
館内全体

男湯

女湯

<食事処>レストラン「花じゅらく」

<食事処>フードコート「湯の山街道」

有馬温泉 太閤の湯の温泉情報、お得なクーポン、口コミ情報
★お気に入りを利用する方へ
×部門賞の投票にもご協力ください
下記の中から施設の良かったポイントを手ぶらでOK!有馬の名湯、金泉・銀泉・炭酸泉(人工)を26種類のお風呂と岩盤浴で楽しめる歴史探訪クアテーマパーク!
※電子チケットについて詳しく知りたい方はこちら
【平日】3,685円 → 1,900円 【土日祝】3,905円 → 2,200円
<ペア割>1名さま入館料+有料貸切岩盤浴(ミネラルウォーター付)最大1,975円引き
※2名様の入館で利用可【コード:1053】
入館料+ソフトドリンク付 最大1,345円引き
【コード:1011】
入館料+夢蒸楽+ソフトドリンク 最大1,495円引き
【コード:1048】
【ランチ限定】入館料+夢蒸楽+「花鏡御膳」+ソフトドリンク 最大2,235円引き
【コード:1038】
【ランチ限定】入館料+夢蒸楽+「国産牛すき焼き御膳」+ソフトドリンク 最大2,175円引き
【コード:1040】
日本初!金泉・銀泉が同時に楽しめる「黄金の蒸し風呂」が誕生。
意匠テーマは太閤さんの「黄金の茶室」。有馬温泉の名湯、金泉・銀泉を使用した本格的な蒸し風呂を裸のまま、ごゆっくりご堪能いただけます。
「お客様の声に応えたい」という思いから館内施設をグレードアップし、館内だけではなく、正面玄関前の庭園内に、温泉療法の先進国、ドイツのクアパークを手本にしたヘルスレーン「官兵衛古道」も。有馬温泉で湯治した黒田官兵衛の人生をたどるサインを設置し、歴史探訪と森林浴ヨガを同時にお楽しみください。
温泉をお楽しみになった後は、地元の素材を使ったお食事やボディケアでゆっくりと極上のひとときをお楽しみください。
当館自慢の「金泉」に六甲山系より湧き出るラジウム泉「銀泉」をブレンド。日本屈指の含鉄強塩泉とラジウム泉の効用が相まった当館のみが提供できる[天下の湯]です。湯あたりのご心配な方でも、天下の湯なら2種類の名湯の効能をたっぷりご堪能いただけます。
全身浴
銀泉くつろぎの湯の半分は、体を伸ばしてゆったりつかれる適温の全身浴槽(41~42℃)です。オーストリア、バドガスタイン産のラジウム鉱石を追加使用することにより含有量を高めたラジウム強化泉を供給しています。
■半身浴
銀泉くつろぎの湯の半分は、比較的低温の(35~36℃)の半身浴槽です。となりの全身浴槽と交互に利用していただくと、より温浴効果が高まります。時間をかけてゆっくりとご利用ください。天然ラジウム泉の銀泉100%を適正温度に加温して供給しています。
名泉「銀泉炭酸泉」(人工)を再現
この温泉は、太閤秀吉の遺構を411年ぶりに復元した「太閤岩風呂」に倣い、当時にあれば、ねねが愛したであろう遊び心満載の銀泉炭酸泉を再現したものです。円形岩風呂や照明演出、バブル効果など、遊び心をふんだんに取り入れた炭酸泉をお楽しみいただけます。金泉、銀泉、炭酸泉という有馬の3泉を唯一楽しめる施設として、快適なくつろぎ体験をご満喫ください。
パワークリスタルと桜島溶岩の競演で癒しのひとときを。
床面素材として、岩盤浴素材としても定評のあるゲルマニウムを、壁面には熱放射率の高い桜島溶岩を関西で初めてサウナに使用。全方位サウナ岩盤浴としてサウナと岩盤浴が同時に楽しめます。さらに天然温泉として名高い「銀泉」のミストにアロマを吹き込んだ、アロマローリューも実施。中温サウナ(75度~80度)でありながら心地よい発汗を促し、マイナスイオンの中でデトックス 効果が体験可能です。室内の中央部に配置されたパワークリスタル(水晶)が、心落ちつく空間を演出します。
施設名 | 有馬温泉 太閤の湯 |
---|---|
ヨミガナ | アリマオンセンタイコウノユ |
