きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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弥彦神社の門前に佇む、元禄9年(1696年)に開業した老舗旅館。鉄筋8階建の客室棟「夢の館」と、7階建の宴会棟「華の館」の2棟からなる、大型旅館でもあります。土曜日に、一泊朝食付で利用してみました。
駐車場の奥に車を停めても、ゴルフカートで迎えに来てくれます。この日は、2階の洋室に宿泊。浴衣に着替え、早速エレベーターで8階の展望大浴場へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、貴重品BOXやドライヤーも完備。浴室右側には、14人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂製です。
左側に、15人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 湯神社温泉)が満ちています。源泉47.9℃を、41℃位で供給。PH8.7で、肌がややスベスベする浴感です。かけ流し循環併用で、微塩素臭。口に含むも、無味でした。
続いて、外の露天風呂へ。途中に、3人分のシャワー付カランがある洗い場かあります。奥に、屋根付8人サイズの石造り木枠浴槽があり、湯温はこちらも41℃位。最上階から、弥彦山を望む景色。夕食時間と重なった為か、貸切状態でまったりできました。
朝食は、「華の館」7階の食事処「オープンテラス四季」でバイキング。メニュー内容は普通ですが、やはり最上階からの眺めが抜群でした。
主な成分: ナトリウムイオン67.2mg、カルシウムイオン16.6mg、フッ素イオン2.0mg、塩素イオン18.2mg、硫酸イオン116.5mg、炭酸水素イオン2.4mg、炭酸イオン18.6mg、メタケイ酸25.8mg、成分総計272.1mg -
長岡市の山あいの集落に佇む、三島谷温泉の一軒宿。大正7年に石油を試掘中に、温泉が湧き出したのが始まりで、全国のにごり湯百選にも選ばれているのだとか。土曜日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料は500円。玄関から左へ廊下を進み、階段を上がった左側に、男女別の浴室があります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側にカランが2段になった洗い場。下の3つは温泉で、上のシャワー付カラン2つは、温泉ではありません。
窓際に4人サイズのタイル張り石枠内湯があり、黒褐色のナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉(源泉名: 三島谷温泉)が満ちています。源泉21.5℃を、40℃位に加温。透明度は、10cm位でしょうか。PH8.1で、肌がスベスベする浴感です。加水なし、循環濾過ありですが、塩素臭は気になりません。口に含むと、無味で微モール臭。窓の外には、石灯籠と庭木が見えます。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン326.1mg、マグネシウムイオン1.9mg、カルシウムイオン4.8mg、鉄(Ⅱ)イオン0.4mg、フッ化物イオン0.8mg、塩化物イオン15.1mg、ヨウ化物イオン0.3mg、炭酸水素イオン853.0mg、炭酸イオン8.1mg、メタケイ酸75.1mg、メタホウ酸2.1mg、遊離二酸化炭素11.4mg、成分総計1319mg -
長岡市寺宝町の田園地帯に建つ、湯治もできる温泉施設。3階建の鉄筋コンクリート造で、どこか公営施設を思わせる佇まい。ところが、ボーリング(削井)会社を経営する社長が、自らの病による手術後の体調不良に悩み、自宅の空地を掘削・造成して、今の施設を作り上げたのだとか。土曜日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料は通常700円(平日は17時~600円)のところ、「新潟日帰り温泉パラダイス」の特典で、100円割引で入浴。ロビー奥の廊下を進むと、男女別の大浴場があります。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、手前に4人分のシャワー付カランがある洗い場。シャワーも温泉で、アメニティもあります。
