口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2019年6月18日)
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稚内から留萌へとオロロンライン(国道232号線)を南下し、海岸線から内陸へと向かう道道971号線へ。熊出没の看板を見かけながら、約6kmほど山道を進んだ先にある、昭和52年(1977年)に創業したえんべつ旭温泉の一件宿。平日の午後、日帰り入浴して来ました。
茶色の板張りの壁に、赤い屋根が印象的な外観の建物。通常は入浴料500円を券売機で払いますが、今回はJAFの会員証提示で100円割引で入浴。玄関から右手に廊下を進み、すぐ左折した先に男女別の大浴場があります。
浴室は洋風と和風の雰囲気の異なる2タイプがあり、男女日替りです。この日は、左側の和風風呂が男湯。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左側に12人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、クマノコスメティック社製です。
右側の窓に面して、2つに仕切られたタイル張り石枠内湯がL字形に配置。共に茶色に濁ったナトリウムー塩化物強塩冷鉱泉(源泉名: 旭温泉)が満ちています。泉温10.8℃を、どちらも加水なし・加温ありで42℃位で供給。PH7.2で、少しキシキシする浴感です。奥は8人サイズで浅く(座って胸の深さ)、右側の10人サイズは肩まで浸かれる深さ。 透明度は、5cm位でしょうか。どちらも冷泉が湯口から注がれ、口に含むと鉄臭がして塩辛い。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。
続いて、外の露天風呂へ。半屋根付8人サイズの石造り浴槽には、濃いウーロン茶色のナトリウムー炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉(源泉名: 旭温泉 E-1、E-3、E-6、E-7の混合泉)が満ちています。泉温12.2℃を、こちらも加水なし・加温ありで42℃位で供給。PH8.2で、肌がスベスベする浴感です。こちらも循環・消毒ありですが、塩素臭なし。白い泡が湯面に浮き、湯中にも多く漂っています。浸かっていると、ほどなく身体に泡付きも。湯口は浴槽内で、浴槽の湯からは微かにモール臭。時間帯が良かったのか、森の景色を眺めつつ貸切状態でまったりできました。
2種類の源泉を楽しめる湯処は数多くありますが、茶褐色(赤)と濃い琥珀色(黒)の組み合わせは珍しいかと思います。循環・消毒ありの湯使いが残念ではありますが、消毒臭が気にならないレベルで、湯の個性がそれぞれ感じられた点は良かったです。
内湯: 旭の湯
主な成分: ナトリウムイオン5698mg、アンモニウムイオン16.2mg、マグネシウムイオン40.6mg、カルシウムイオン758.8mg、マンガンイオン0.4mg、鉄(II)イオン6.8mg、塩化物イオン9660mg、チオ硫酸イオン0.1mg、炭酸水素イオン203.9mg、炭酸イオン0.2mg、リン酸イオン0.2mg、臭化物イオン21.8mg、ヨウ化物イオン0.9mg、メタケイ酸18.7mg、メタホウ酸747.6mg、遊離二酸化炭素141.6mg、成分総計17.62g
露天風呂: 富士見の湯
主な成分: ナトリウムイオン860.2mg、アンモニウムイオン30.2mg、マグネシウムイオン8.7mg、カルシウムイオン4.5mg、鉄(II)イオン0.6mg、フッ化物イオン0.2mg、塩化物イオン411.7mg、硫化水素イオン0.1mg、硫酸イオン0.5mg、炭酸水素イオン1684mg、炭酸イオン20.2mg、リン酸イオン14.5mg、メタケイ酸109.2mg、メタホウ酸26.9mg、遊離二酸化炭素92.4mg、成分総計3.309g20人が参考にしています
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北海道・音威子府村で音威子府蕎麦を食べて海側に車を走らせること約1時間少し、たぶんよっぽどのことが無いと訪問しないような僻地にある(地元の方、ごめんなさい)一件宿です。
場所的には稚内と留萌の中間点くらいでしょうか。
平日朝の訪問にもかかわらず意外にも結構お客さんがいました。地元の人に愛されている施設と思われます。
施設は改装されたのか、中身はかなり立派。内湯と露天だけの簡素な施設ではありますが、内湯は茶褐色の塩味がする鉄系温泉、露天風呂は真っ黒なモール系のつるつる湯でした。
加温循環・消毒ありらしいですが、消毒集はほぼ感知しませんでした。ただし少々湯がくたびれている感じは否めません。
しかしながらこれだけ泉質の違う源泉を2つ楽しめるのはお得じゃないでしょうか。9人が参考にしています
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以前は敷地近辺で湧出の「旭の湯」のみの全く加水無しの
一緒に湧出する天然ガスで加温のみの温泉で
7~8人も入れば満員の浴室に、真湯の張られた4~5人ぐらい入れそうな浴槽と
真っ赤な温泉の張られた、入れても2人ぐらいの浴槽がある鄙びた温泉でした。
温泉浴槽は、自分で蛇口をひねって好きなだけ湯船に注ぐ事が出来る
小さいながら掛け流しの浴槽で
シュワシュワの泡が湯面で弾け、真湯に比べぬるいが妙に暖まるお湯でしたが・・・
平成17年4月に浴室を改装オープンし
新たに遠別町の海岸線にある道の駅「富士見」すぐそばでポンプアップされる
「富士見の湯」を運搬して2種類のお湯が楽しめる施設となったようです。
また、改装後の「旭の湯」ですが
私の知っている改装前の古い源泉のデータは、
含鉄(Ⅱ)-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
泉温29.4℃(浴槽内38℃天然ガスで加温) pH7.3 湧出量42L/min
このデータでの蒸発残留物は、16.760g/kg
改装後に、施設の方にコピーを頂いた分析表では
現在の「旭の湯」のデータは浴槽内分析のもので
ナトリウム-塩化物泉
泉温43.9℃(浴場内)加水あり pH7.3 湧出量不明
こちらでの蒸発残留物は、4.070g/kg
蒸発残留物から単純に考えると・・・4倍に薄まってることになりますね。
施設が立派になって、年配者に優しいバリアフリー化や
海の温泉と山の温泉両方が楽しめるのは大変良い事なのですが
昔のシュワシュワの真っ赤なお湯が懐かしいです・・・5人が参考にしています
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鉄分を含み赤茶色に染まった「旭の湯」と、いわゆるモール泉の「富士見の湯」。脱衣所の掲示物にはどちらも塩素殺菌と循環であることを明確に表示していたが、「旭の湯」の方はどう見ても緩やかに掛け流されており、「まさかこのお湯を循環に使っているのか???」と疑念に抱かれたまま入浴。あとでパンフレットを見ると、やはり「旭の湯」は掛け流しであることが記載されていた。
外見は歴史を感じさせる素朴な風情そのままに、内装は今どきの小奇麗で現代的な施設。脱衣所、浴場も清潔感溢れるものだった。私は昔の旭温泉を知らないが、最近リニューアルでもしたのでしょうか?お湯に関しても、かつての使用方法を改め、掛け流し浴槽に変更したのであれば、大いに評価されるべきことだと思いました。3人が参考にしています
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