口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2017年4月30日)
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国道254号線から、細い山道を初谷沢沿いに遡ること約1km。緑に囲まれた山間にひっそりと佇む、明治18年に開業した初谷温泉の一軒宿。日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料700円はフロントで。右横の廊下を奥に進んだ突き当たりに、男女別の大浴場があります。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、右側に6人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、秘湯熊笹系です。窓際に、石造り内湯が2槽。奥の3人サイズのが「源泉湯」浴槽で、茶褐色に濁った含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(源泉名:初谷温泉)がかけ流しにされています。泉温2.1℃と低いため、蒸気による直接加温を行い、湯温は39℃位。さらりとした浴感です。透明度は、20cm位かな。自然湧出ですが毎分2Lと少ないため、加水あり。消毒もありですが、塩素臭は気になりません。湯口からの投入は見えず、浸かって溢れた分の加温湯が継ぎ足され、その時に加温の蒸気音が聞こえます。鉄臭などを期待しましたが、浴槽内のお湯も無臭でした。薄茶色の湯の花が舞い、床は棚田状の析出物がいい感じなのに、炭酸のアワ付きが見られないのは残念。
手前の4人サイズの「さら湯(新湯)」浴槽は、うっすら青みがかった透明の白湯で、湯温は42℃位。底にこげ茶色の湯の花のようなものが多く沈殿。隣の源泉湯との交互浴が、気持ちいいです。 窓から、小川のせせらぎと源泉「宝命水」の源泉井。ずっと貸切状態で、まったりできました。
脱衣場には、温泉の適用や使用状況表示のみしか掲示されておらず、浴室前にはかなり古い分析書が掲示されています。最近のものはないかと、受付のおねえさんに尋ねるも、どこにあるのかわからないとの回答。帰りがけ、建物の裏手に回り込み、浴室の窓から見えた源泉井へ。「宝命水」の碑の横に、ステンレスで囲われた二ヶ所の井戸と分析書の看板が立っています。升の底に溜まっている源泉を口に含むと、鉄臭がして炭酸味。いつかこの宝命水のシュワッと弾ける炭酸に包まれてみたいと思いつつ、宿を後にしました。
飲用の分析書看板より(ただし、平成8年の古い物なので参考までに)
蒸発残留物6975mg ( PH6.47 )
主な成分: リチウムイオン6.2mg、 ナトリウムイオン2081mg、マグネシウムイオン100.5mg、カルシウムイオン347.4mg、アルミニウムイオン0.4mg、マンガンイオン1.3mg、鉄(II)イオン11.7mg、アンモニウムイオン0.08mg、バリウムイオン1.2mg、ストロンチウムイオン8.6mg、塩素イオン2917mg、臭素イオン11.4mg、ヨウ素イオン1.5mg、硫酸イオン417.5mg、リン酸二水素イオン1.0mg、炭酸水素イオン1800mg、硝酸イオン2.5mg、メタケイ酸46.9mg、メタホウ酸155.9mg、遊離二酸化炭素1011mg29人が参考にしています
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2011年4月23日宿泊
上田千本桜を見た帰り道に佐久を抜けコスモス街道から狭い舗装路の林道を入るとひなびた景色に溶け込むように目立たないように宿があった。建物は近代的であるが山の宿といった内外装でとても落ち着いている。古い写真からは全く別次元の雰囲気ではある。名残は飲泉の宝命水を汲みに行く途中の使われていない小屋くらい。また、駐車場との間に卓球用の外観の古い建物がある(かなり気に入った風景で部屋から誰が使うのかなぁと眺めてた)
薬剤師の女将さんから飲泉の場所の説明を受け部屋で飲めるようにと汲み置き容器(専門的な試料容器なのだ)を貸していただきわくわく進む。口コミのとおりのすごい炭酸鉄美塩味であった。もう期待に膨らみまくりいざ入浴。期待と希望は裏切られるのか・・・妄想しようにも源泉加熱の小さな湯船の給湯口は源泉一滴さえも出ていない。時折加熱用熱交換器がうなるだけ。湧出量が少ないのは理解しているがあまりに寂しい。どこぞの循環しまくった茶褐色の鉄味で柔らかな湯と同じ状況。当然、泡がつくことさえない。となりの白湯にさすが沢の沸かし湯、水質の良さに妙に感動してしまった。
