鸚鵡鮟鱇 さん
32.5点 / 11152件
5点-誰にも教えたくない
4点-安心してお勧めできる
3点-普通だけど飛びぬけた売りがある
2点-普通の温泉or良好な白湯
1点-がんばろうor普通の白湯
白湯は2点,1点のみ
4点5点はかけ流しのあるところのみ
男性 | 58歳 | 大阪 |
指定なし | ||
指定なし |
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口コミ点数の高い順
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中条インターから海側に進みまして、日本海沿いに走る国道113号線に出たところにある公共施設内のお風呂です。もう少し北に行きますと、私が昨年ナンバー1に推奨した西方の湯があります。今回、そちらを訪問したところ御留守だったのでこちらに入浴することにしました。公共的施設だけありまして、地元の方中心にお風呂もそれ以外の休憩スペースも賑わっています。
脱衣所は公共的施設のそれでして特徴は弱いです。そうそう、脱衣籠と小さな貴重品ロッカーという形式となっています。
内湯のみでして、ここに強烈な湯が使われています。どちらもナトリウム-塩化物強塩温泉となっていますが、2種類の源泉があるようです。1つは450L/min、34.410g/kg、74.0℃、もう1つは360L/min、33.210g/kg、75.5℃と強烈に濃いです。臭化物イオンが133.9~122.0mg/kg、ヨウ化物イオンが84.6~76.6mg/kgとなっています。湯を見てみますと、油臭をベースに臭素、ヨウ素が醸し出す独特の臭いがします。暗茶色ですが、湯口にて布で濾していますから透明ではあります。香り塩気ともに強烈。湯口の温度は何度でしょう、焼き焼きを超えて熱い飲み物レベルではないかと思います。浴槽内は横長のため場所によって異なるのですが45~41℃といったところ。ただし成分が濃いですし臭いも強いので体感温度はさらにアップしていました。長湯は難しいかなぁと思います。印象としましては、西方の湯からドロドロ感を取り除いたらこうなるのかなと。化石海水でしょうし、かなりの濃さを誇った良湯ですね。このあたりの地下水脈にはヨウ素や臭素を含む場合が多く、かつてはその水を利用してヨウ素を取り出す化学工場もあったとのことで、こちらもその系譜に属するものと思います。
アメニティーは固形石鹸があるくらい。300円でこれほどのハイレベル温泉を体感できるのは驚きですね。さすがは、、、といったところです。 -
出湯温泉の一番奥、華報寺という大きなお寺の端っこにある公衆浴場です。よく見ますと、建物の一番上に「温泉窟」と書いてあります。いいですねぇ。
台形の浴槽と言いますか、バスケットボールの3秒ルールのあれによく似た形の浴槽に上と底から湯が入ります。38℃ほどのピュアな感覚のお湯でして、清明と言いますかさっぱりしたいろんな意味で透明感のある湯です。泉質はアルカリ性単純泉、38.6℃、140L/min、364.2mg/kgです。肌が若返ったようにしっとりとしてきます。泡つきも少々。那智勝浦にあります私の好きなゆりの山温泉に雰囲気が似ています。加温かけ流しで利用されていまして、投入量、オーバーフローともすこぶる多いです。長湯向きですのでじっくりと楽しみたいところ。柔らかい湯、上品な湯をお求めなら是非に。 -
新湊漁港の南側、八幡町交差点から市道を西に入り、荒屋神社の方に進みます。川を渡る2つ前を左折して狭い街区の中を入りますと突きあたりに古くて大きな建物があります。こちらが荒屋鉱泉です。駐車場はその奥に10台分以上はあります。駐車場の床が茶色く変色しているのですが、これは鉱泉の影響か、融雪の地下水のせいかは分かりません。外観は大きなバラック状の建物でして、暖簾や屋号を書いた看板なんかはありません。番台式で明るいおばちゃんが看板娘。脱衣籠のみでして、鍵付きロッカーはありません。畳敷きの広い休憩スペースがありまして、ごろ寝もOK。明治の冷蔵庫、新聞があります。
