口コミ一覧 (口コミ最新投稿日:2020年10月4日)
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松川温泉の赤川沿いに佇む、昭和55年(1980年)に開業した温泉旅館。ブナやナラの原生林に囲まれた、日本秘湯を守る会会員の宿でもあります。9年程前に一度日帰り入浴しましたが、今回は日曜日に一泊二食付で宿泊してみました。
随所に熊の剥製や毛皮、民芸品が飾られた館内。この日は、別館2階の広縁付8畳畳敷き和室(トイレ共同)に宿泊。窓からは、森を眺める景色です。
早速浴衣に着替え、本館1階の大浴場へ。玄関からフロントの前を通り、客室の並ぶ廊下を奥に進んだ突き当たりに、男女別の大浴場と混浴露天風呂があります。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場には、ドライヤーは無くフロント貸出制です。浴室に入ると、右側にかけ湯槽と4人分の水しか出ない蛇口がある洗い場。アメニティは一般的なものです。
左側に16人サイズの石造り木枠内湯があり、青みがかった白濁の単純硫黄温泉(硫化水素型)[源泉名: 松川温泉 新駒鳥の湯]が、サラサラとオーバーフロー。泉温54.7℃を加水して、43℃弱位で供給。PH5.0ながら、やや肌がスベスベする浴感です。循環・消毒無しのかけ流し。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして少し酸っぱくエグい味。白い小さな湯の花が舞っています。
奥の小窓を抜けて、外の混浴露天風呂へ。直接行く別の入口もありますが、男湯の内湯から通り抜けも出来ます。20人サイズの岩風呂があり、青みがかった白濁の単純硫黄温泉(硫化水素型)[源泉名: 松川温泉 新駒鳥の湯1]が、かけ流しにされています。泉温62.2℃を加水して、42℃弱位で供給。PH5.4ながら、やや肌がスベスベする浴感です。湯口の湯を口に含むと、硫化水素臭がして少し酸っぱくエグい味。柵の下には、渓流のせせらぎ。浴室は撮影禁止が残念ですが、貸切状態でまったりできました。
夕食は、岩手の食材をふんだんに使った和食膳。本来は別室を案内されるようですが、今回は自室で頂きます。お品書きはありませんが、見た目にも彩り豊かな料理が、ザルの中に小皿を並べ盛られています。
お造りは、岩魚・イトウ・八幡平サーモン(虹鱒)。初めて食べたイトウは、淡白ですが脂も乗っていて美味しい。山菜は、エゾニウの煮物・タモギダケのバター炒め・イタドリの煮物です。エゾニウはウドの食感、イタドリはシャキシャキで旨い。酢の物は、もずく他。煮物は、鶏団子と焼き茄子。岩手の地酒「鷲の尾」がすすみます。田楽は、豆腐のバッケ味噌焼。焼物に岩魚の塩焼きが出て、蒸し物は茶碗蒸し。メインの陶板は、短角牛の陶板焼きで、〆にご飯・香の物・けんちん汁、デザートは小さなパンナコッタが出て、お腹一杯になりました。
一休みして、就寝前にまた温泉へ。硫黄の匂いに包まれ、至福の夢心地で床に就きました。翌朝も、またじっくりと朝風呂を堪能。
朝食は、別館1階の大広間で。畳敷きにテーブル席です。湯上りの、小岩井牛乳が旨い。岩魚の干物主菜の和定食で、ハムエッグやほうれん草のおひたし、きんぴら牛蒡、イカの塩辛が並び、美味しく頂きました。
森のおいしい空気と、かけ流しの硫黄泉があるだけでも十分ですが、また違う時期に訪れ、季節の料理や周辺の散策を楽しみたい宿です。
〈新駒鳥の湯〉
主な成分: ナトリウムイオン2.8mg、マグネシウムイオン1.7mg、カルシウムイオン6.4mg、塩素イオン1.7mg、硫化水素イオン0.2mg、チオ硫酸イオン0.7mg、硫酸イオン5.6mg、炭酸水素イオン22mg、メタケイ酸22mg、メタホウ酸0.6mg、遊離二酸化炭素399mg、遊離硫化水素25mg、成分総計0.488g
〈新駒鳥の湯1〉
主な成分: ナトリウムイオン2.8mg、マグネシウムイオン1.7mg、カルシウムイオン6.4mg、塩素イオン1.7mg、硫化水素イオン0.6mg、チオ硫酸イオン1.1mg、硫酸イオン6.7mg、炭酸水素イオン20mg、メタケイ酸25mg、遊離二酸化炭素127mg、遊離硫化水素26mg、成分総計0.219g17人が参考にしています
