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厚木市の奥座敷として知られる、七沢温泉に佇む安政3年(1856年)に創業した老舗旅館。小説家の小林多喜二が、昭和初期に滞在した部屋が今も残ります。平日の午後、日帰り入浴してみました。
入浴料1000円はフロントで。玄関から左手に廊下を進み、自販機の前を右折すると浴室があります。最初、奥の大浴場を案内されるも清掃中だった為、手前の小さな浴室の方へ。通常この時間は女湯なのか、男湯の暖簾を掛けてくれました。
棚にプラ籠が並ぶ脱衣場。浴室に入ると、シャワー付カランが3人分と、カランのみが1人分あるタイル張りの洗い場。アメニティは一般的なものです。
5人サイズのタイル張り内湯から、無色透明のアルカリ鉱泉(源泉名: 本館源泉)が、サラサラとオーバーフローしています。泉温22℃を加温して、43℃弱位で供給。PH9.9で、肌がツルツルする浴感です。真ん中あたりで、浴槽の底が少し深くなっていました。
一度脱衣場に戻り、左側の入口から外の露天風呂へ。6人サイズのタイル張り石枠浴槽があり、湯温は40℃位。囲まれている為、柵越しにしか森は見えませんが、石灯籠が置かれ落ち着いた雰囲気です。ずっと貸切状態で、まったりできました。
アルカリ度が高い為、かかとのガサガサがツルツルに。次回は、大浴場の方も入ってみたいです。お土産に、女将さんからみかんを頂いちゃいました。
主な成分: ナトリウムイオン66.3mg、塩素イオン24.3mg、硫酸イオン53.8mg、炭酸水素イオン18.1mg、メタケイ酸39.5mg、成分総計0.218g25人が参考にしています