浴室も大きく、飾り毛はないですが、手前がカラン群、奥に白湯の主浴槽とジェットバスがありまして、向かって右手の奥に目当ての鉱泉があります。48~50℃はあろうかというくらいの焼き焼きの温泉で、鉄がドロドロになってしまっています。茶色で金気臭豊富、味は特にありません。幸い冷たい源泉を投入する湯口がありましたので、ひねって温度的に落ち着かせてから入浴しました。この湯口たる蛇口に下から手をあてがってみますと、鉄分が泥状になって手についてきますね。浴槽は結構深く、1m以上はあったように思います。1人~2人用。熱交換器のヒーターユニットが奥の方についていまして、ここで焼き焼きに加温されております。投入した分はしっかりあふれ出すかけ流し方式です。湯温に関しては、2時間の間他に訪問者がいなかったこともありまして、許可をもらって好きなように調節してみましたが、普段は45℃ほどで入浴されているそうです。皆さん肌がまっかっかになるくらいがいいそうで(苦笑)。家風呂に飼い慣らされてしまった身が恨まれます。
単に温泉として届けていないだけかもしれませんが分析書の詳細なんかはありませんで、詳細はよく分かりません。このあたりの地下水は塩気や鉄分が豊富との話も複数のソースで確認しましたし、こちらもその一環の施設となるのかなと。地元仕様の内容ですが、なかなかどうして、わざわざ訪問して楽しむのもいいのではと思います。もう少しトレーニングを積んで、熱湯に対応できるようにしてから再訪したいところです。 -
温泉津と書いてゆのつと読む温泉津温泉。石見銀山とともに世界遺産に指定された当地の公衆浴場です。温泉街の真ん中付近にあります。駐車場は店の向かいと東側にあります。雰囲気ある佇まいでして、番台というかフロントというか帳場というかのお姉さんにお代を支払い脱衣所に上がります。クラシカルな脱衣所には掲示物が多く、ここが新聞などで取り上げられた折の記事のコピーなどがありました。
浴槽は主に2つありまして、1つはぬる湯。ここは半身浴用の浅いスペースと通常浴用の深いスペースに分かれています。「ぬる湯」と書かれていますが42℃。もう1つはあつ湯でしてこちらは47℃の焼き焼き。泉質はナトリウム-塩化物泉で49.7℃、8.12g/kgのかけ流しとなっています。鉄分が豊富なためか独特の金気臭と黄土色に白が混ざったような濁りがあります。舐めてみますと塩気をしっかりと感じることができました。鉄分と塩分の効果か、温度計の示度以上に温まりまして、ぬる湯でもかなり身体にきます。長湯は難しいかと思いますが、やはり風格ある良湯ですし、強くお勧めしたいところです。 -
湯の峰温泉街の真ん中、公衆浴場の対面に位置する旅館です。古風な木造の建築で、風格があります。前回は宿泊での利用でしたが、今回は立ち寄りでお願いしました。立ち寄りは13時から15時と短いですから、こちら中心のスケジュールだてとなります。
浴室は2種類男女交替制なのですが、当日は浴室に蒸し風呂がある側です。こちらは露天風呂の利用も簡単なので有難いです。
環湯と称する重曹硫化水素型の温泉は92L/min、pH7.6、92.5℃というスペックです。大きな主浴槽と露天は加水、1人用のさまし湯は源泉100%です。さまし湯は硫黄由来の白濁が見事ですね。まったりとした濃度の硫黄が感じられます。あと、蒸し風呂は温泉を使ったスチームサウナなのですが、こちらも硫黄の力量が前面に出ていまして大変癒されました。外気温が低い時期の制約として、温度はそれほど上げられず、50~60℃ほどの温度だと思いますが、逆にそれが長居可能にしてくれていますので値打ちはあると思います。 -
冷たい源泉が気持ちいいといいますか、アルカリ性単純泉でpH10.1、642L/min、0.236g/kg、34.4℃というスペックでして、特にpHが大きいのがポイントになるのかなと思います。顕著なつるつる感は健在でして、白い湯の華が舞う良質な源泉をしばし堪能いたしました。一般的な宿風呂と違い敷居が低いので利用しやすいです。
