きくりん さん
43.9点 / 2647件
男性 | 57歳 | 埼玉 |
指定なし | ||
指定なし |
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朝市も開かれる肘折温泉の中心街に佇む、江戸時代中期に開業した鉄筋4階建ての老舗旅館。また、自炊湯治のできる宿でもあります。平日の午前中、日帰り入浴して来ました。
入浴料400円は、玄関を入って正面のフロントで。この日は、本館1階にある大浴場を利用。左手に廊下を進み、突き当たりを右折した奥に男湯があります。棚に籐籠が並ぶ畳敷きの脱衣場には、ドライヤーも完備。東芝製のレトロな扇風機は現役で、驚きと懐かしさでエモいです。
浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、資生堂のuminelaです。
右側に10人サイズの石造り内湯があり、緑褐色に濁ったナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉(源泉名: 組合2号源泉 組合3号源泉 組合5号源泉 村井源泉)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温65.9℃を加水して、43℃弱位で供給。PH6.6で、やや肌がスベスベする浴感。加温なし、循環・消毒なしのかけ流しです。石の湯口から注がれ、口に含むと鉄臭がして、旨じょっぱい炭酸味。手前のスペースが少し浅くなっていて、半身浴も可能。ずっと、貸切状態でまったりできました。
実はこの時気づかなかったのですが、自家源泉かけ流しの貸切風呂「幸の湯」もあります。肘折温泉では数少ない自家源泉で、高松宮様が命名されたのだとか。いつもながら、あまり下調べせず訪問したことが悔やまれます。何度も訪れている肘折温泉ですが、まだ宿泊したことはないので、次回はこちらに投宿して、自慢の貸切風呂にも是非入ってみたいです。
主な成分: リチウムイオン1.8mg、ナトリウムイオン879.2mg、マグネシウムイオン22.0mg、カルシウムイオン89.6mg、マンガンイオン0.3mg、鉄(II)イオン2.3mg、フッ素イオン0.2mg、塩素イオン991.2mg、臭素イオン2.0mg、硫酸イオン234.9mg、炭酸水素イオン912.0mg、炭酸イオン0.3mg、メタケイ酸146.1mg、メタホウ酸54.2mg、メタ亜ヒ酸1.6mg、遊離二酸化炭素357.9mg、溶存物質総量3410mg -
弁慶と義経の伝説が伝わる瀬見温泉の小国川沿いに佇む、明治元年(1863年)に創業した瀬見温泉の湯宿。また、歴代の皇族が宿泊された皇室ゆかりの宿でもあります。以前、一泊朝食付で利用しました。
この時は、3階の和室「一般客室」に宿泊。リーズナブルなのに、きれいで落ち着いた設えに満足です。
荷ほどきして、浴衣に着替え大浴場へ。男湯「義経の湯」(ちなみに女湯は「静の湯」)の石造り内湯と露天風呂では、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉を満喫。小さな日本庭園を眺めつつ、まったりできました。
朝食は、食事処でバイキング。芋煮や玉蒟蒻、経木納豆など、山形らしい惣菜にも満足。美味しいご飯も、おかわりしてしまいました。次回はぜひ露天風呂付の部屋に泊まって、四季替わりの会席料理と地酒も味わってみたい湯宿です。 -
投稿日:2020年11月27日
4年前にリニューアル(瀬見温泉共同浴場 せみの湯(旧 名湯ふかし湯))
きくりんさん [入浴日: 2019年9月18日 / - ]
44.0点
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55.0点
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44.0点
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無料の足湯、内湯と露天風呂、そして名物のふかし湯も楽しめる、2016年6月にリニューアルした瀬見温泉の無人の共同浴場。平日の午前中、利用してみました。
入浴料400円は、入口の料金BOXへ。お金を入れると、自動でドアが開くシステムです。100円玉4枚以外は受付けないので、予め用意が必要。ちなみに、館内に両替機はありません。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、共同浴場なのでドライヤーなし。浴室に入ると、左側に4人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティも、やはりありません。