5人サイズの内タイル張り御影石造り内湯が左右に2槽並んでいて、左側の浴槽には透き通った茶褐色のナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 寺宝温泉 あわの湯)が、源泉かけ流しにされています。源泉40.7℃を、そのままで。PH8.0で、肌がスベスベする浴感です。口に含むと、微鉄臭と微モール臭がして弱塩味。茶色い湯の花も見られ、まったりしてたら凄い泡付き。右側の浴槽は、熱交換により若干加温され、湯温は42℃位です。
続いて、外の露天風呂へ。左側に、2人分のシャワー付カランのある洗い場もあります。右側には、10人サイズの岩風呂。上の湯口からは、チョロチョロと別源泉が注入。無色透明の単純泉(分析書掲示なし)で、湯温は25~26℃位。口に含むも、無味無臭。さらに、下から出ている主源泉と合わせ、ダブル源泉浴槽となっています。湯温は38℃位で、源泉かけ流し。そして左奥には、5人サイズの檜風呂もあり、こちらも源泉かけ流しです。湯温は40℃位。ボコボコ出ている泡は、天然の炭酸水素と表記されています。囲まれている為、景色は望めません。
しかし、源泉かけ流しや湯温を変え交互浴を楽しめる等、社長の拘りを感じられる温泉でした。
主な成分: ナトリウムイオン1274mg、アンモニウムイオン19.1mg、マグネシウムイオン9.5mg、カルシウムイオン28.4mg、鉄(Ⅱ)イオン0.6mg、塩化物イオン1863mg、臭化物イオン10.9mg、ヨウ化物イオン6.2mg、炭酸水素イオン689.1mg、炭酸イオン5.2mg、メタケイ酸118.9mg、遊離二酸化炭素11.6mg、成分総計4122mg -
駒ヶ岳の山間にひっそりと佇む、駒の湯温泉の一軒宿。未だに電気が通らぬランプの宿で、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。土曜日の午前中、日帰り入浴してみました。
入浴料500円は、本館フロントで。外に出て、本館右手の湯小屋へ。日帰り利用できるのは、こちらの露天風呂だけとなります。男女別で、棚にプラ籠が並ぶ脱衣場。右側に、1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティもあります。
石造り浴槽が2つあり、右側は7人サイズで、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 駒の湯2号源泉)が、大量にオーバーフロー。泉温31.5℃の源泉を、そのままかけ流しにしています。PH8.6で、やや肌がスベスベする浴感です。中央の噴水のような湯口からドバドバと出ていて、口に含むとほんのり玉子味。白い糸屑状の湯の花が、舞っています。
左側は、2人サイズの加温浴槽。湯温は40℃位です。源泉と加温湯の蛇口があり、自分で温度調整も可能。交互浴も楽しめます。先客が上がられた後、渓谷と山々の景色を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
分析書がなかった為、フロントで尋ねると、館内に2枚掲示。日帰り用の露天風呂と、館内の「河原の湯」は別源泉なのだそう。毎分320L掘削自噴する、もう1つの源泉(源泉名: 駒の湯温泉)の方も、泊まってぜひ入ってみたいです。
なお、冬は雪に閉ざされる為、営業は通常4月下旬から11月上旬まで。でも、今年は5月1日からオープンしたので、公式サイトや電話で確認された方がいいと思います。
主な成分: ナトリウムイオン19.1mg、カルシウムイオン45.4mg、フッ素イオン0.7mg、塩化物イオン11.1mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン105.1mg、炭酸水素イオン24.1mg、炭酸イオン0.7mg、メタケイ酸29.2mg、成分総計236.4mg -
駒ヶ岳の麓、佐梨川上流に位置する栃尾又温泉。自在館と宝巌堂、神風舘の3軒の宿が、「うえの湯」と「したの湯」の2つを、大浴場として利用しています。一番リーズナブルな神風舘を、一泊二食付で利用しました。