住所 | 兵庫県神戸市北区有馬町池の尻292-2 |
TEL | 078-904-2291 |
営業時間 | <全体営業時間> 10:00~22:00(最終21:00) ・太閤の湯殿 10:00~21:30(最終受付21:00) ・太閤夢蒸楽 10:00~21:30(最終受付21:00) ・ひょうたん夢蒸楽 10:30~21:20(最終受付20:30) <お食事処> ・花じゅらく 12:00~15:00(LO14:30) 18:00~21:30(LO20:30) ・湯の山街道・醍醐花の宴 11:00~-21:30(LO21:00) ・喫茶「利休茶屋」 10:00-20:00 <リラクゼーション> ・癒やし処 (受付) 10:00~20:30 (施術) 11:00~21:00 ・銀泉 ドクターフィッシュ 10:00~21:00(受付20:30) ・お土産処 楽市楽座 10:00~21:45 |
定休日 | 不定休あり |
公式HP | http://www.taikounoyu.com/ |
※最新情報は各種公式サイトなどでご確認ください
料金につきましては、消費税込みの表示となっております。
歯磨きセット | ○ | ドライヤー | ○ | フェイスタオル | ○ | ボディシャンプー | ○ | バスタオル | ○ |
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せっけん | ○ | シャワーキャップ | ○ | ひげそり | ○ | シャンプー | ○ | 館内着 | ○ |
リンス | ○ | 乳液 | ○ | クシ・ブラシ | ○ | エステ・マッサージ | ○ | お食事・食事処 | ○ |
漫画 | ○ | ゲームコーナー | ○ | 脱衣所ロッカー | ○ | 売店・お土産処 | ○ | 無料Wi-Fi | ○ |
駐車場あり | ○ | レストラン | ○ | 休憩所・休憩室 | ○ | 喫煙/分煙フロア | ○ |
2025/03/18(火) 10:00更新
混雑予測の表示は、実際の状況とは異なる場合があります。
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免責事項: 館内全体が「非常に混んでいる」アイコンの場合は入館制限を行っている場合がございます。予めご了承くださいませ。
テーブル、150名収容可能な和食レストラン。店内には有馬川の清流をイメージした川床を再現。お食事のシーンをより一層演出してくれます。季節の会席料理などを揃え、 お客様のご来店をお待ちいたしております。
フードコート「湯の山街道」
麺類、定食、一品物、生ビール、有馬サイダー・・・いろんな料理に目移りしそう。お買い上げ後は、となりにある大ホール「醍醐花の宴」でお召しあがりください。
5つの岩盤浴ゾーンがあなたに癒しを与える
「太閤の湯殿」は、体の芯までほぐす遠赤外線効果と、金泉・銀泉の効能が期待できる岩盤浴施設です。
内部は5つの部屋に分かれています。
■太閤の蒸し風呂
太閤秀吉が実際に入浴した湯山御殿の蒸し風呂を再現。
■ねねの蒸し風呂
銀泉を蒸気化することで新陳代謝アップが期待できます。
■金泉蒸し風呂岩盤浴ゾーン
金泉蒸し風呂を大勢でお楽しみいただけます。
■銀泉蒸し風呂岩盤浴ゾーン
こだわりのラジウム鉱石を使用。
■麦飯岩盤床
遠赤外線効果で体を心から温めます。
江戸時代の『幕湯』をイメージ!岩盤浴と金泉足湯を同時に堪能できる、贅沢な屋外型岩盤浴
有馬温泉にも存在していた、浴場の一部に好みの暖簾を吊るした、江戸時代の貸切風呂『幕湯』をテーマにした日本初・関西初の屋外型岩盤浴『金泉幕湯岩盤足湯』。足湯に「金泉」を使い、夏には金泉足湯を楽しみながら岩盤浴と、銀泉をマイクロミスト化(平均e粒径20ミクロン ※霧雨の5分の1~15分の1の大きさ)して噴霧し、美肌爽汗を感じていただけます。その他の季節も、岩盤浴と幕湯内の壷から金泉の湯気と季節のアロマを漂わせて金泉足湯をお楽しみいただけます。