右側に「なごみの湯」と名付けられた、タイル張り石枠内湯が2つ。手前の湯口がある4人サイズの浴槽「あつい湯」には、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名: 瀬見温泉 町営5号源泉)がかけ流しにされています。泉温66.1℃を、最小限加水して44℃弱位で供給。PH7.4で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒なし。湯口の湯を口に含むと、ほんのり硫黄臭がして微塩味がします。
奥の6人サイズの浴槽「ぬるい湯」は、湯温43℃弱位。もうちょっと湯温が低いと交互浴しやすいのですが、最小限の加水で調整し、温泉の個性を守っているので、これはこれで納得です。
続いて、外の露天風呂「やげんの湯」へ。こちらは、内湯とは別源泉。4人サイズの岩風呂があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名: 瀬見温泉 町営1号源泉)がかけ流しにされています。泉温67.4℃を、最小限加水して41℃位で供給。PH7.4で、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、こちらもほんのり硫黄臭がして微塩味がします。囲まれていますが、塀越しに山の景色。先客が上がられた後、貸切状態でまったりできました。
また、今回は時間がなくて利用しませんでしたが、名物のふかし湯も利用可能。板張りの床に5人分の木の枕が置いてあり、枕をずらすと穴が開いています。そこから温泉の蒸気が出ていて、患部に当てて癒すというもの。素肌に直接だと熱いので、浴衣やTシャツ姿でバスタオル等を敷いて、じんわり腰などを温めると効きそうです。今度、やってみよ。
〈瀬見温泉 町営5号源泉〉
主な成分: ナトリウムイオン504.9mg、マグネシウムイオン0.3mg、カルシウムイオン140.0mg、フッ素イオン3.8mg、塩素イオン526.9mg、臭素イオン0.7mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫酸イオン623.9mg、炭酸水素イオン38.1mg、メタケイ酸82.3mg、メタホウ酸0.4mg、遊離二酸化炭素1.7mg、溶存物質総量1955mg
〈瀬見温泉 町営1号源泉〉
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン540.0mg、マグネシウムイオン0.3mg、カルシウムイオン140.0mg、フッ素イオン2.7mg、塩素イオン548.8mg、臭素イオン0.8mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫酸イオン688.2mg、炭酸水素イオン32.3mg、メタケイ酸78.7mg、メタホウ酸6.5mg、遊離二酸化炭素2.2mg、溶存物質総量2072mg -
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明治元年(1868年)建築の本館と、大正末期建築の別館、更に新館からなる、江戸時代の安政年間に開業した老舗旅館。以前日帰り入浴しましたが、およそ11年ぶりに一泊二食付で利用して来ました。
この日は、新館3階角の「暁」の間に宿泊。10畳踏込み・広縁付洋式トイレ付で、既に布団が敷かれています。窓からは、本館の赤い屋根越しの山と、別の窓から池を見下ろす景色。古い設えに、ダイソンの羽根なし扇風機もあって驚かされます。
浴衣に着替えて、本館1階の大浴場「ローマ式千人風呂」へ。本館入口からだと、大きな時計の前の廊下を左手に進んだ突き当たりです。
ところが、15時から19時までは女湯、19時から22時までは男湯、それ以降は混浴という時間制で入れず。
その左側にある、男女別の浴室「あたたまり湯」へ。棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。棚上に置かれた、金太郎と熊が温泉マークを押し合う木彫りのオブジェが可愛い。浴室に入ると、右手奥に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、シルクウェルです。