湯船から見える宝命水への途中にあった小屋が活きてた頃は源泉が注がれ秘湯満喫できたのだろうと・・・
秘湯鉱泉は体の内部に注ぎ込み残念な気分であったが宿の良さはお勧めしておきたい。設備は充分、夕食は佐久鯉のアライ、煮付けなど美味で繊細なものまできちんと提供される。スタッフの動きは控えめに気遣い良く安心。お酒は利き酒セットの注文が楽しい。地元焼酎も旨かった。一泊約16千円(酒代別)
未舗装路の林道を抜けやっとたどり着く秘湯宿の約1.5倍の金額は湧出量の少ない秘湯の貴重さだととほろ酔い加減で満足した次第。飲泉の効用は浴するよりあるはずなのだと。
帰りには用意された空のペットボトルに宝命水をいただきお土産とした。
お湯の評価はあえて入浴限定とした。飲泉派向きには貴重さ内容から5点であろう。
余談だが佐久鯉、酒、焼酎としばらくは佐久周辺を徘徊しそうだ。6人が参考にしています
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木の香あふれる素晴らしい宿。接客態度も素晴らしかった。湯殿も清潔感があふれ、いい感じだった。ただ、温泉そのものが、今一。冷鉱泉なので沸かし湯というのはいただけるが、掛け流しとうたわれているのに、それが感じられない。湧出量が1分間に2リットルでは望む方がおかしいのかも。
脱衣所に源泉・宝命水を飲んでから温泉に入ると効果抜群です、とある。源泉の湧くところは、湯殿の対岸。一度宿の玄関を出て、ペットボトルに汲んでこなくてはならない。そういったことは、チェック・インの時に教えるべきだと思った。
翌朝、湯船から見ていると女性がその宝命水を汲みに行っていた。ところがどうやって汲むのかが書いていない。書かれているのは温泉分析表だけ。うろうろして、結局は汲めずじまいだった。
食事は地産地消で素晴らしかった。山菜が使われ、佐久特産の鯉料理が絶品だった。木造建築なのに隣室の音が全く聞こえない。それに静寂そのもの。癒しを求めるのであれば、最適の宿といえる。7人が参考にしています
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国道254号線、路肩にコスモスが咲き乱れるコスモス街道から山道を1キロちょっと行くと、初谷温泉はあります。ほんの1キロちょっとなのですが、この1キロを進むと一気に秘湯の雰囲気になります。
湯殿のラインナップ
洗い場(カラン6席)
浴槽1(40℃程度)
浴槽2(40℃程度、源泉)
建物は最近新しくしたようで、かなり綺麗でした。9月の平日だったので他にお客さんがいるのかいないのか、かなり静かでした。受付で700円を払い、貴重品は預かってもらえました。湯殿は狭いですが、右側の源泉浴槽はものすごい泉質でした。
最初、浴槽はあるけれど石のようなもので蓋をしているのかなと思いました。石の模様のような・・・透明度も全くなく、あれと思ったのですが、手を入れてみると「あっ!お湯だったのか!」掻き混ぜてみると透明度が出てきて、それが源泉の濁り・・・湯の華のようなものであるとわかりました。
浴槽はどちらも40℃程度のお湯。ゆっくりと時間をかけて入る事が出来ました。浴槽からは外の小さな川の流れが見え、それなりの景観でした。
気軽に秘湯、日本秘湯を守る会にも登録されている秘湯を、気軽に楽しめる良い宿だと思います。今回は立ち寄りでしたが、いつか泊りに行きたいと思います。7人が参考にしています
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佐久の方から初谷温泉に向かうR254は、通称「コスモス街道」といい、佐久側の中込から内山峠までの9kmほどの間、手入れされたコスモスが咲き乱れるそうです。また、これも佐久側の内山峡と呼ばれる一帯には、奇岩が散在しています。
初谷温泉には国道から脇道を1kmほど山の中に入ることになります。渓流沿いの駐車場に車を停め、橋を渡り返して玄関に向かうと、今では珍しい丸ポストと信楽のような狸が出迎えてくれます。館内は清潔で、落ち着いた雰囲気で、和風モダンといったところ。
私たちが訪ねた時は、源泉を沸かしている途中だったので、しばらく待つことになりました。「どうぞ。まだ少しぬるいですが…。」と案内されて入ってみると、「ぬるい」というよりは「冷たい」という方が実感に近かったです。また、空気に触れている時間が短いためか、やや濁りがある程度で褐色にはなっていませんでした。時折、脇にある注ぎ口から、冷たい源泉がガバッ、ゴボッと出てきます。この時折注がれる冷たい源泉に最も炭酸を感じることができます。時間の経つのも忘れてさら湯との交互浴を楽しみました。