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白濁した硫黄泉。露天風呂はぬるめでのんびりと入っていられる。室内風呂は少し高めで温まる。施設は若干の年数は経っているが木目調を上手く使い、綺麗に手入れが入って入る。料理、対応も良かった。
0人が参考にしています
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とても居心地がいい。温泉も素晴らしい。館内の通路に喫煙席があるので館内全体にタバコの煙が漂っているのが気になった。
1人が参考にしています
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松川温泉の中では一番新しく、近代的な旅館です。男女別内湯、混浴露天風呂及び女性専用露天風呂があり、男性用内湯と混浴露天風呂で脱衣所は別ですが、互いに行き来できます。源泉は3本あるようですが、どれも弱酸性で成分が希薄な単純硫黄泉です。源泉温度が高いため加水されていましたが、乳濁したお湯からは強い硫黄臭が感じられました。建物自体にレトロ感はありませんが、浴室は床以外木製で、特に天井の吹き抜け部分などは重厚な造りです。硫黄泉としてはマイルドな部類に入りますが、泉質、湯量共にパワーある温泉でした。
9人が参考にしています
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9月16日、台風18号でこの松川温泉郷は大被害にあったようだ。その中で、この宿だけが高いところにあったため、被害に遭わず営業を続けていた。
リニューアルしてそんなに碑が立っていないのですごくきれいな建物だった。内湯はやや泉温が高く、長湯はできない。かけ流される温泉の量は素晴らしく、湯船から豪快にあふれていた。
露天は巨石を使った岩風呂。それが周囲の巨木と相まって、なかなか風情があった。こちらは混浴だが、女性タイムが設けられている。ややぬるく、長湯が楽しめた。時期的にアブやぶよの被害に遭うことがなかったのもうれしい。
問題は、食事だと思う。年配の仲居さんが部屋食の用意をしてくれるのだが、いかにもお年寄りといった感じなので、痛々しい気がして、最初から減点。しかも、いかにも旅館食といった感じの料理ばかり。この宿らしい工夫があればいいなと思ったものだ。ホロホロ鳥の鍋が出たが、今一の感じだった。温泉も施設もいいのだから、料理を工夫すれば、評価は一段と高くなると思う。7人が参考にしています
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日本の秘湯を守る会は、スタンプを、宿泊でもらえます。10泊で1泊、無料券をもらえます。
大半が、山の中の1件屋です。
2件は珍しいかも。八幡平に取って、冬期閉鎖の一つ前です。
それほど山深く、目の前に、日本で最初の、地熱発電所の1番目がみえます。当然、地下で温泉を取り出してますから、泉質は変わらないと思います。盛岡駅から、一度乗り換えで。3湯三昧。
楽しいのですよ。6人が参考にしています
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景色が一番良いです。松風荘かな、カモシカみたのが見れたが。一番良いのは、値段の高い、ここかな。冬ルートは松川3湯。秋が、少し戻って、八幡平に行って、籐七温泉から、歩いて、八幡平頂上から南下。素晴らしい見晴らしです。
0人が参考にしています
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白濁したお湯が、大量に掛け流されています。
特に内湯がお勧め。このお湯に浸かるだけでも、十分に満足できます。
〔施設〕
本館に泊まりました。
こぢんまりとした部屋ですが、清掃も行き届いていて、十分及第点が付けられます。
〔食事〕
夕食は部屋出ししてくれるのですが、まぁ、こんなモンでしょ状態。
特に際立ったものはありませんでした。
〔風呂〕
冒頭にも書いたとおり、内湯が一番のお勧めです。
露点に関してですが、この時期だけなのかもしれませんが、湯船の底に枯葉(多分)とおぼしき感触の物体が山積しており、歩き回ると足の裏にまとわりつく感触がとても気持ち悪かったです。
底の部分も凸凹が激しく、白濁湯という事もあり足下を確認しながら移動する事が出来ませんでした。
〔総評〕
私はお湯の質と放流量を重要視しますので、評価点はお湯中心とお考え下さい。
