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露天風呂ブームの立役者になったと言われる奥飛騨温泉郷、その中でもロケーションにおいて象徴的施設とも言うべき新穂高の湯に入ってきました。場所は栃尾から県道475号線に入りまして、どんどん進んでいきます。神坂トンネルという長い方のトンネルを抜けますと右手に駐車場があります。そこに車を停めまして、ちょっとばかり上流に移動しまして橋を渡るとその際に眼下に見えてきます。これは凄い丸見え感(笑)
階段を下りていきますと、本当にちょっとした小屋がありまして、ここが脱衣所です。女性はここで着替えることをお勧めしますが、男性は別にどこでもいいような気がします。そうそう寸志を入れる箱がありますのでお忘れなきよう。私が入浴した時は、女性は水着かバスタオル、男性は全員すっぽんぽんでした。
ここらあたりは川の上流に位置していまして、蒲田川の流れがかなり早いところです。前日の夕方にまとまった雨が降ったとかで、川の水は轟々と流れています。流れが巨石にぶつかるのを見ながらの入浴です。この流れにドボンしたら助からないだろうなと思ってしまいます。くれぐれも危険な真似をしてすってんころりんしないように願います。
温泉は単純泉、自噴だそうです。湯船といいますか、自然の岩を組み合わせた浴槽ですが、大きさがかなり大きいので場所によって温度は異なります。大体はぬる湯ですね。さっぱりした浴感で、本当にわずかに硫黄系の香りがしてきます。竹筒で浴槽に投入しているのですが、川に捨てている湯の量の方が多いようにも思います。他にも湯口があるのか錯覚かは分かりません。ドボドボと捨てられていました。
ブームとなってしまった今では秘湯感を味わうのは難しいと思いますが、ロケーションの妙がありますので一度は訪問してみるといいと思います。水着やバスタオル可なのは時代なので仕方ないかと。まあ夜にすっぽんぽんで入るのが女性には一番抵抗ないかもしれません。5人が参考にしています