テーマは太閤秀吉の『陣幕』!岩盤浴と銀泉足湯を同時に堪能できる、贅沢な屋外型岩盤浴
太閤秀吉が戦場だけではなく、茶会などでも間仕切りとして使用していた陣地を作るための幕『陣幕』をテーマにした日本初・関西初の屋外型岩盤浴『銀泉陣幕岩盤足湯』。 日本唯一の「銀泉」を足湯に使い、夏には銀泉足湯を楽しみながら岩盤浴とマイクロミストのしっとりした霧(平均粒径20ミクロン)を噴霧し、美肌爽汗を感じていただきその他の季節も、岩盤浴と陣幕内の壷から銀泉の湯気と季節のアロマを漂わせて銀泉足湯をお楽しみいただけます。
太閤夢蒸楽(たいこうゆめじゅらく)は、天然温泉のミストを併用するという、当館ならではの岩盤浴の特徴を生かしつつ、多種多様な岩盤を用いております。
内部は、それぞれ異なった効能を持つ稀少な5種類の鉱石、火成岩を個々に楽しめる太閤房、桜島と阿蘇山の溶岩を用いた溶岩房、今注目の「パワーストーン」や貴宝石をを用いた太閤貴宝風呂、金泉と銀泉の混合泉のミストと麦飯石の岩盤座を用いた金泉房の4つの部屋に分かれております。
効用の異なる15種類もの希少な岩盤浴を経験できる 、まさに、岩盤床のミュージアムというべき内容を備えた施設といえましょう。
※ご利用の際は、1回30分524円(税込)をいただきます。
太閤秀吉が晩年の11年間に9度も訪れた有馬温泉。
諸国の温泉のなかでも天下人を惚れ込ませた当温泉は、日本書紀にも記され、「白浜」「道後」とともに<日本三古泉>のひとつに数えられ、また「草津」「下呂」とともに日本三名泉に挙げられています。
空気に触れると赤色にかわり日本一の塩分濃度を誇る含鉄強塩泉の「金泉」、ラジウム含有量日本一と言われる三朝温泉に次ぐ比類ない極上の泉質を誇る「銀泉」。その比類なき泉質と治癒力で、江戸時代の温泉番付では 西の最高位の番付(大関)の常連でした。
当館の温浴面積は有馬温泉最大の7,000㎡。天下人の太閤秀吉にも愛され、その心と体をやさしく癒した名湯を「太閤の湯」ならではの多種多彩な湯舟と岩盤浴でたっぷりと心ゆくまでお楽しみくださいませ。
ゲスト さん [投稿日: 2025年3月9日 / 入浴日: 2025年3月3日 / 5~10時間 ]
温泉の種類もあり、無料岩盤浴も利用して満喫できました
ハナ さん [投稿日: 2025年3月8日 / 入浴日: 2025年3月6日 / - ]
浴場にリファのシャワーヘッド、ドライヤーがあって嬉しかったです
無料岩盤浴も◎
匿名 さん [投稿日: 2025年3月8日 / 入浴日: 2025年3月7日 / - ]
温泉の種類がたくさんあって楽しめました
館内着、タオルが入館料に含まれてるのも良かったです
めめ さん [投稿日: 2025年2月18日 / 入浴日: 2025年2月17日 / - ]
ホテル館内も綺麗にされてい多様な気がします
皆さんの対応もよく 気持ちよく過ごせました
ジョウ さん [投稿日: 2025年2月17日 / 入浴日: 2025年2月15日 / - ]
外国人が多かったですが、それは太閤の湯さんだけではないんで仕方ないですね(笑)
館内も広くて、お風呂も色んな種類があり楽しめました。
女子目線温泉ライター。温泉ソムリエマスター。女性を甘やかしてくれる豪華な温泉も好きですが、お湯の他にはなんにもない温泉も好きです。
作成日:2024年04月18日
大阪、京都、神戸、関西の三都市から近い有馬温泉で、唯一の温泉テーマパークである「太閤の湯」。お風呂のお湯は金泉、銀泉、炭酸泉とそろって豪華絢爛、オリジナリティあふれる岩盤浴やサウナも楽しめて、一日たっぷり遊べます。
食事や休憩室、散策できるヘルスレーンなど、お風呂以外にもチェックしたいポイントがたくさん!そんな「太閤の湯」にワクワクしながら突撃して来ました!