中央に3人サイズのタイル張り小判形内湯があり、無色透明のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉(源泉名: 瀬見温泉 町営5号源泉)がサラサラとオーバーフロー。泉温66.1℃を加水して、42℃位で供給。PH7.4で、肌がややスベスベする浴感。循環・消毒なしで、かけ流しです。口に含むと、石膏臭がして微塩味。貸切状態で、まったりできました。
続いて、別館2階の男女別大浴場「オランダ風呂」へ。棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーあり。浴室に入ると、手前に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。
窓際に9人サイズのタイル張り内湯があり、湯温は42℃位。豆タイルが色とりどりで、槽内の緑色が鮮やかです。窓を開けて見ましたが、裏山の景色。こちらも貸切状態で、まったりできました。
夕食は「喜至楼」の書が掲げられた別館1階の別部屋で、山の幸に舌鼓。お品書きはなく、まずは出羽桜の大吟醸酒を注文。もずくの酢の物(サクランボ入)に始まり、焼物は天然鮎の塩焼。続いて、もくず蟹の味噌仕立て鍋。身のしっかり詰まった、渡り蟹のような味わいです。更に、大きな里芋がゴロゴロ入っている、山形のソウルフード芋煮と続き、小さな板蕎麦も出ます。国産牛肉のすき焼きの後、ご飯・味噌汁・漬物というメニューでした。郷土料理に地酒という最高のマッチングですが、会席料理の八寸のような酒のアテになる料理があると、もっと酔えたかなぁ。
食後は、別館2階の家族風呂へ。空いていれば、予約なしで自由に入れます。棚に籐籠がある脱衣場には、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。
左奥に2人サイズのタイル張り内湯があり、かなり深い浴槽。お湯がなかったので、自分でいい湯加減に調整します。窓を開けると、石垣がありました。
続いて、別館3階の家族風呂へも。こちらも棚に籐籠が置かれた脱衣場で、ドライヤーなし。浴室に入ると、左側に1人分のシャワー付カランがある洗い場で、アメニティは同じです。
左奥に2人サイズのタイル張り舟形内湯があり、お湯が張られておらず。こちらも、湯温は自分で好きに調整。普段、あまり使われてないのかな。
そして就寝前に、本館1階の大浴場「ローマ式千人風呂」へ。木製の棚だけの脱衣場には、ドライヤーなし。棚上のここ掘れワンワンの木彫りのオブジェが可愛い。
柱の一本一本に豆タイルが貼られ、ローマ神殿を連想させる広い浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、同じものです。
中央に円柱が立つ20人サイズのタイル張り円形内湯があり、お湯がサラサラとオーバーフロー。以前は激熱に感じましたが、今回は41℃位の適温です。また右手に、2人サイズの打たせ湯付き岩風呂「滝湯」があり、こちらも湯温は41℃位。22時以降は混浴ですが、手前の壁に描かれたローマ神話?イソップ童話?のタイル絵を眺めつつ、貸切状態でまったりできました。
朝食は、別館1階のカーブしたテラス窓の食堂で。鮎の一夜干し主菜の和定食を頂きます。味は、まあ普通かな。同席した合宿免許の生徒さん達は早々に食事を終え、送迎バスへ乗って行きました。
朝食後も、オランダ風呂やローマ式千人風呂を心ゆくまで堪能。明治・大正・昭和・平成・令和と続く、文化財とも言えるノスタルジックなこの湯宿が、次の時代も変わらずあり続けて欲しいなと思いました。
主な成分: ナトリウムイオン504.9mg、マグネシウムイオン0.3mg、カルシウムイオン140.0mg、フッ素イオン3.8mg、塩素イオン526.9mg、臭素イオン0.7mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫酸イオン623.9mg、炭酸水素イオン38.1mg、メタケイ酸82.3mg、メタホウ酸0.4mg、遊離二酸化炭素1.7mg、成分総計1955mg -
投稿日:2020年11月23日
貸切で湯めぐりできる宿(おふろ好きの宿 旅館 しゃくなげ荘)
きくりんさん [入浴日: 2012年2月5日 / 2時間以内]
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貞観5年(863年)に慈覚大師により開湯された赤倉温泉の高台に佇む、昭和49年に開業した温泉旅館。以前、日曜日の午前中に日帰り入浴しました。
