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年末年始、谷地温泉で3泊しました。今季は冬季休業ということで各方面に通達していたものの、やってくれとの要望が多く、急きょ冬季営業を決定。常連の人たちも直前まで知らなかったようです。
ここは3度目ですが、なにやら色々と変化がありました。まず料金が値上がりしています。1泊2食が8800円になっています。最初に泊った2008年は1泊3食付で5800円だったのでけっこう違います。でも食事の内容はやや品数が多くなり、質もやや向上してます。
それと男湯と女湯が入れ替わる時間帯ができました。夜6時半から夜9時までは男湯が女性専用になります。これについては2011年暮れに泊った時にも書きましたが、女湯の床下湧出がなくなってしまったことによります。女湯の下の湯(ぬるい方)は、残念なことに湯口からお湯が注がれています。それであの足元からぼわんと湧き出る谷地温泉の醍醐味を味わうために、男湯に入れる時間帯が作られました。
ただし時間が短いのでどうしても混み合います。しかもお湯がぬるいのでみなさん長湯。なかなか場所が空きません。でも床にはめられた板の間からときおり立ち昇る泡を眺めながら、いろんなおしゃべりをしながらの長湯は楽しいものです。ただ男湯も以前から比べると格段に湧出量が少なくなっているとのこと。震災のせいなのか原因はよくわかりませんが、ちょっと心配です。
食事室の窓外に野生のテンが現れることが知られていますが、昨年から餌付けをしているとかで、ほぼ毎日見られました。真っ白に積もった雪の中からかわいい顔を出します。客たちはみんな窓際に押し寄せ、歓声を上げたり写真を撮ったり。テンもなれていてまったく動じません。
初日は青森の市場で買ってきたお刺身や焼き魚などで自炊。調理場には鍋や包丁、ちょっとした食器も揃っていて、中には本格的な自炊をしてる人もいました。大晦日には年越しそばが出て、元旦には餅つきが行われ、つきたてのお餅も振る舞われました。雪に埋もれた八甲田で、ひたすら温泉に入るだけのぜいたくな年末年始を過ごすことができてよかったです。
今シーズンは急きょ営業することになったのでJRバスが谷地温泉を通りません。だから酸ケ湯との行き来ができない状態です。八甲田の温泉をハシゴしようとしてる人はご注意を。谷地温泉は硫黄泉であのぬるさ、独特の匂い、本当にすばらしいお湯です。経営面では大変そうですが、どうかがんばって続けてください。8人が参考にしています