アメニティーはWindhillの2点セット+ピーリング云々といったところです。浴槽は源泉2つ、薬草、主浴槽(加温循環)、足湯、水風呂にサウナ、それから露天風呂です。加温浴槽は主浴槽と露天風呂ですが、大きく劣化したような感じはなく、消毒も控え目に思われましていい具合です。 -
投稿日:2011年3月20日
ぬるいが温まりのいい湯(本町温泉 夢想乃湯(閉館しました))
鸚鵡鮟鱇さん [入浴日: 2011年2月7日 / 2時間以内]
55.0点
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55.0点
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和歌山市代表の3つの湯(本町・花山・ふくろう)の1つかと思います。とにかくいずれも馬力のある湯で、濃いのなんの。泉質は含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、カルシウム分かと思われますが茶色く濁っています。 pH6.9、40.5℃、132L/min、39.127g/kgというスペックです。遊離二酸化炭素が1979mg/kgというのも特筆ものだそうです。浴槽内の温度も40℃ほどでして、湯口はほんのり泡立っているように見えます。それほど温度が高くないのですが、不思議と温まりがいいのは長時間入れるので芯まで温まることと、成分が濃いので浸透圧か何かの関係もあるのでしょうね。二酸化炭素も熱っぽく感じる要因みたいです。銭湯価格という安価な価格で本格派の湯が楽しめるのは街中では稀有な存在かと思います。
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男性は奇数日が神楽の湯なのですが、こちらは益荒男の湯と比べて露天が殺風景といいますか、コンクリ造りの狭い浴槽になるのでもう一つといったところです。ややめる目の湯で、こちら側は深さがあるので今の季節ならちょっと有難味も感じられるかと。タイルの関係かもともとの色かは分かりませんが、やや緑色っぽくて発泡も十分にあります。そして何といっても源泉の香りのよさは嬉しい限りです。やや低い温度の源泉がひしめく灘界隈ですが、こちらはそれなりに温度がありますので寒い季節でも満足度は高いと思います。
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阪和道の和歌山インターから南へ。花山の交差点を東に入りまして、高速道路に隣接する位置にあります。和歌山を代表するこてこての湯でして、含二酸化炭素・鉄-カルシウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉です。廊下には炭酸ガスの力で自噴する温泉の様子をパイプを使ってデモンストレーションしていました。124L/min、25.5℃、pH6.4、18.185g/kgというスペックです。まんまの源泉(冷)と41℃に加温された浴槽と38℃のぬる湯と40℃の露天の4つの浴槽を持っていまして、このうち38℃が長々と入れて芯まで温まることができるので今の季節にはお勧めできます。といいましても、男性で3~4人しか入れないので競争率は高いです。女性では7~8人が詰めつめで入っているみたいですが(汗)。遊離炭酸の量が掲示されていまして、源泉が1100mg、38℃が1000mgとほとんど変わらないのですが、41℃の側は600mgと加温でだいぶ減ってしまうようです。まあ物質の量はどこもかしこもこてこてですからそれほどスポイルされた感はありませんが。
ということで、ぬる湯でしっかり温まることができましたらラッキーかと思います。アメニティーはメーカー不詳の「自然に優しい」と書いた2点セットです。ちょっと頭がカピカピしてきまして、あまりいいものではないかと。 -
以前、消毒ありと報告していたと思いますが、今回掲示を確認したところ露天においては営業時間内は消毒なしとのことで、湯の入れ替え時のみ使用しているようです。焦げたような匂いのする塩気の強い強力な湯でして、やはり冬場に入るとホカホカと温まりますね。この季節ならではと思いますので、是非お試しください。