1日4組限定という少ない宿泊客に対して、2つの内湯と4つの露天風呂がある宿。いずれも、貸切で利用できるのも魅力です。
この時は、大浴場のタイル張り石枠内湯(花模様のタイルがかわいい)と、露天風呂「古木林」の木造り浴槽(現在は冬季閉鎖)で、源泉かけ流しにされた無色透明の単純温泉を満喫。雪に包まれた赤倉温泉街と山の景色を眺めつつ、まったりできました。
密にならない湯宿なので、GO TOして山の幸を味わいながら、館内で湯めぐりするのも良さそうですね。 -
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鳴子温泉郷の東鳴子温泉に佇む、昭和16年に開業した自炊湯治もできる温泉旅館。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料500円は、サブカルチャー的なショーケースがあるロビーでご主人へ。タイガースの暖簾をくぐると、廊下の奥に混浴風呂があります。棚にプラ籠が置かれた脱衣場は、男女一緒で仕切りも無く、ドライヤーもありません。
右側「鉄鉱泉」と書かれた入口と、左側に「炭酸泉」と書かれた2つの入口があります。少し階段を下りたところに、真ん中をタイル張りの壁で仕切った2つの内湯がありますが、実は奥で繋がっています。
先ずは、右側の「鉄鉱泉」の方から。奥に一つだけ水蛇口がある洗い場があり、アメニティは固形石鹸と一般的なものです。壁際にひょうたんを半分にしたような形の4人サイズの石造り内湯があり、うっすら茶褐色がかった透明のナトリウムー炭酸水素塩泉(源泉名: いさぜんの湯3号 新井第2号泉・新井第5号泉 動力揚湯源泉・唐竹沢源泉 混合泉)が源泉かけ流しにされています。泉温45.1℃を加温・加水せず、43℃位で供給。PH7.2で、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒もなし。湯口の湯を口に含むと、アブラ臭がしてちょっぴり塩味。薄茶色の湯の花舞っています。
続いて、左側の「炭酸泉」へ。四角い4人サイズの石造り内湯があり、紅茶色のナトリウムー炭酸水素塩泉(源泉名: いさぜんの湯1号・いさぜんの湯2号混合泉)が、源泉かけ流しにされています。泉温42.9℃を加温・加水せず、40℃位で供給。PH7.0で、やや肌がスベスベする浴感です。こちらも、湯口の湯を口に含むと、アブラ臭がしてちょっぴり塩味 。こげ茶色の湯の花舞っています。まったりしていたら、少し泡ツキも見られました。
更に一度服を着て、廊下を左手に進んだ突き当たりにある男湯「中浴場」へ。女湯の「大浴場」とは、男女入替になるようです。
棚に籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。桶と椅子は、タイガースカラーにペイント。アメニティは、一般的なものです。
左側に5人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明のナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉(源泉名: 新井2号泉・動力揚湯源泉 新井第5泉・唐竹沢源泉 混合泉)が満ちています。泉温66.4℃を、夏の高温時のみ加水して、42℃位で供給。PH7.4で、やや肌がスベスベする浴感です。浴槽の衛生管理のため、かけ流し・循環併用。湯口の湯を口に含むと、アブラ臭がしてちょっぴり塩味がします。
続いて、外の露天風呂へ。3人サイズの岩風呂があり、湯温は42℃位。囲まれて景色は望めませんが、張り子の虎を眺めながら貸切状態でまったりできました。
バリエーションのあるお風呂は、3種類の自家源泉と共同源泉を上手く組合せているから。一度は泊まって、じっくりと湯めぐりのローテーションをしてみたい宿です。
〈いさぜんの湯3号 新井第2号泉・新井第5号泉 動力揚湯源泉・唐竹沢源泉 混合泉〉
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン275.1mg、アンモニウムイオン1.9mg、マグネシウムイオン5.4mg、カルシウムイオン28.6mg、ストロンチウムイオン0.2mg、マンガン(II)イオン0.2mg、鉄(II)イオン0.2mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン77.6mg、硫化水素イオン0.2mg、チオ硫酸イオン0.2mg、硫酸イオン67.6mg、リン酸一水素イオン5.8mg、炭酸水素イオン615.2mg、メタケイ酸189.7mg、メタホウ酸10.4mg、メタ亜ヒ酸0.6mg、遊離二酸化炭素128.7mg、遊離硫化水素0.1mg、溶存物質総量1298.8mg
