのですが、ドキドキするものはするのデス。nifty手拭いを手にクルマを降車。すると、木立ち越しに、湖畔の温泉に入ってる湯浴み客の裸が見える。おお、するともう入れるんダ、と胸がきゅん(xox)
正面から近いづいていくと、噂にたがわず見事な景観です。温泉の真正面からすぐ広がっている悠大な屈斜路湖。その向こうの地平にすれすれで浮かんでいる深紅の夕陽……。
湯浴みのお客さんのひとりと目があったので「こんにちはーっ」と軽く挨拶をば。すると、皆さん、すぐに挨拶を返してくださいます。うん、幸先よし。
着替処で服を脱いで、前を隠しつつ入念に掛け湯して、さあ、足先からゆーっくりそろそろとお湯に身体を沈めてゆけば……うわーっ! これは、気持ちいい……(^.^;>
適温のお湯。しかも、このお湯、いささか石油っぽい油臭をほのかに薫らせているのです。ということはモール泉? 両掌で顔にぽしゃりと浴びせてみると、うーむ、間違いないっスね、知らなかった、超効能のある湯ッこじゃないですか。
しかも、お湯のすぐ鼻先には、あの謎のUMAクッシーが生息している、神秘の屈斜路湖! 昼間は蝉とかがかしましく鳴いていたのですが、この時刻にはもう虫のシフトが入れ替わったのか、秋の虫がりーりーと涼しげに鳴いておりました。なんも、いうことはなかったですね。イーダちゃんはひたすら幸せでありました。人生のなかで幸せを実感できるときってそうないと思うんですが、このときは間違いなくそうでした……。
このときの入浴があんまり素敵だったから、二匹目のどぜうを狙って、イーダちゃんは14日の早朝にもこちらの湯ッこを訪れました。午前の4:40分。桜が丘のキャンプを出立したのは、なんと午前の4:00ですよ。なのに、こちら、その時刻に着いてももうほかからお客がくるの。
イーダちゃんは、ふたりのお客さんとご一緒しました。
ひとり、北海道まで登山をしにきたという兄ちゃんは、神奈川県の藤沢出身だっていうから、「へえ、僕も以前藤沢の善行ってとこに住んでたことあるんですよ」といったら、
「えー 僕、その善行からきたんですよ!」
この偶然にはふたりともマジびっくり。もうひとり、50絡みの通っぽい白髪の短髪おじさんにも聞いてみると、なんと彼も神奈川出身、しかも、以前僕も住んでいたことのある秦野市からやってきたというんで、ちょっとこの二連の偶然シンクロニシティーにはブッ飛んじゃいましたねえ---ねえ、あるんだ、こんなこと。
濃ゆい藍に染まっていた屈斜路湖面は、ゆっくりゆっくりと色あいを変えていきました。濃ゆい藍から淡い藍、それからだんだん朝っぽいうすずみ色に全体が白ーくなっていって、その色のうつろいをお風呂に浸かってぼーっと眺めていると、自分の呼吸も自然に深く、静かになっていくのが判ります。屈斜路湖畔の自然の息吹のなかに自分という存在がゆるやかに拡散して溶かしこまれていくような感覚。ふしぎな安堵感と胸に染み入るような郷愁と……。
なんも、いうことはありません。
「コタン温泉」、噂にたがわず最上級のお風呂でありました。あのささやかな湯船に浸かった小一時間ばかりの湯浴みの幸せのことを、イーダちゃんは生涯忘れないでせう。(^.^;>5人が参考にしています
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2010年8月13日---旅13日目---イーダちゃんは釧路駅前の朝市で勝手丼を食し、広大な釧路湿原をしばし見物したあと、R391をまっすぐ北上して、この一連の北海道旅の大きな目標のひとつであるところの屈斜路湖へと向かいました。
台風4号がすべての雨雲をもっていってくれたせいで、突き抜けるような、恐ろしいほどの晴天です。
カーンと晴れわたった青空。ちょっと指でつまんだら千切れそうな、綿菓子みたいな白い雲……。こんな上天気の北海道道だったら休憩なんか取らずにいくらでも運転できますよ。で、目的地の弟子屈にイーダちゃんは予定よりずっと早いお午すぎにもう着いちゃったのでありました。
予定してた「桜が丘森林公園オートキャンプ場」へ、さっそくいってみます。時刻が早すぎてほとんど誰もいなかったのですが、係のひとにお話したらテント張ってもいいとのことでしたので、お言葉に甘えて木立ちのなかほどの上場所にさっそくマイ・テントを張らせていただきました。
