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鳥取県で唯一の「日本秘湯を守る会」の会員宿です(ちなみに中国地方では、岩井屋さんの他には島根県の海潮荘さんしかありません)。
ここのお風呂は公式キHPでは4つとなっていますが、そのうち二つは小さな貸し切りの家族風呂と大浴場の長寿の湯に併設された露天風呂のことですので、大浴場は二つです。
長寿の湯は、このお宿の最大の売りのお風呂ですが、足元湧出の源泉掛け流しであるだけでなく、深さが1m以上もあって、立ったまま入ることや、浴場の天上が10m近くもあって室内風呂なのに下手な露天風呂よりも解放感があるなどとにかくすごいです!
お湯は無味無臭なので、白濁硫黄臭でないと温泉らしくないというような方は満足できないかもしれませんが・・・
足元湧出だけでなく竹筒から注がれているところもあるのですが、嬉しいことに飲泉可能でひしゃくもおかれています。
小さい方の内湯の「祝いの湯」はそれほどおおきくはないけれど、長寿の湯同様に深さがあって、雰囲気はなかなのものです。
狭さを補うためか、こちらには獅子おどしがあって、定期的に「カコーン」って音がするんですが、これがうるさすぎず、適度にいい感じで響いていて雰囲気アップになってます。
この日は満員ではなかったためか食事は自室ではなく空いている客室でいただきました。量・味ともにこのお値段(料理の内容などで宿泊料金は何ランクかにわかれていますが私は1泊15000円のコースでした)であれば十分満足のいくものでした。
一番おいしかったのは実は白米です。ふだん食べているのと同じ「米」とは思えないくらい美味しかったです。おもわず残った分をおにぎりにして夜食用に部屋に持ち帰っちゃいました。
また、但馬牛のサイコロステーキも美味しかったです。2センチ四方くらいのものを2切れとアスパラ3本という内容で、最初は「少し少ないかな?」と思いましたが、食べ終わってみればちょうといいくらいの量に感じました。
翌朝の朝食に出てきた干物はなんと(高級魚の)ノドグロでした。アジ等と比べるとすごく味が濃くて油ものっていてとてもおいしかったです。岐阜県の福地温泉の「かつら木の郷」の朝食でいただいた鮎の干物と同じかそれ以上に美味しかったです。
なお、今回、道路が雪で大変なんじゃないかと心配してましたが、広島県から山陽道・岡山道・中国道・鳥取道経由で岩美地方を訪れましたが、ずっとチェーンなしで大丈夫でした。とはいっても、高速も一般道も道路脇は大量の雪がありましたので油断は禁物ですが・・・14人が参考にしています