あと、源太ヶ岳の伏流水を飲料水として飲めるのは◎。
暖房用の蒸気は、温度調節が効かないので、暑かったら窓を開けて下さいってのも笑えました。6人が参考にしています
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松楓荘に宿泊して湯巡り手形で入りました。他の2軒に比べ、ロビーなどの造りが立派で洒落た休憩スペースなどもあり高級感があります。
お風呂は内湯とそれに続く露天風呂。内湯はかなり大きな浴槽で、思いっきりオーバーフローしていて好印象。お湯も薄く濁った弱酸性の硫黄泉で、割と肌にやさしい感触。湯温はけっこう熱い。新鮮な感じのするお湯。
露天は岩風呂で真ん中にも岩がある。その上に死んだアブが何匹も置いてあった。さぞかしアブが飛んでたのだろう。入ったのが夕方過ぎだったのであまりいなくてよかった。
露天のお湯は白濁。あまり新鮮さはない。マイルドで入りやすく、湯温もぬるめだったので、ヒグラシの合唱を聞きながら長湯した。6人が参考にしています
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山の宿と考えていたのでひなびた感じの建物を想像してましたが思いの外新しく立派な建物だったので驚きました。
露天風呂にしか入りりませんでしたが…先客は一名ですぐに出ていかれたので貸切状態になりました。
決して狭くはない露天風呂を貸し切りと贅沢な一時でした。
そう言えば露天風呂から迫力のある地熱発電所の冷却塔が見えました。
大きさからか凄い威圧感でした。4人が参考にしています
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約15年振りの再訪です。
前回はスキーを絡めた旅行で来ましたが、今回は仕事での来訪。
近隣にも良い温泉が目白押しなので、旅行で来たいですね。
湯は硫化水素泉の熱くて濃い湯です。
白濁した見た目と香りは良いのですが、この季節にしては少々辛い熱さかな?
真冬の露天でもしっかり暖まると思います。
個人的には、もう少しぬるめが好きかな。
建物は、以前は山の中の古ぼけた温泉宿ってイメージでしたが、リニューアルしたみたいで、結構綺麗になっていました。
食事はホロホロ鳥の料理が有名だったと思ったのですが、今回は普通の牛鍋と刺身と岩魚の塩焼き中心。
宿泊費の多寡なのか、季節要因なのか、たまたまなのか判りません。
ホロホロ鳥料理の味や見た目も覚えていませんが、この宿のオリジナリティの後退は残念でした。
たまたま私が宿泊した日に、テレビ局の下請けが取材に来ていました。
綺麗な女性を引き連れて来たのか?と思えば然に非ず。露天風呂に浸かっていた私を含めた♂二名を撮影して行った。
視聴率に悪影響では??5人が参考にしています
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建物は、2~3年前に改装したらしく、きれいだった。
風呂は、男性側は内湯(そこそこ広い)と露天風呂(混浴で広い)、女性側は、内湯と女性専用露天風呂がある。男性の内湯のくぐり戸から露天風呂へ直接行ける。夜はちょっと暗くて歩きにくい。
露天風呂の湯温はちょうどよかったが、内湯(加水可能)は熱かった。
風呂の蛇口は水は出るが、お湯は温泉の湯の入る木の箱からお湯を取るようになっている。不便だがこれはこれでいい。部屋の蛇口もお湯は出なかったと思う?比較的山奥にある旅館なので普通のことだ。
泉質は硫黄泉で、温泉の湯につかった気分なれる。かけ流しの湯量も豊富である。
部屋は9月なのに既に暖房が効いている。地熱発電所からの暖房らしい。少し暑くて窓を開けたほどだった。
料理は特徴があり、この日はホロホロ鳥(キジ科)とイトウ(幻の魚)のさしみだった。
部屋には座椅子があるが、ひざが悪い人用に窓側にでもイスが一脚あってもよかったと思った。
朝食の後にロビーでコーヒーサービスがあったが、ちょうどいい味でおいしかった。
総じて、穴場的ないい旅館だと思う。5人が参考にしています
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玉川から八幡平を抜ける。不安定な天候を物語るように途中では見事な虹にも遭遇。しかし藤七温泉辺りでは10月下旬だというのにみぞれが舞い路面も薄っすらと積雪していた。峠からやや下ったここ松川温泉に着く頃には再び天候も回復。
