鸚鵡鮟鱇 さん
32.5点 / 11152件
5点-誰にも教えたくない
4点-安心してお勧めできる
3点-普通だけど飛びぬけた売りがある
2点-普通の温泉or良好な白湯
1点-がんばろうor普通の白湯
白湯は2点,1点のみ
4点5点はかけ流しのあるところのみ
男性 | 58歳 | 大阪 |
指定なし | ||
指定なし |
- 並び順
-
口コミ最新投稿順 |
口コミ点数の高い順
-
白山スーパー林道の姥が滝駐車場から遊歩道を歩いていきます。行きは強烈に下って20分、帰りは強烈に登って30分といったところ。姥が滝の目の前にある温泉です。男女混浴でして、裸浴も水着も可です。着替えるスペースとして1人用のテントもあるのでご安心を。
滝は上から流れ落ちてきまして、下の方で枝分かれが激しく、白い南条もの筋が見え、これが老婆の白髪頭を想起させるので「姥が滝」と名付けられたのだそうです。その滝と下の川を目の前にして入る湯は気持ちいいです。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉は99℃もありまして、湧出量は毎分73Lとのこと。湯口からは浴槽に入る湯と竹筒を介して外に捨てられる湯に分かれていまして、これを上手に使って温度調節するのだそうです。全部を浴槽に入れてしまうと熱くてたまりません。茶色い湯の華が舞う野湯の魅力が感じられました。ただ、季節がら虻が多く、これとの格闘をしながらの入浴で落ち着けませんでした。まあ誰が悪いのでもありませんが。
入浴するには体力と時間を要しますが、温泉好きなら是非お試しあれ。ただ、季節はゴールデンウイークあたりがいいのかもしれませんね。 -
道の駅飛騨白山に併設された温浴施設です。村営なのかな、ちょっと公共事業的な雰囲気があります。といいますのも、エントランスからなかなかゴージャスで、木をふんだんに使ったデザイン性の高い室内空間です。
脱衣所は円形の敷地でして、それゆえロッカーもちょっと反っています。やや小さくて使いにくいです。清潔感はいいです。
浴室ですがジェット・檜・主浴槽が内湯、露天にも浴槽が1つあります。含硫黄・ナトリウム-塩化物泉は14km離れた源泉井戸から引っ張っています。状況により温度調節のための加水があったり、加温があったりします。消毒や循環はなく、かけ流しです。特に内風呂の檜の浴槽は、サイズが小さいのですが投入される湯の量は多めでして、硫黄臭がきっちりと感じられる熱めの浴槽でした。オーバーフローの勢いはなかなかのものです。逆に露天風呂は投入湯量が少なめでぬるい温度調節でした。どちらも湯の華はなかったです。
国道沿いにありますので気軽に楽しめるところだと思います。かけ流しの湯の質も高く、泉質重視の人にもお勧めできるかなと思います。 -
とれとれ市場から白良浜の方に進んでいきますと「桟橋」の交差点があります。その近く、海側に位置する公衆浴場です。耐震に問題があるとかで、最近建て替えられましてピカピカのところです。入り口から男女別になっていまして、扉をあけると番台。とは言いましても脱衣所内は見えませんので、荷物の見張りという本来の番台の機能はありません。あと、夫婦やカップルで行かれる場合は上がる時刻をきっちりそろえておかないと、外で待たなくてはいけないのでご注意ください。
脱衣所は鍵付きロッカーがあります。木のベンチがありますが、重心がアレなので端には座らないようにご注意ください。浴室は浴槽1つのシンプルなもので、季節がらでしょうか湯は絞り目にチョロチョロと投入されています。垣谷第三号湯という源泉で、等張性のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉です。かけ流しで使用していまして、外気温に応じて加水ありとのこと。多分今の季節は加水しているんだろうなぁと。とはいいましても明確な塩味と肌のべたつきは白浜らしいハイスペックなものでして、外湯はいくつかありますのでここでなくてはというところではありませんが、白浜に来たら公衆浴場のどこか1つは入ってみてください。どこもきちんとしたポテンシャルを秘めたいい湯であることは間違いありません。 -