〈いさぜんの湯1号・いさぜんの湯2号混合泉〉
主な成分: ナトリウムイオン183.5mg、アンモニウムイオン3.7mg、マグネシウムイオン4.4mg、カルシウムイオン7.6mg、マンガン(II)イオン0.1mg、鉄(II)イオン0.2mg、塩素イオン12.3mg、硫化水素イオン0.3mg、チオ硫酸イオン0.3mg、硫酸イオン3.2mg、リン酸一水素イオン15.4mg、炭酸水素イオン562.7mg、メタケイ酸193.7mg、メタホウ酸2.4mg、メタ亜ヒ酸0.5mg、遊離二酸化炭素135.9mg、遊離硫化水素0.4mg、溶存物質総量1002.0mg
〈新井2号泉・動力揚湯源泉 新井第5泉・唐竹沢源泉 混合泉〉
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン269.7mg、アンモニウムイオン1.9mg、マグネシウムイオン4.5mg、カルシウムイオン24.7mg、マンガン(II)イオン0.2mg、鉄(II)イオン0.2mg、亜鉛イオン0.3mg、フッ素イオン0.1mg、塩素イオン104.8mg、ヨウ素イオン0.1mg、硫化水素イオン0.7mg、硫酸イオン113.4mg、リン酸一水素イオン1.1mg、炭酸水素イオン565.6mg、メタケイ酸180.8mg、メタホウ酸16.2mg、メタ亜ヒ酸0.2mg、遊離二酸化炭素77.0mg、遊離硫化水素0.3mg、溶存物質総量1303.5mg
※なお、自家源泉の方の分析日はいずれも平成20年、21年のものだったので、まもなく更新かも知れません。 -
東北自動車道の若柳金成ICから、車で約7分。国道4号線沿いの小高い丘の上に佇む、平成3年に開業した日帰り温泉施設。平日の午前中、利用して来ました。
まるで大型和風旅館のような、瓦屋根と白壁の外観。大きな提灯が吊るされた玄関を入り、入浴料500円は券売機で。右側の受付で、入浴券と靴箱キーを渡すシステムです。
ロビーの左手前方に男女別の大浴場があり、男湯は右側の「藤太」の湯(女湯は「おこや」の湯)です。金成黄金伝説の「炭焼き藤太」に因んで名付けられたのだとか。
100円返却式ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。広い浴室に入ると、右側に12人分のシャワー付カランが並ぶ脱衣場。アメニティは、一般的なものです。
中央に20人サイズのタイル張り木枠内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名: 元湯延年・金成湯第1号 混合泉)が満ちています。泉温26.2℃を加水なし、加温ありで、42℃位で供給。やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありで、無味少塩素臭がします。
奥に6人分の寝湯スペースもあって、一本だけジェット水流が出ています。真ん中には、浮島のような場所も。壁には、この地域の春祭り「小迫の延年」が、信楽焼陶板で描かれているのが印象的です。
また手前に、3人サイズのタイル張り円形内湯があり、湯温は42℃位。ジャグジー浴槽かと思ったら、ジェット水流が一本出ているだけでした。
続いて、外の露天風呂へ。6人サイズの石造り浴槽があり、浅くて湯温は41℃位。この日は良く晴れていたので、遠く栗駒山を望む素晴らしい景色。たまたま訪れた時間帯が良かったのか、しばらく貸切状態でまったりできました。
主な成分: ナトリウムイオン103.2mg、マグネシウムイオン3.6mg、カルシウムイオン23.7mg、ストロンチウムイオン0.2mg、鉄(II)イオン0.1mg、鉄(Ⅲ)イオン0.8mg、フッ化物イオン0.3mg、塩化物イオン100.7mg、臭化物イオン0.4mg、ヨウ化物イオン0.1mg、硫化水素イオン0.2mg、硫酸イオン12.1mg、リン酸一水素イオン0.2mg、炭酸水素イオン171.0mg、メタケイ酸95.7mg、メタホウ酸2.6mg、遊離二酸化炭素4.4mg、溶存物質総量522.1mg -
投稿日:2020年11月9日
田舎の集会所のような湯処(畑ノ沢鉱泉 たまご湯(閉館しました))
きくりんさん [入浴日: 2019年9月17日 / 2時間以内]
