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山科区を縦走する外環状線の外環渋谷交差点を西に。やや狭い渋谷街道を進みまして、1kmほど行ったところ、右手に公園が見えてきますので、それを超えた一方通行を右折します。さらに1本目を左に入ったところにある銭湯さんです。店舗前の他にももう1か所駐車スペースがありまして、結構な台数の駐車ができるようでした。リニュアルしてまだ年数が経っていないところなので、施設は新しく綺麗です。玄関を入ったところに小さなフロントがありまして、お風呂は1階。2階は休憩所兼食堂といったところ。近隣の方のコミュニティーセンターのような集会所も兼ねているみたいです。
脱衣所は籠のみですので、貴重品はフロントで預かってもらう形式。預けますと、その場で鍵付きのロッカーに入れてもらいまして、鍵は入浴者の手に渡ります。脱衣所は鍵のみで、ドライヤーは無料で使えます。古い秤がありました。100kg=約28貫なんですね。
脱衣所から浴室の方に移動しますと、渡り廊下のようになっていまして、その左手に広目の露天風呂があります。入浴剤が入っていまして、当日はコラーゲン風呂でした。40℃ほどのぬる湯でして、端には打たせ湯もついています。ここの壁には水槽が埋め込まれていまして、大きな錦鯉が悠然と泳いでいます。水槽はそろそろ掃除が必要な感じでした。
渡り廊下を奥に行きますと内湯になります。内湯の入口にはミストサウナがあり、出たところには全身シャワー。水風呂はありませんので、このシャワーを使って火照った身体を冷やす格好になります。洗い場が壁伝いに90°取り囲んでいるのは主浴槽。こちらは浅風呂と深風呂の部分がありまして、41℃ほど。岩風呂といいますか、石造りのテイストがありまして、室内はやや蒸し暑かったです。消毒臭は控え目でいい湯でした。ちょっと洗い場と浴槽の距離が近いのが気になります。まあスペースの関係で仕方ないところではあるのですが。
実はこのお風呂屋さん、もともとは近所の違うところで営業していたのですが、移転をきっかけに現在の店名になりまして、心機一転、施設も新たに…というところです。21世紀的銭湯の主張がありまして、「地域に根差しつつも、何か付加価値をつけて」という店づくりは好感が持てます。場所が分かりにくく、いい道を見つけるのに苦労しましたが、これからは通りがかりに入って行けそうです。特に近くの方にはお勧めできますよ。0人が参考にしています