この日は、3階の6畳和室トイレ共同に宿泊。早速、浴衣に着替え温泉へ。午後3:30~夜11時迄の間、「したの湯」が男湯です。玄関から右へ廊下を進み、サンダルを履いて館外に出ます。自在館の渡り廊下の下にある入口から、再び自在館の館内へ。83段の桐の階段を下りて行くアプローチ。お年寄りにはキツイ為、いずれ建替えらるそう。
渓流のそばに、趣ある木造りの湯小屋。棚にプラ籠が並ぶ脱衣場で、ドライヤーも完備。浴室手前の洗い場は狭く、アメニティは固形石鹸1つだけです。
二面ガラス窓の浴室には、タイル張り石枠内湯が2つ。右奥の12人サイズ浴槽に、ちょっぴり黄褐色がかった透明の単純弱放射能温泉(源泉名: 栃尾又1号)が、源泉かけ流しにされています。湯小屋のすぐ近くから湧出し、泉温36.8℃をそのままで。PH8.6で、肌がスベスベする浴感です。口に含むと、無臭で円やかな味。不感温度帯で、ウトウトしてたら泡付きも見られます。
左側には4人サイズの加温浴槽があり、湯温は42℃位。循環併用ですが、塩素臭はしません。窓の外に、湯ノ沢川のせせらぎ。貸切状態で、満喫できました。
夕食は、部屋にお膳で。酒は、1階の冷蔵庫から自分で持ってきます。山菜やエビの天婦羅、鱒の刺身、鮭や根菜・茸の煮物、ワラビ生姜合え、蒟蒻と揚げ茸の小鉢と、山の幸が豊か。味噌汁も山菜や茸タップリで、熱々ではないが満足しました。
湯治宿ゆえ、食後はお膳を外へ運び、布団敷きも自分で。就寝前に、再度「したの湯」へ。他の方同様、静かに瞑想に耽りました。翌朝、朝食も部屋で頂きます。焼鮭や治部煮、ラジウム納豆が美味しかった。
朝風呂は、男女入替えで「うえの湯」へ。薬師堂の奥に建つ、近代的な建物です。棚だけの脱衣場が2ヶ所あり、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは一般的な物です。
広い浴室には、タイル張り石枠内湯が3つ。左奥の13人サイズの浴槽が源泉かけ流しで、湯温は36℃位。右奥には、3人サイズの寝湯もあります。こちらも、湯温は36℃位。その手前は5人サイズの加温浴槽で、湯温は42℃位。循環併用ながら、塩素臭はしません。窓から、滝と渓谷の景色。チェックアウトまで、交互浴も満喫。新しい浴室がこの奥で工事中で、ビニールシートで覆われていました。
ラドン 37.0X10-10
主な成分: ナトリウムイオン30.8mg、アンモニウムイオン0.4mg、カルシウムイオン40.8mg、ストロンチウムイオン0.2mg、フッ素イオン0.6mg、塩素イオン12.4mg、硫酸イオン117.3mg、炭酸水素イオン19.8mg、炭酸イオン3.0mg、メタケイ酸46.1mg、成分総計272.4mg -
秋山郷の結東地区を通る国道405号線沿いに佇む、廃校を利用した宿泊施設。外観は木造の小学校の面影を残しつつ、内装もきれいにリニューアルされています。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
入浴料500円は、玄関左側の受付で。右手に進んだ廊下の左側に、男女別の浴室があります。棚だけの脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に3人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、石鹸ソープです。
3人サイズのタイル張り石枠内湯には、うっすら黄褐色のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(源泉名: 結東温泉)が満ちています。源泉45.7℃を、41℃位で供給。PH7.9ながら、肌がスベスベする浴感です。かけ流し循環併用。石組みの湯口は、赤茶色に変色。口に含むと、鉄臭がして弱塩味を感じる円やかな味がします。
続いて、外の露天風呂へ。2人サイズのコンクリート造り木枠浴槽で、湯温は41℃位。さっぱり目ですが、よく温まる湯です。格子越しに、裏山の景色。ずっと貸切状態で、まったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン453.4mg、マグネシウムイオン2.6mg、カルシウムイオン302.3mg、ストロンチウムイオン1.3mg、鉄(Ⅱ)イオン0.4mg、フッ素イオン2.8mg、塩素イオン676.6mg、臭素イオン3.1mg、ヨウ素イオン1.1mg、硫酸イオン701.4mg、炭酸水素イオン37.2mg、メタケイ酸35.9mg、メタホウ酸40.5mg、成分総計2.277g -