44.0点
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44.0点
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33.0点
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一関市の郊外、といっても気仙沼寄りの里山風景が広がる千厩町に佇む、地域の方が営む素朴でアットホームな共同浴場。平日の午前中、利用してみました。
入浴料500円は、玄関を入って右手の休憩室の中にあるレジで。そのまま奥に進むと、突き当たりに男女別の浴室があり、男湯は左側です。
午前10時のオープン少し前に到着したのですが、浴室へ向かうと既に満杯。「何故か今日は混んでいる」と、受付の人と後から来た地元の方との会話が聞こえてきます。仕方ないので、しばらく休憩室でお茶を飲みながら待つことに。
時折、上半身裸にバスタオルを首から引っ掛けたおじいちゃんが休憩室まで来るのですが、いつもの光景なのか誰も気にもとめない様子が面白い。
30分ほど経過して浴室を見に行ってみると、丁度先客の最期の方が上がられたところで貸切状態に。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、無料のドライヤーも完備。狭めの浴室に入ると、右側に2人分のシャワー付カランがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
左側に4人サイズのタイル張り内湯があり、無色透明の冷鉱泉がかけ流しにされています。そういえばさっき、「お湯が減ったよー」と受付に言いに来た人がいるので、投入量を増やしたのでしょうか。
湯温は、42℃位に加温。肌がツルツルする浴感で、玉子肌になったよう。石の湯口の下に、塩ビ管の湯口。飲泉コップがあり、口に含むとほんのり玉子臭がしてまろやかな味がします。
窓を開けると、裏山の景色。後から入って来られた地元の方に混じって、和やかな雰囲気で湯浴みを楽しめました。
いや~いい湯だったなぁと振り返ると、建物下の斜面に「たまご(温泉マーク)」と植木で書かれた植樹アートが微笑ましかったです。 -
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投稿日:2020年11月7日
眺めの良い露天風呂(山王山温泉 瑞泉郷(旧 矢びつ温泉瑞泉閣))
きくりんさん [入浴日: 2010年10月3日 / 2時間以内]
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山王山の麓に位置し、エメラルドグリーンに輝く磐井川のほとりに佇む、平成元年に開業した鉄筋4階建ての温泉宿。以前のまだ「矢びつ温泉 端泉閣」だった頃に、日帰り入浴しました。
1階の大浴場「端山の湯」では、15人サイズのタイル張り石枠内湯と巨石を配した5人サイズの屋根付の露天岩風呂では、うっすら緑褐色ががった透明のナトリウムー塩化物・硫酸塩泉を満喫。山々の景色を眺めつつ、まったりと湯浴みができました。
自然に囲まれた立地で周辺の散策後の日帰り入浴にも適していますが、次回は泊まって是非前沢牛や一関伝統の餅料理など味わってみたいものです。 -
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東北自動車道の一関ICから、車で約7分。栗駒国定公園へと続く国道342 号線沿いの高台に佇む、眺望の良いかんぽの宿グループの温泉宿。以前、日帰り入浴しました。
入浴料は当時600円(現在は800円)でしたが、この時は「温泉博士」の特典でタダで入浴。
コインレス鍵付きロッカーと籐籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。1人づつ仕切られた洗い場には、アメニティも用意されています。
大浴場のタイル張り石枠内湯と露天風呂では、無色透明のナトリウムー塩化物泉[源泉名: 宝竜温泉(宝の湯)]を満喫。ただ、加温・加水あり、循環・消毒ありという湯使いは残念。エステバスや寝湯、ハーブ湯など浴槽は多彩ですが、沸かし湯(真湯)です。とはいえ眺望は素晴らしく、田園風景を眺めつつまったりと湯浴みができました。
厳美渓や猊鼻渓、世界遺産の平泉にも近いので、観光の拠点として宿泊したり、散策後の日帰り入浴の湯処としては良いのかと思います。