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投稿日:2015年12月26日
二種類の泉質 (ひがな湯治 天山(てんざん))
きくりんさん [入浴日: 2015年7月13日 / 2時間以内]
44.0点
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箱根の奥湯本、旧街道から坂を下り、須雲川を渡ったところに建つ日帰り温泉施設。平日の午後、およそ8年ぶりに利用して来ました。入浴料1300円は、屋外の券売機で。階段を上がり、風情ある門を潜ると、フロントのある母屋があります。
受付を済ませたら奥に進み、畳敷きの休憩処左側の階段で1階へ。下りた右側が、男湯です。コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。まず、右手にある半露天へ。壁際に、7人分のシャワー付カラン(内2つはシャワー無し)がある洗い場。アメニティは、オリジナル無添加のシャンプー&リンスと固形石鹸。10人サイズの木造り浴槽「漆風呂」には、無色透明の①ナトリウムー塩化物泉が、かけ流しにされています。源泉66.5℃を、加水・加温せず(日・祭日のピーク時のみ、衛生の為濾過あり)44℃弱位で供給。PH8.6で、肌がややスベスベする浴感です。純銀イオン消毒で、消毒臭なし。口に含むも、無臭で微塩味がしました。隣に、4人サイズの石造り浴槽があり、壁に炭が埋め込まれています。湯温は、38℃位のぬるめ。白や淡茶色の湯の花が舞っています。
続いて、露天ゾーンへ。手前右手に、2段になった岩風呂があります。上段が5人サイズで、うっすら濁った透明の②アルカリ性単純温泉がかけ流し。源泉53.0℃を、加水・加温せず42℃位で供給。PH8.9で、肌がややツルツルする浴感です。オーバーフローして下段へ。こちらは、6人サイズで40℃位でした。下に、8人サイズのジャグジー付岩風呂がありますが、水風呂で25℃位です。また、奥の左側にも、カランのみ8人分ある洗い場。その向かいに、屋根付の岩風呂が2分割。奥の湯口側は、10人サイズで43℃位。手前の13人サイズは、40℃位です。いずれも、①アルカリ性単純温泉がかけ流し。平日で人も少なく、のんびり湯浴みできました。なお、受付前の土産物屋の一角に飲泉場があり、源泉①が飲めます。クセのない、円やかな味でした。
①ナトリウムー塩化物泉[源泉名:天山温泉(湯本 第92号、101号、102号、115号混合)]
主な成分: ナトリウムイオン360.00mg、カルシウムイオン34.8mg、塩素イオン522.00mg、硫酸イオン70.30mg、炭酸水素イオン72.30mg、炭酸イオン2.17mg、メタケイ酸イオン7.76mg、メタホウ酸イオン4.03mg、メタケイ酸98.40mg、メタホウ酸16.40mg、成分総計1.198g
②アルカリ性単純温泉[源泉名:天山温泉(湯本 第74号泉)]
主な成分: ナトリウムイオン54.2mg、カルシウムイオン2.7mg、塩素イオン32.8mg、硫酸イオン11.8mg、炭酸水素イオン53.1mg、炭酸イオン13.8mg、硝酸イオン2.50mg、メタケイ酸58.8mg、メタホウ酸2.4mg、成分総計234mg
ちなみに、公式HPの分析書は古く、脱衣場にあるものが新しいです。①の分析日は平成20年2月27日、②は平成25年7月4日でした。79人が参考にしています
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