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松山市鷹子町、以前存在した某演劇ホテルの跡地に出来た媛彦温泉系列になる新しい施設です。上空から見上げると『アワビ』型ドーム、との事らしいです。松山市のここの近隣には同じような温泉施設が沢山あり、こちの施設に関しては看板なんかもほとんど存在しないので初めて訪問される方はナビ利用をお勧めいたします。
施設敷地内にホテルも新設されまして、今回ここに泊ると温浴施設使いたい放題・・という事で宿泊してきました。
まずホテルですが、値段はかなり安いです。2人でセミダブル素泊まりで8000円程度、さすがに部屋は狭かったですが、ピカピカの備品に囲まれたピカピカの部屋は申し分ありません。一つ気になったのが、トイレやシャワー室がラブホテルのように透明アクリルの仕切りの為マルミエな点。私にはこの洗練されたデザイン性にはいまだ抵抗があります。
さて温泉ですが、正直期待以上でした!!
他の事は割愛したくなる位、新源泉が素晴らしかった事に尽きます。
こちらにはもともと大師の湯と呼ばれる湧出温度の低いツルヌル泉があり、湧出温度は30度ちょいの為、加温掛け流しされていました。今回も内湯エリアにこの源泉が注がれる浴槽がありました。
これはこれで素晴らしいのですが、別格だったのが、露天風呂にこんこんと掛け流し利用されている新源泉。まずこの源泉湧出温度が45度以上50度以下、加温加水いらずな絶妙バランスの温度。
またこれだけ温度が高いと泡付は通常あまり期待できないのですが、こちらの源泉、まるで『山梨・フカザワ温泉』のような貴重な高温アワアワ状態を実現しているじゃないですか。つまりメタ珪酸由来によるツルヌルだけではなく、人体皮膚由来は論外、いやはや、強烈な泡によるツルヌルを実現しているわけですね。飲泉してみましたが、ほぼ消毒無し、淡い温泉特有の腐卵臭がします。
他には歩行浴槽、サウナ、循環主浴槽、電気風呂、ジェットバス、色々ありますが、個人的には露天主浴槽の新源泉、これに尽きると思います。その日その日の湯のコンディションにより、もしかしたら過度の期待は禁物かもしれませんが、是非一度体感していただきたいものです。
松山市の中でも特にこの近隣には沢山の日帰り兼簡易宿泊できそうな似たような施設が乱立しています。
そらともり、久米之癒、媛彦、ユートピア、天山トロン、星岡、、思いつく限りを羅列してみたが、本当に多い。
しかし個人的には今回の鷹の子は泉質重視派には群を抜いてお勧めできる施設かと思います。近隣にも源泉掛け流しを謳う施設は何件かありますが、東道後で迷ったらココ! と強くお勧めしたいです。9人が参考にしています