白浜名物とれとれ市場の近くにあるお風呂です。なぜかラーメン屋さんと敷地を一つにしていまして、タイアップ関係にあるのかな?そちらでのお食事をPRされていたりしていました。
受付からちょっと庵っぽい雰囲気が出ていまして、そうそう「のらや」といううどんチェーン店がありますがあそこの店内のようなイメージです。寝転び処もありますので、ちょっとドライブに疲れたりした時の休憩もできると思います。
脱衣所は籠と貴重品ロッカーの併用式だったかな?こちらもいい雰囲気でした。ちょっと狭いので混雑期なんかは大変かもしれません。温泉は2種類が使われているそうで、1つは長生温泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉・78.9℃・256L/min・5.023g/kg)で、もう1つは東谷温泉(ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉・59℃・114L/min・2.695g/kg)のもの。夏期は加水ありで、かけ流しで使用されています。内湯は熱めの主浴槽が1つ。ややつるつるしまして、塩味がします。露天は岩風呂とちょっと小さな備長炭風呂です。こちらはぬるくて快適。長湯可能です。備長炭が浴槽の内壁に敷き詰められているちょっと変わった浴槽でして、ちょうど桜の木の真下にありますから、春先は見事でしょうね。ここの浴槽が一番気に入りました。
白浜らしい塩気のある湯ですが、やや控え目な印象のお湯です。施設の雰囲気がいいので、万人受けするところだと思います。空いているときを狙って訪問してもらいたいものです。 -
国道2号線から川崎重工の明石工場の南に入りますと住宅街の中にある温泉銭湯さんです。電車の便もよく、林崎松江海岸駅から北に数分というところです。
温泉は一番奥の露天のみに使われていますので、そちらしか利用していません。内湯は白湯ベースの種類が豊富な浴槽群でした。含鉄カルシウム・ナトリウム-塩化物泉は冷たい源泉をそのまま投入している浴槽と加温循環浴槽からなります。成分総量18.11g/kgの濃厚なお湯で、源泉は白濁気味の茶色、加温浴槽は赤茶色になっています。鉄分の酸化の度合いによる違いでしょう。冷たい源泉は心地よく、時々保温のために温かい側に移動しますが、メインは冷たい方になっていました。温かい側は塩素臭がします。とはいいましても、コンディションはそれほど悪くないように思いました。
濃厚な源泉で温冷交互浴ができるところは和歌山の花山温泉など限られていると思いますので、こちらは貴重な存在ではないかと思います。贅沢な入浴ができる銭湯さんに是非どうぞ。 -
国道428号線を箕谷から北に進むと入り口が見えてきます。みのたにグリーンスポーツホテルという船員さん関係の施設(一般も利用できます)に附属する温泉入浴施設です。
フロントで手続きをしまして脱衣所に。ロッカーがひしめき合っていて通路が狭い印象です。スペース的な限界もあるのだと思います。
浴室ですが、洗い場スペースが広く取られていて好印象。内湯奥には加温浴槽と源泉かけ流し浴槽があります。露天は開放感抜群のタイプでして、日よけ雨よけの類はないです。岩風呂と打たせと壷湯です。加温循環浴槽は、37℃の源泉を一旦60℃まで加温して、加水によって冷ますタイプだそうで、当然ながら循環消毒あり。源泉は37℃の単純弱放射能泉をかけ流しています。4~5人ほど入れるタイプで、微弱ですが硫化水素臭がします。また微細な気泡が身体にまとわり付いてきて心地よいです。投入される湯量はごくわずかのチョロチョロなので、派手にオーバーフローをしたりはしませんが、人が入ってくるとあふれ出す感じです。湯量が少ないので浴槽内温度はかなり下がり気味でして、30℃台前半かと思います。
とはいいましても、まだまだ暑さの残るこの季節には有難い源泉浴です。ちょっと足を伸ばして訪問してみるのもいいかと思います。 -
国道163号線を京都の南山城村から三重の伊賀市に抜けますと、1つ目に出てくるのが島ヶ原村。国道はバイパス化していますので、旧国道に入りましてしばらく行くと出てくる山村体験系+福祉系の施設です。公的な側面が強いところだと思いますが、温泉そのものは観光客へのPRも兼ねていますので「役所臭さ」はありません。