うむ、良い出来なり。で、張り具合をたしかめたら、さあ、屈斜路湖湖畔の温泉巡りに出発です。
僕のこの旅の大きな目的のひとつは、この屈斜路湖畔の温泉、特に「コタン温泉」に入ることなのでありました。温泉の石組のすぐそこまで湖の白鳥が寄ってきてるあの写真は、忘れようったって忘れられるもんじゃありません。
うーむ、いよいよあの「コタン温泉」に入れるのか、と武者震いしたんですが、いざ着いてみると清掃中でお湯を抜いてるというので「コタン温泉」は入浴不可の状態でした。夕方になったらまたおいで、とのこと。がっくし(xox;>
でもまあ気を取り直してネクスト候補に向かってみます。で、辿りついたのが「コタン温泉」からほどない距離にある、こちら「池の湯」さんだったのであります。
思ったより全然でっかいの。温泉、というよりは、ほぼ完璧に池でせう、これは。だって、何より泉面が真緑色だし。それにホラ、このおっそろしいほどの「藻」の繁殖ぶりときたらどーよ? 先客に20代のカップルと家族連れが一組いたんですが、彼等も服来たまま足湯でぱしゃぱしゃ無邪気に遊んでるんで、こりゃあここは入れんな、とイーダちゃんが諦めの微苦笑をほほにたたえようとしたとき、大型バイクの低い排気音と共に救世主が現れました。30代後半くらいの、気さくそうな兄ちゃん。
「お。こんにちはーっ」と何気に挨拶すると、にこやかに彼も笑いかえしてきます。
「いやー、凄い藻ですねー」と彼は笑いながら、「さて。どこから入ろうかなあ?」
躊躇なく脱ぎだします。こちら「池の湯」にはしっかりした着替小屋があるんです。彼、そんなかでズバズバ脱いでいき、家族連れの子供らがそれ見てびっくり顔。僕も彼のあとにつづきます。すると、もう見るまに腰に手拭いを巻いた温泉裸族の誕生です。ふたりして真夏の日差しカンカンの「池の湯」にイン!
池の石底には苔がそーとー繁殖してて、とても滑りやすかった。
藻の影響もあって、お湯もところどころ不可思議玄妙な湯の香りが。しかし、いい湯加減です。肩まで浸かると、おお、なっかなかいい湯だわ、こりゃ(^o^:/
バイク兄ちゃんとお話しします。彼は札幌発のライダーさん、本来なら昨日のフェリーで東北テント旅行にでる予定でいたものの、台風のおかげでそれらの予定が飛んじゃったんですよ、と笑いながら話してくれました。
彼、冒険心も旺盛で腰手拭のまんま、その近辺でぱしゃぱしゃ水遊びしてるカップルに目礼して、池の湯の端から屈斜路湖まで出ていったり---池の湯と屈斜路湖は細い水路でもって直接繋がっているのです---で、しばらくして帰ってきていうことにゃ、
「ねえ、いま湖のほうにつかってたら、なんかドクターフィッシュみたいな小さな魚がいっぱい寄ってきて、足や身体をツクツクつっつくんですよ。面白いですよ」
「ほう」と僕も腰巻き手拭で湖に出てみました。すると彼のいう通り、無数の茶色っぽい小さな魚が脛をちくちくつつくわつつく。うわ。なんだコレ? 面白いですねえ!
新しくやってきたバイク兄ちゃんも仲間に加わります。彼は裸族で手拭なんか巻きません。カップルが見ようが子供が見ようが気にしない豪傑気質の凄い奴。うおー、くすぐってえ! なんてはしゃいでる。いいなー こーゆーの。滅茶苦茶楽しかったですねえ、僕は(^o^)/
あとで聞いたら「池の湯」自体のお湯は、意外にもフツーの単純泉なんだそうです。しかし、藻のまじってる効果のせいか、お医者さんが薦めるほどの療養泉になっているんだとか。実際、こちらのお湯に通って癌を治した病人さんが結構いるんだとも聞きました。Oh! やっぱりタダモノじゃないお湯だったのね。でも、こちらの湯浴みはとにかく楽しかった、そーゆー意味でイーダちゃんにとって実に思い出深いお湯になったのでありました。3人が参考にしています
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イーダちゃんは「上富良野の日の出公園キャンプ場」に2日間宿泊しました---富良野に美瑛、どちらも素晴らしいところでしたからね。
ただ、この滞在は天候的にはあまり恵まれてなくて、富良野に到着して晴れていたのは到着した最初の10日の夜くらいまで。翌朝からはもう台風4号の影響を受けてか、富良野の町は激しい雨に見舞われました。
強力な雨筋でもうなんも見えない。