自遊人パスポートにて利用。館内は意外にも小洒落た雰囲気で秘湯っぽさは無い。
ここは巨岩が無造作に聳え立つ露天が印象的。温度も適温で玉川とは対照的な優しい硫黄泉が体を包み込む。露天の奥へ進むと内湯の小窓が。どうやらここから内湯へも行けそうだ。屈んで踏み込み主浴槽にそのまま浸かる。こちらは贅沢な掛け流し感が特徴的。
東北道からのアクセスも良く、設備も整っている。家族や親を連れてくると喜ばれそうな宿です。3人が参考にしています
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07年のゴールデンウイークに新増設オープンだった。
玄関、ロビーから浴室の手前までコンクリート造のしっかりした賓のある雰囲気、
この新設部分は高級を漂わせる感じである。
玄関にはあの提灯が掛けてあるが日本秘湯を守る会の宿とは思えない。
新設部分は以前は駐車場だった場所で、
昔は駐車場が今の倍以上はあった事になる。
宿の人が言うには、全盛期はその駐車場もお風呂もいっぱいになるほどの盛況だったらしい。
全盛期がいつだったのかは突っ込まなかったので解らない。
浴湯は以前のままみたいだ。男女別の内湯と露天がある。
内湯は標準的な広さだがなんとお湯のカンラが無い
洗い場での流し湯は木の箱に溜めているお湯か、
湯舟の湯で流すかである。
掛け湯にはよくある方式であるがなんともはや…、
まだ白濁しきってない硫黄泉が掛け流されている浴槽は
なかなかで温度も湯量も申し分ない。
男湯の露天は内湯からだと、なんと腰下窓をくぐり
外に出てちょっとだけ歩く、
また内湯からとは別に専用の入り口と脱衣所が湯舟脇にある。
混浴と言うこともあるが設計上では内湯からのアクセスは想定していなかった。
後に不便という事で内湯から直接行ける様にしたので
窓をくぐる事になったと思われる
やはり峡雲荘は露天風呂がゆっくりできてここがメインだと思う。
黒い大岩が幾つも配置されている。日本庭園なのだろうが唐のにおいもする。
この日は雨模様で岩が濡れており一段と黒く艶めく。
硫黄泉の白との対比が強く白さが引き立った。幸運にもひとりである。
煙る山々。唐(から)の水墨画の如く世界である。
木杖を持った長い白髭の仙人でも出て来たらおもしろい。そんな感じもある。
いつの間にか、そこにいて平然と湯に入ってきそうである。
白湯に浸かり霧を見上げながら大昔の話を話し出す。
傍らでやはり湯に浸かり静かに霧を見上げ話を聴く。あぁ、最高であろう。
温浴なのだがよく来るおじさんの話だと女性の入ってるのは見た事が無いと。
露天からは奥のほうに日本初の地熱発電所である松川地熱発電所の冷却塔が見える。
ここは日本初であるためだと思うが、火力や原子力発電所と同じ様式の冷却塔である。
たぶんこんなでかい冷却塔の地熱発電所は日本ではここだけではなかろか。
4人が参考にしています
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松川荘から川沿いに地熱発電所に向かい、右に折れてきつい坂を登り、徒歩7分で到着。
自由人パスポートで入浴。 リニューアルしてきれいな施設で接客も良かった。
内湯は浅めの木の湯船で、縁で半身浴できるようになっている。
混浴露天からは紅葉が見事で、松川荘より少しいい湯に感じた。
松川温泉(新駒島の湯) 単純硫黄泉 65.1度 pH5.5 メタケイ酸 24 酸化還元電位 (ORP) マイナス186 (2008.10.4)4人が参考にしています
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びゅうの『地温泉』で3/19~2泊3日で行ってきました。本館に泊まりましたが改装されていて綺麗で落ち着ける雰囲気のいいお部屋でした。乳白色の温泉の露天風呂は少しぬるめで時間を忘れてゆっくりと。内風呂は熱めですが、冷え性の私にはちょうど良くて気持ち良かったです。宿の方も気さくに話しかけてくれたり、シャッター押してくれたりと。気分よく過せました。
又、携帯は圏外なので、仕事を忘れてゆっくりできました。
2日目は、無料の『入湯手形』をもらい、隣りのお宿のお風呂をはしごして過しました。それぞれ個性的で楽しかったです。
今回、秘湯デビューでしたが、わざわざ新幹線使って行ったかいがありました。季節を変えてまた泊まりに行きたいです。
4人が参考にしています