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昨年の暮に一泊しました。
山間の民家に紛れた一軒宿です。
その立地条件ゆえ、とても静かです。
外観は普通の農家です。
冬のさびしい田畑の風景が風呂の暖かさを一層引き立ててくれました。
多く方々のホームページでも紹介されていますが、
クラシカルな銭湯?のような浴室は秀逸です。茶色の湯に浸かりながら、格子状の天井や浴室を取り囲む窓からの薄明かりを眺めていると、身も心も温まります。
そうそう、この鉱泉の効能書きには「脳」との記載もありました。分かる気がします。
名物料理のキンキの焼物は絶品です。
オーブンでじっくりと焼かれ、魚自体の油で揚げたような状態になり、香ばしさ抜群。ほとんど残すところなく食べることが出来ます。ただし、やや油っぽいので、食の細い方には少しつらいかもしれません。若いうちに食すべし。
玄関前の応接間には、温泉に関する書籍が幾つか並べてありました。夜の湯上りに、静けさに浸りながら読書を楽しみました。
帰り際、宿のご主人や女将さんとお話をしました。
とても気さくな方々で、この宿の所以を色々と聞かせて頂きました。
また宿泊したいです。3人が参考にしています