2種類の浴室がありまして、男女交替制です。ここには大抵1人で行くようにしています。それは源泉浴槽が四角い方が目当てですので、つがいで行きますとどうしても喧嘩に(笑)。あちらはあちらで行動できる足がありますので、勝手にしやがれです。公式ホームページに男女の浴室のカレンダーが掲載されていますのでそれを確認してから行くといいでしょう。
エントランスからびっくりするほど明るく清潔で、これは脱衣所も浴室も同様です。ここまできれいに維持されている施設は少ないと思います。フロントで手続きをしますと、湯札(花札みたいなやつ)が配られまして、それを持参してお風呂の受付へ。ここでタオル(持ち帰り式)とバスタオル(レンタル)を受け取りまして脱衣所に入ります。タオル付き800円は妥当な価格だと思いますが、タオルなしで700円とかのコースがあってもいいように思います。
脱衣ロッカーは大きめで、観光ついででも大丈夫だと思います。明るく清潔感があり、また島ヶ原村の民話なんかが掲示されていまして、しばし見入りました。
浴室もいい具合に雰囲気出ています。石造りの(とは言っても化粧石でしょうが)床材に落ち着きが。脱衣所との入り口には室内にもかかわらず屋根が作られていまして、しっかり瓦も載っています。室内に瓦、北海道ではよく見るのですが、こちらのはどんな意図があるのでしょう。入って左手前はカラン類でして、右奥から左奥に浴槽群が。四角い「こっとの湯」はこちらの白眉たる源泉かけ流し浴槽。主浴槽は循環・消毒・加温ありです。源泉と比較すると劣化が分かってしまうものの、塩素臭控え目のなかなかの湯です。あとバイブラもあります。露天はサウナに水風呂に、あと寝湯と主浴槽といった構成です。やはりこちらは源泉が素晴らしいので、「こっとの湯」を中心に入ります。35℃ほどのナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉は生理食塩水と同じような濃さの等張性でして、これが身体に優しい湯というのがPRされていました。舐めてみますと塩味がします。お澄ましくらいの塩辛さでしょうか。あと、入浴すると肌がしっとりしてくるのは重曹成分かな。このかけ流し浴槽は3人が限度という狭さと、ぬるさが睡魔を誘うくらいの気持ちよさということもありまして、特に夏場は取り合いになることが多いです。「源泉は1回あたり10~15分ぐらいで」みたいな注意書きがあるくらい。ですので、平日のお昼ご飯時を狙って行くのですが、この時間だと大抵はガラガラで、この源泉を10分と加温浴槽を10分の交互浴が楽しめます。湯温がちょうどいいので、長湯向き、しかも湯あがりのさっぱり感は夏場向きと、まさに「今の時期が旬ですよ」というところですね。マナーを守ってお楽しみを。 -
平湯温泉と新平湯温泉の間にある福地温泉の施設です。国道から「福地温泉」の方にそれて国道に平行に走って行くのですが、途中で「昔ばなしの里。駐車場右折(反対からなら左折)」と書いてありますので、ちょっと細い道ですが入ってください。そうしますと、日曜なら朝市をやっているはずの施設に突き当たりますのでそこを右に折れると舗装されていない道になりますが、付きあたりに出てきます。大きな民芸風の建物で、囲炉裏のある素敵な大広間、2階には昔ばなしをテーマにした展示もあります。
昔ばなしの里は無料でして、温泉は500円。毎日このサービスをしているのか分かりませんが、私が訪問した時は温泉入浴者には五平餅が無料でプレゼントされました。五平餅単品だと300円ですから正味のところ温泉は200円、とてもコストパフォーマンスいいです。
受付は食堂になりまして、券売機で券を購入して提出します。温泉はそこから廊下を少々歩いていきます。脱衣所は狭くて暗いですが、雰囲気はいいです。脱衣籠と100円非返却式のロッカーがありました。浴室は内風呂1つと露天が1つのシンプルな構成でして、内風呂は大きくて熱め、露天は小さくてぬる目でした。さっぱりとして少々硫黄臭のする単純泉でして、季節によっては温度調節のため加温や加水がされるそうですが、かけ流しで使用していまして塩素もなし。ですから弱い硫黄の香りがしっかりと感じられます。これはいいです。露天と内風呂の温度差は湯の投入量の違いによるのかなと思います。露天は絞り気味で、内風呂は景気よく出していました。露天は野天に近い雰囲気で、山間の空気のうまさがダイレクトに感じられます。人の手はあまり入っていないような感じです。