仕方ないんで11日は美瑛を自転車でまわる計画を放棄して、クルマで夕張までいきましたが、とちゅうに通った空知川の濁流は凄まじかったです。
キャンプ場への帰りニルート237号を飛ばしてますと、午後の3時33分になんとスピード違反で警察に捕まりまして---50キロ規制の道を79キロで走っていたので29キロオーバーだということです---なんと旅先で18,000円の罰金! 美しいラベンダー畑のすぐ鼻先で交通違反の切符を切られるのはなかなか切なかったですねえ。あーん(T.T)
で、その翌朝の12日、イーダちゃんは富良野の町を旅立ったわけなんですが、台風の影響はもの凄く、なんというかもー だんだん旅とかそんなレベルじゃなくなってきたワケなんです。特に僕がクルマを駆っていた十勝のあたりは、なんだかもうじき台風が直撃するっていうじゃないですか。
こりゃあイカン、早く釧路にいってどっかホテルに泊まっちゃおうっと。
しかし、有名な十勝川温泉の付近を走っていたら、超豪雨のなかにも関わらず温泉好きの血がまたしても騒ぎはじめたのでした。欲ができたっていうか。がらんがらんの観光センターを訪ね、よさそうなお湯を資料と首っぴきでいろいろ物色いたします。職員さんにも質問してみたりして。そうして午後の2時すぎ、どしゃぶりの豪雨のなかようやく辿りついたのが、十勝川中心部からやや外れた森のなかにある一軒家の、こちら「丸美ヶ丘温泉ホテル」だったのでありました。
建物の外貌こそひなびてましたけど、僕の予想通り、こちら素晴らしいお湯でありました。露天のない内湯のみ。内湯の浴槽はふたつ。サウナもある。お湯自体はかすかーな硫黄臭の薫る、淡い薄茶色の極上モール泉。しかも、こちらのお湯、炭酸分を含んでいるらしく、お風呂に浸かっているとそれとなく身体中が気泡に覆われてくるんです。
「うわ。ラッキー!」とイーダちゃんは大喜び(^o^;>
ただ、凄い効くお湯でした、こちら。小1時間入っていたら、出たときにはちょっとぐったりしちゃって……うーむ、効能あるお湯なんだなあ。。
あんまり気に入ったんでついでに宿泊しちゃえ、と浴後フロントにもちかけてみたのですが、当日宿泊は残念ながらダメということなので、豪雨のなか再びクルマを出し、この日は釧路駅前の東横インに宿泊しました。
部屋のなかではまあいろいろ。テントではできない書き物をしたり、ひさびさ本を読んでみたり。あと、富良野でびしょ濡れになったテントを広げて乾してみたりね。そのあいだじゅうホテルの窓ガラスを台風の雨はびちびちと勢いよく叩き続けています。雨音は深夜まで続きました。5人が参考にしています
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2010年8月10日火曜日の7:30---糠平温泉を出立したイーダちゃんはルート273をひたすら北上、大雪湖を行きすぎて層雲峡温泉へと愛車を駆っていたんです。
天気は極上。しかし、それにしてもなんざんしょ、この景色は?
凄い。僕はもうなんというか、心ごと存在を丸呑みされているような心境でした。山や野のスケ-ルがあまりにもでかすぎて。あちこちの緑にしても、僕の知らない未知の命の色でキラキラしてるし。はるかな山々の稜線に絡んでるあの夏色の日差しだって、俗界の塵まみれになっている僕の目玉を洗い清めるような、なんかアンビリーバブルな美しさ……。
「うわーッ…(半分以上茫然として)」
マジ、唖然もんの風景。何度もクルマをとめて、携帯写真をバチバチ撮って。
糠平湖から大雪山連峰に至るまでのこの道筋は、いよいよヒグマの本格的な生息地に入るらしく、道のあちこちに「ヒグマ注意!」の看板が見受けられます。
層雲峡温泉に寄りました。時間が早すぎてどこもやってなかったので、ま、足湯だけ。
で、次は無料の高速に乗って旭川まで出て、家族連れで賑わう旭山動物園をちょっと見学。そーして午後の3時すぎ、イーダちゃんは花の町・富良野に辿りつきました。
上富良野の日之出公園オートキャンプ場、いやー 凄い人気でしたねえ。設備も景観も綺麗な、清潔なキャンプ場でした。家族連れ、カップル、ひとり旅の猛者連中がわんさか……。なるたけテント密度の少ない丘陵の上層部分、階段の近くにマイ・テントを張ってから、クルマで20分ほどの、こちら「吹上露天の湯」にいってきました。
よかったですよー、「吹上露天の湯」!