新潟県津南町に建つ、竜ヶ窪の竜神伝説を元に作られた日帰り温泉施設。平日の午後、利用して来ました。
入浴料は600円。土産物売場の奥に進むと、右手に男女別の大浴場があります。この日の男湯は「縄文の湯」。女湯の「竜神の湯」とは、毎週水曜日に男女入替えになるそうです。
100円有料ロッカーとプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室の右側に、13人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
かけ湯槽に、縄文式土器の湯口。溢れて、13人サイズの石造り木枠内湯へ。うっすら黄褐色の透明なナトリウムー塩化物温泉(源泉名: 竜ヶ窪温泉)が満ちています。源泉59.1℃を、加水せず41℃位に調整。肌がツルツルする浴感です。かけ流し循環併用で、ほのかなアブラ臭がして弱塩味がします。
奥のアクリル板の小さな出入口から、内湯と繋がった外の露天風呂へ(横にちゃんとした扉もあります)。8人サイズの石造り木枠浴槽で、やはり湯温は41℃位。また、板を隔てて、4人分の寝湯スペースが付いた、10人サイズの石造り木枠浴槽があり、湯温は40℃位。奥の10人サイズの石造り木枠浴槽と、繋がっています。いずれも、浴槽内にバーベキューテーブルのような机?あり。柵越しに、山々の景色。青空を渡る風も、心地いい。平日で時間帯が良かったのか、貸切状態で満喫できました。
主な成分: ナトリウムイオン2860.0mg、マグネシウムイオン23.1mg、カルシウムイオン248.0mg、ストロンチウムイオン2.8mg、マンガンイオン0.6mg、鉄(Ⅱ)イオン1.3mg、フッ素イオン0.5mg、塩素イオン5010.0mg、臭素イオン1.2mg、硫酸イオン0.8mg、炭酸水素イオン137.0mg、メタケイ酸84.6mg、メタホウ酸197.8mg、遊離二酸化炭素19.7mg、成分総計8712mg -
松之山温泉街の手前に建つ、平成6年にオープンした日帰り温泉施設。平日の午後、利用してみました。
入浴料600円とコインレス靴箱キーを受付に出すと、靴箱キーの控え札をくれるシステム。玄関から、右手に廊下を進んだ突き当たりに、男女別の大浴場があります。コインレス鍵付き縦長ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、10人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、オリジナルラベルのものです。
窓際に15人サイズの石造り内湯があり、透き通った緑褐色のナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名: 湯坂温泉)が満ちています。源泉95℃を、加水せず42℃位で供給。PH7.6ながら、肌がスベスベする浴感です。循環濾過ありですが、塩素臭は気になりません。ほのかなアブラ臭がして、なめてみるとしょっぱエグイ味。薄茶色い湯の花も、舞っています。
続いて、外の露天風呂へ。16人サイズの岩風呂があり、湯張り時のみ加水されて、湯温は41℃位に調整。左手にウッドデッキとチェアがあり、ほてった体をクールダウン。山々の景色を望み、まったりできました。
湯上がりに、フロントから左手の畳敷きの大広間で、アイスコーヒーを頂きます。館内に貼り紙があった「雪室珈琲」かと思ったら、普通のコーヒーでした。次回は、売店で売っている雪室珈琲を飲んでみたいです。
主な成分: ナトリウムイオン3600mg、アンモニウムイオン32mg、マグネシウムイオン6.5mg、カルシウムイオン2100mg、ストロンチウムイオン28mg、バリウムイオン2.3mg、フッ素イオン2.6mg、塩素イオン9000mg、臭素イオン33mg、ヨウ素イオン6.0mg、硫酸イオン74mg、炭酸水素イオン40mg、メタケイ酸120mg、メタホウ酸250mg、成分総計15.418g -
日本三大薬湯に数えられる、松之山温泉の中心に建つ、市営の日帰り温泉施設。平日の午前中、利用して来ました。
昔、傷を癒す鷹を見て、源泉が発見されたという言い伝えが残り、名付けられたとのこと。入浴料は通常500円のところ、この日は温泉博士の特典でタダで入浴。玄関から、左へ廊下を進むと、男女別の大浴場があります。コインレス鍵付き縦長ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、強烈なアブラ臭が漂います。