難儀したのは洗い場でして、内に蛇口2つついた場所があるにはあるのですがどちらからも冷水が出てきました。石鹸類の備品はあります。浴槽の湯を洗面器に頂いて洗うのかなと思います。ただ、スペース的にも狭いので可能ならば洗髪洗体は余所で済ませておくといいかもしれません。
かなり穴場に近いところでして、他が混雑していてもこちらは鄙びた雰囲気そのままに楽しむことができるのではと思います。五平餅は甘い味噌が大変おいしく、いいおやつになりました。管理人のおばちゃんやお兄さんのおしゃべりも楽しく、囲炉裏を囲んでしばし談笑を楽しみました。 -
栃尾交差点から新穂高の方に行く途中に川沿いにある露天風呂です。駐車場は十台くらいはいけるかな。新穂高の湯と同じく、露天の浴槽1つだけで、石鹸類の使用もできないところです。湯に浸かるだけというお約束を守って楽しみましょう。
こちらも管理人さんはいませんで、入浴料金200円だったかな、これをポストに入れて入浴します。ここで男女が分かれまして、それぞれの脱衣所と露天風呂を使います。脱衣所は大きめで、籠しかありませんが十分なものかと。丁寧に清掃をされているので安心して使えました。
こちらは蒲田川の流れが落ち着いた中流の流れ方をしていまして、それゆえ川方向の視界はずいぶんと開けています。温泉は単純泉でさっぱりした浴感とほのかな硫黄臭は新穂高の湯と重なる部分が多いです。温度はやや高めでした。男湯側に湯の投入口はなかったような気がします。オーバーフローはされていまして、専用の水路を伝って捨てられていきます。洩れ伝える声を聞きますに女湯はかなり焼き焼きだったそうで、ホースの水でじゃんじゃん埋めていかないと入浴できないほどみたいです。あちらに新湯が入っているのかな。男湯は事前に誰かが埋めてくれたのか、それとも別の要因か適温の入浴となりました。
ダイナミックさでは新穂高に一歩譲ると思いますが、こちらの魅力は落ち着いて入浴できること、これに尽きると思います。どちらかといいますと、大人の湯浴みが楽しめるのはこちらではないかと、まあそんな感じです。 -
露天風呂ブームの立役者になったと言われる奥飛騨温泉郷、その中でもロケーションにおいて象徴的施設とも言うべき新穂高の湯に入ってきました。場所は栃尾から県道475号線に入りまして、どんどん進んでいきます。神坂トンネルという長い方のトンネルを抜けますと右手に駐車場があります。そこに車を停めまして、ちょっとばかり上流に移動しまして橋を渡るとその際に眼下に見えてきます。これは凄い丸見え感(笑)
階段を下りていきますと、本当にちょっとした小屋がありまして、ここが脱衣所です。女性はここで着替えることをお勧めしますが、男性は別にどこでもいいような気がします。そうそう寸志を入れる箱がありますのでお忘れなきよう。私が入浴した時は、女性は水着かバスタオル、男性は全員すっぽんぽんでした。
ここらあたりは川の上流に位置していまして、蒲田川の流れがかなり早いところです。前日の夕方にまとまった雨が降ったとかで、川の水は轟々と流れています。流れが巨石にぶつかるのを見ながらの入浴です。この流れにドボンしたら助からないだろうなと思ってしまいます。くれぐれも危険な真似をしてすってんころりんしないように願います。
温泉は単純泉、自噴だそうです。湯船といいますか、自然の岩を組み合わせた浴槽ですが、大きさがかなり大きいので場所によって温度は異なります。大体はぬる湯ですね。さっぱりした浴感で、本当にわずかに硫黄系の香りがしてきます。竹筒で浴槽に投入しているのですが、川に捨てている湯の量の方が多いようにも思います。他にも湯口があるのか錯覚かは分かりません。ドボドボと捨てられていました。
ブームとなってしまった今では秘湯感を味わうのは難しいと思いますが、ロケーションの妙がありますので一度は訪問してみるといいと思います。水着やバスタオル可なのは時代なので仕方ないかと。まあ夜にすっぽんぽんで入るのが女性には一番抵抗ないかもしれません。