残念ながら僕は「北の国から」を見ていなくて、宮沢りえが入浴したと聞いてもいたんですが、その宮沢りえという女優さん自体をよく知らないので、そのへんからは意見がいえませんが、いや~ 良きお湯であることは間違いないですよ、ここは。
着替処らしい屋根のあるところもあります。でも、ま、ほとんど野湯に近いお風呂だと認識していたほうがいいかも。透明な素直そうなお湯ですが、こちら、案外浴後にがっくりくる、結構強めの酸性湯です。
僕はこの夕と翌日の早朝、翌々日の早朝と、結局3回もこちらのお風呂に足げく通ってしまいました。
なにせ、魅力あるお湯ですからねえ。あ。こちらのフォトは入浴中の皆さんに声掛けしてから撮らせていただいた一枚でーす。(^o^)/6人が参考にしています
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旅立ってから9日目、北海道に上陸してから8日目---2010年8月9日の午後のこと、十勝の山奥の混浴露天「鹿の湯」で野趣たっぷりの湯浴みを堪能したイーダちゃんは、ルート273を再び北上して、大雪山連峰の中央部にむけ愛車を駆っておりました。
天気は晴れ。ただし、東の空の雲がやや気にかかる、76%ほどの晴れって感じ。
ひと気のない然別湖を見物して、さらに奥地にある糠平湖へ。
糠平湖はこんな広大なのに人造湖なんですってねー 全然判りませんでした。湖畔からいくらか離れた緑深い道の一角に、お宿が6、7軒かたまって建っています。これが、糠平(ぬかびら)温泉郷。
イーダちゃんは温泉郷のいちばん突端にある、こちら「元祖 湯元館」さんに宿をとることにしました。荷物を降ろし、玄関に向かいます。
「こんにちはーっ」
しかし、返事はありません。
僕のあとから旅のライダーさんがやってきて、おなじように宿の奥に呼びかけてみました。
……しーん……
1,2分待っていたんですが、動きなし、ライダーさん、諦めてほかにいっちゃいました。
それでも気長に待ってたら、ようやく宿の奥からおカミさんらしき方が、あらあらあら、お待たせしちゃいました? と、のんびり笑いながらやってこられました。
ホッ。交渉はすぐさま成立。素泊まり3800円で二階の一室に一泊することとなりました。
部屋でしばしのんびりして、それからお風呂へ。こちらのお風呂の売りは、内湯奥の扉を抜けて、石段をちょっと下ったとこにある、沢が間近の石作りの混浴露天! 露天裏にはそう大きくはないものの、ちゃんとした打たせ湯なんか二、三本あってね、それはそれは落ちつけるお風呂となっているのでありました。
湯質は、うーん、ナトリウム・塩化物泉? でも、なんというか単純泉に近い感触です。透明で適温の素直な湯。舐めても酸っぱくないし、塩辛さもそう感じない、沢音に包まれて、緑のにおいに囲まれながら、いつまでも浸かっているのがグー (^.^;> ええ、そんな風な長湯のきくお風呂でしたねー。
こちらのお宿はライダーハウスとしても有名らしく、夜になるにつれ次々と新しいライダーさんが到着するんです。で、雰囲気もだんだん賑やかになっていき……
イーダちゃんはわりとひとなつっこいほうで、知らないひとに声掛けしたりするのも平気なんですが、どうやら旅を続けているとひと嫌いになる周期というのが巡ってくるらしく、ちょうどこの夜がそれにあたるような感じでした。
なんか、ふいに誰とも会いたくないの。
話したくなく、視線を交わしたりするのもちょっとイヤ。廊下でひとに会うと、いつもならにこやかに「こんばんは」とやるんですが、この夜に限っては早々と速足で部屋に逃げ帰っちゃう。
とゆーわけでこの夜のイーダちゃんは巣籠りのリスみたいに部屋のなかで小さくなって、息をひそめてじっとしていたんですが、そうすると今度は東京の会社末期でのネガティヴな記憶の数々が次々と記憶の淵から蘇って、走馬灯のように頭の隅をよぎっていくのです。
「あ¨ーッ、くそーっ!(声にならない声で)」
なんか、ひさびさ布団のうえで足をバタバタさせて、悶絶しちゃいました…。(x.x;>
いや、でも誤解なきよう、こちらのお宿にそーゆーのは関係ないんですよ、こちら「元祖 湯元館」さんはいいお宿、素直なお湯の混浴露天はとってもお薦め。
一夜明けて朝の光に当てられたら、それらのネガティヴな破片は幻みたいに霧散しちゃいましたけど、あの夜のほろ苦くて切なかったあの独自の感触はいまだにちょっと忘れられない、イーダちゃんの旅の記憶に長く残るふしぎな一夜となったのでありました。6人が参考にしています