浴後は外の「宝命泉」へ。これは好みもあると思うのですが、伴侶はいたく気に入り、癖になりそうだと申しておりました。
渓流の音と鳥のさえずりを聞きながら、ゆったりとした時間が過ごせる、いい温泉でした。
初谷温泉入湯日:2007.12.235人が参考にしています
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二酸化炭素泉である初谷温泉。
源泉名初谷温泉源泉 源泉温度14.3度PH6.47
含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(中性等張性冷鉱泉)
遊離二酸化炭素1011mg・蒸発残留物6975mg/kg
無色澄明・沸すと茶褐色。日本秘湯を守る会会員施設。
温泉レベル★4。施設★?(立ち寄りのため)。雰囲気★4。総合★4。
早速浴場へ。
ご案内によると・・さら湯(普通の沸かし湯)→源泉湯(沸し)+飲泉(宝命水)
脱ぎかけた服を再び着て・・。
建物裏にある源泉の宝命水をペットボトルに汲む。
意外と水位が低く腰をかがめないと汲めない・・。(汲むための一通りの道具あり)
成分表の看板と汲む場所(ステンレスの箱)が若干神秘感を損ねている気がした。
再び浴場へ。
さら湯に入湯し体を馴染ませから、
源泉湯へ。
沸してあることに抵抗がなければ、鉄分ありありの成分濃系のいい湯に分類されるのではないでしょうか。
そして、湯上り状態を作り、いざ飲泉。
鉄分・しょっぱさ・硫黄・苦さ・・
正直いろいろなものが混じり合い、とても飲めたものではないような気がした。
変な味が先行しシュワシュワ感をあまり味わえない。
せっかくここまで来た的な思いで、若干罰ゲーム感はあったが、
ここぞとばかりにたくさん飲泉した。とんねるずの食わず王嫌い的な参りました。
(2007年9月1日)4人が参考にしています
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国道からちょっと入った所にあります
1軒屋とその名前から
隠れ家的な感じがします
入ってみても なかなか
感じがいいので
一時期はまっていました
しばらくぶりにいったら
リニューアルして湯船に
昔の鄙びた感がちょっと
なくなり 小綺麗になってましたが
いい温泉です
旅の途中で偶然見つけて
当たりだった温泉のひとつです
1人が参考にしています
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何より響きがいい。 緊張してドキドキする。
東京からは、下仁田ICで降りて国道254(コスモス街道)を来た方が近い。 国道から林道を1,2km走るが、角間温泉ほど秘境ではない。
平成18年7月にリニューアルしており、全館きれいである。 カラン6 源泉湧出量は少ないが、湯船はちゃんと新湯と源泉風呂の2つにわけられている。
帰りに敷地内の 「宝命水」(源泉)を飲泉したところ少し塩辛い天然サイダーであった。
含二酸化炭素ーナトリウムー塩化物・炭酸水素冷鉱泉 加温かけながし
14.3度 pH6.47 (2007.8.2)1人が参考にしています
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いかにも秘湯ムードが楽しめそうな場所にあります。
山の一軒家です。日帰り入浴が700円くらいかと思います。
お風呂はふつうお湯が流れっぱなしになってるはずなのにそうではないのは不潔な気がしました。ばってん外から聞こえる川のせせらぎにすっかり癒されました。まあおもしろい温泉だなあと・・・。宝命水とよばれ胃腸にいいときくけどなんか色が赤くて飲む気にならなかったとです。。。もちろん成分が鉄分を含むからとはわかってますがね。1人が参考にしています
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9年前に浸かりました。宿のロゴ(初谷温泉のフォント)がとっても素敵で、『しょや』という音の響きにぴったりはまっていたことを覚えています。
前の方のクチコミ通り、きれいでこじんまりしていて林の中にある静かないい温泉です。ただ、昔は初谷鉱泉、という名だったので、加熱はしていると思います。
軽井沢の行き帰りに立ち寄り入浴してみるのもよいでしょう。
若い方よりは年輩の方が気に入られるのではないでしょうか。1人が参考にしています
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