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投稿日:2017年5月20日
上諏訪屈指の老舗旅館 (上諏訪温泉 ぬのはん)
きくりんさん [入浴日: 2016年11月7日 / 2時間以内]
44.0点
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33.0点
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55.0点
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JR中央本線の上諏訪駅から、徒歩で約8分。諏訪湖畔に佇む、嘉永元年(1848年)に創業した老舗旅館。初代半助が布屋とともに宿屋を営み、布屋半助が短くなって「ぬのはん」と呼ばれるようになったのだとか。島木赤彦や斉藤茂吉らアララギ派の歌人、近年でも多くの著名人が訪れている宿。島崎藤村が信濃路を訪れる際、下諏訪の亀屋かこちらの布半を定宿にしていたことを知り、前日に聴泉閣かめやに泊まったので、藤村つながりで平日の午後、日帰り入浴して来ました。
玄関でまず目にとまるのは、屋号が染め抜かれた大きな一枚布の暖簾。江戸時代から受け継がれた、老舗の心意気でしょうか。入浴料1000円(貸しタオル大小付)は、フロント横の券売機で。奥に進み、左へ廊下をずっと歩くと突き当たりに、男女別の大浴場があります。男湯は「鮃の湯」(ちなみに、女湯は「鯛の湯」)。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に7人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、馬油系とミキモト製です。右側に、16人サイズの石造り内湯があり、無色透明の単純温泉[源泉名:混合泉(三ッ釜1号・2号源湯、アヤメ源湯)]が満ちています。泉温64.5℃を、42℃位で供給。浴槽の湯を入替え時、湯温調整で加水あり、また気温の低い冬期間のみ加温ありとの表示。PH8.01で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。湯口の湯を口に含むも、無味無臭。奥の方が深くなっていて、立ち湯も楽しめました。
続いて、外の露天風呂へ。内湯からと、脱衣場からのどちらからも直接行けます。屋根付5人サイズの石造り浴槽で、湯温は41℃位。囲まれており景色は望めませんが、中庭に巨石が鎮座しています。平日の為か、ずっと貸切状態でまったりできました。
主な成分: リチウムイオン0.41mg、ナトリウムイオン150mg、マグネシウムイオン0.39mg、カルシウムイオン15mg、ストロンチウムイオン0.20mg、亜鉛イオン0.24mg、フッ素イオン2.05mg、塩化物イオン167mg、硫酸イオン109mg、リン酸水素イオン0.05mg、炭酸水素イオン64.1mg、メタケイ酸97.3mg、メタホウ酸12.6mg、メタ亜ヒ酸0.36mg、溶存成分総量624.9mg
※平成18年8月の分析書なので、そろそろ更新かな18人が参考にしています
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