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ETC1000円高速でシルバーウィークの前週に行ってきました。
コバさんと新宿を6時半に出発し、想定外の順調な流れで、途中2回休憩しながらも3時間弱で塩尻北ICを下りました。(通常は松本ICですが時間調整の為)
11時に大阪から電車で来たシノミーと合流し、松本城を見物後、開智学校近くで偶然見かけた車列に釣られて衝動買いした「プティグルメ」のサンドウィッチをつまみ、唐沢そば集落「根橋屋」で蕎麦を食し、安房トンネル経由で15時には宿に着きました。
宿の直前まで整備された道路を通るので、宿の雰囲気はどうなのかと思いましたが、トンネルを抜けて左折すると僅かな距離ながら隘路となり宿に着きます。
秘湯の宿とはいえ、植栽に手入れが行き届きかなり洗練された感じです。手動と思われた扉も自動で開き、奥へ入るとフロントです。チェックインは隣の囲炉裏でお茶と菓子(橡餅?)のサービスを受け行いました。フロント前にある、湧き水で冷やされたドリンクや温泉で茹でられた卵の料金システム(自己申告制で部屋の冷蔵庫には何も入っていない等)や温泉・食事の説明を受け部屋に行きます。靴のまま階段をのぼり一番手前の「南岳」が我々の部屋でした。
靴を脱ぎ部屋に入ると、高い天井と床の間のお陰で「8畳」と聞いていた割には実際には12畳位の広さを感じました。
浴衣が備えてあるのは勿論ですが、タオルやその他入浴グッズを入れる籠が一人ひとりに用意されているのはうれしいです。
早速、名物の槍見の湯へ。
地下1階相当の内湯の脇から外へ出て、当日はあいにく雨だったので、菅笠をかぶり露天へ出ました。
霧のせいで槍見岳は見えず新穂高ロープウェイの支柱が所々見えた程度でしたが仕方ありません。
その後、4つの貸切風呂探索(入浴中もあり一部確認できず)や内湯で洗髪し、18時45分から夕食となりました。
通常、山の宿だと夕食が妙に早くなりがちで、昼食をコントロールせざるを得ませんが、ここはかなりお客の希望を聞いてくれます。食事処は1階ですが、一部に衝立があるものの結構オープンな空間だったのは些か残念でしたが、料理は地の物が中心で飛騨牛の朴葉焼きもありました。我々の席は優男風のおにいちゃんが接客係で一品一品の説明をしてくれました。
鍋料理も出てきて、雑炊で〆ることとなり、食事はかなり満足しました。
翌朝は晴れの予報。なんとか雨もあがり、内湯からも露天からもとんがり屋根の槍見岳が見えました。
7時半を希望した朝食は、朴葉みそや鮎の一夜干しなど、飛騨の料理を満喫しましたが、9時から餅つきも楽しみました。
綾小路きみまろ風の司会で始まる餅つきは、宿泊客も参加できる楽しい催しで、つき立てのきなこ餅は美味でした。
餅を食べて、チェックアウト。
2万円弱と結構なお値段でしたが、バリエーション豊かな食事と温泉そして接客で元は取れます!
そのあと新穂高ロープウェイに乗って、トンネルでなく安房峠経由で松本に行き、女鳥羽そばを食し、シノミーと分かれ中央道で帰路につきましたが、勝沼あたりで「高井戸4時間以上」の恐ろしい表示が・・・!
急遽、大月で高速を下りて、都留~道志村経由で往路の倍以上を要して自宅に帰りました。13人が参考にしています