10人分のシャワー付カランがある洗い場には、アメニティもあり。窓際に、10人サイズの石造り内湯があり、透き通った緑褐色のナトリウム・カルシウムー塩化物泉(源泉名: 鷹の湯1号、鷹の湯2号、鷹の湯3号)が満ちています。源泉85.5℃を、加水して43℃位に調整。PH7.5で、肌がスベスベする浴感です。循環濾過ありですが、塩素臭は気になりません。なめてみると、塩辛くてエグイ味。塩分が多く、かつて塩を採っていたのだとか。
続いて、外の露天風呂へ。階段を下りたところに、屋根付7人サイズの内タイル張り石造り丸石枠浴槽。湯温は、こちらも43℃位です。対岸に崖と、小川のせせらぎ。沢蟹も、遊びに来ています。先客が上がられ、貸切状態でのんびりできました。
主な成分: ナトリウムイオン3500mg、カルシウムイオン1900mg、ストロンチウムイオン27mg、フッ素イオン2.8mg、塩素イオン8900mg、臭素イオン25mg、ヨウ素イオン10mg、硫酸イオン72mg、炭酸水素イオン15mg、メタケイ酸110mg、メタホウ酸250mg、成分総計14.979g -
大沢山麓、県道76号線沿いの高台に佇む宿。映画「HANAーBI」のロケ地として知られ、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。平日に、一泊二食付で利用してみました。
2階まで吹抜となる、重厚な木造建築。玄関横に、芋や林檎、トマト、チマキがあり、隣の熊の毛皮が敷かれた囲炉裏の間で、自由に食べられます。この日は、本館2階「百合」の間に宿泊。7畳和室で、トイレ無し(別館はトイレ付)。浴衣に着替え、早速温泉へ。
1階に下り、玄関から右手に廊下を進むと、「展望岩風呂(内湯)」があります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。2面ガラス張りで、趣ある浴室。両サイドに、8人分のカラン(内2つはシャワー付)がある洗い場。アメニティもあります。
8人サイズの岩風呂には、うっすら褐色がかった透明のナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(源泉名: 大沢山温泉)が満ちています。泉温27.2℃を、41℃位に加温。PH8.4で、肌がツルツルする浴感。使用状況表示はなく、かけ流し循環併用とのこと。湯口が2つあり、口に含むと奥はコゲ臭、手前は弱甘味。薄茶色い小さな湯の花が舞います。森と山々を望み、まったりできました。
浴衣を一度着て、次は「展望露天風呂」へ。廊下を更に奥に進むと、心太やアイスキャンデーのサービス。手前は、水の上を渡るアプローチです。太い柱と梁が、剥き出しになった湯小屋。棚だけの脱衣場で、ドライヤー完備。手前に、5人分のカラン(内1つはシャワー付)。アメニティもあり。8人サイズの石造り木枠浴槽で、湯温は41℃位です。2面開け放たれ、開放感あり。と言うか、車道から見えそう。遠く巻機山を眺め、のんびりできました。
夕食は、1階の中広間で。お品書きや説明はありません。仲居さん1名で、6組の給仕が忙しそう。食前酒は辛口の白ワインに始まり、グリーンピース豆腐等の色鮮やかな先付。枝豆、ゼンマイと車麩の煮物、胡瓜と大根の辛子合え、刺身は鮪・イカ・甘エビ・サーモン・帆立の5種盛と続く。山ウドやソフトシェル蟹、南瓜・筍の天婦羅や焼鮭は出来立てで。支配人が、八海山原酒を振舞い酒に来ます。とってもフルーティ。蟹陶板バター焼、モズク茶碗蒸しも旨い。スタンダードプランで品数は多くありませんが、酒粕汁と地元南魚沼産コシヒカリの御飯に満足しました。
翌朝も、朝日が注ぐ展望風呂を満喫。朝食は、1階の大広間で。オレンジ・トマト・牛乳から、ドリンクを選択。虹鱒の甘露煮主菜で、体に優しいメニュー。ガンモと昆布巻の煮物や、ジュンサイ入温泉玉子も美味しかった。静かな湯宿で、身も心も癒されました。
主な成分: ナトリウムイオン458.7mg、マグネシウムイオン0.7mg、カルシウムイオン2.6mg、フッ素イオン0.9mg、塩素イオン448.9mg、臭素イオン1.8mg、炭酸水素イオン452.2mg、炭酸イオン12.0mg、メタケイ酸63.2mg、メタホウ酸9.6mg、成分総計1.465g