「日本三名泉」「日本三古泉」のいずれにも名を連ね、泉質・歴史ともに日本を代表する温泉地・有馬!
有馬温泉には金泉と呼ばれる鉄分を含む濁り湯と、銀泉と呼ばれる透明なお湯があり、さらには趣のある町並みに溶け込むようにお洒落なカフェやショップが点在するので、最近は若いお客さんもグッと増えたと評判です。
特に注目したいのが「金泉」。世の中には薄い温泉と濃い温泉がありますが、日本で一番成分が濃いと言われているのが、実はこの有馬温泉の「金泉」なのです。
火山地帯ではない有馬に高温の「金泉」が湧いているのは不思議な気もしますが、こちらは600年前の古海水が地下60キロの深さのマントルで熱されて、ちょうど有馬から地上に湧き出していると言われています。
今回突撃した「太閤の湯」では、この貴重な「金泉」を、なんと掛け流しで楽しめちゃいます!
掛け流しの金泉が楽しめる太閤の湯の露天風呂
金泉の泉源の一つ、極楽泉源
さらに「銀泉」や、「銀泉」に炭酸ガスを含ませた炭酸泉や、岩盤浴、サウナもあるのです。あまりにもバラエティに富んだお風呂・岩盤浴があるので、入り忘れることのないように、最初にちょっと整理してみましょう。
まずざっくりと館内の温浴エリアは、入館料のみで利用できる「湯山御殿」、有料となる「太閤夢蒸楽」(岩盤浴)、「ひょうたん夢蒸楽」(貸切岩盤浴)に分けられます。
入館料で利用できる「湯山御殿」には、男女別の大浴場(内湯)、露天風呂、無料岩盤浴(太閤の湯殿)があり、内湯は男湯と女湯が固定ですが、露天風呂は「湯ふね庭園」と「日暮れの庭」の2つを、一ヵ月ごとに男女を入れ替えて使っています。
詳しくはこれから一つずつじっくり紹介しちゃいますよ!
「太閤の湯」の銀泉
「太閤の湯」は広い駐車場がありますが、車なしでも心配いりません。有馬温泉駅前からシャトルバスが送迎してくれます。これは関西だけでなく、首都圏からも行きやすいポイントの一つですね。
有馬温泉駅と「太閤の湯」を結ぶシャトルバス
玄関前には2つの現代アートが展示されていました。加藤 美紗氏の「溢れる(太閤の湯バージョン)」は、シャボン玉のように景色を反転させます。よく見るとうっすら金色の球と透明な球があり、金泉と銀泉を表しているのがわかります。
浅野 暢晴氏の「狭間の森(トリックスター)」は隣に座って記念撮影もできます。
加藤 美紗氏の作品「溢れる(太閤の湯バージョン)」
浅野 暢晴氏の作品「狭間の森(トリックスター)」
入館したら湯屋番(フロント)でチェックイン。タオルの入ったバッグとリストバンドを受け取ったら、好みのカラーの館内着を選びます。館内着は作務衣タイプなので動きやすく、肌触りの良い素材でできています。
リストバンドは更衣室のロッカーキーであるとともに、館内でのお財布代わりです。食事やお土産のお買い物もリストバンドのバーコードでOK。
大人の館内着は4色から選べます(子供用は2色)。
タオル、バスタオルの入ったバッグ、リストバンド、館内着。
更衣室で館内着に着替えたら、さっそく階段を下りて大浴場へ!
湯山御殿(浴室及び無料岩盤浴)へ続く赤い橋
画像は女湯ですが、内湯のお風呂の種類は男湯も女湯も同じです。まず目につくのが広い「銀泉」の浴槽。途中で仕切られていて、一部がぬるめの半身浴用になっています。
銀泉は六甲山麓で自噴するラジウム泉で、浴槽の一部にバドガシュタイン鉱石を使ってあるので、よりホルミシス効果が期待できそうです。微量の放射線を受けると細胞などが活性化し、免疫力や自然治癒力を高める効果があると言われています。
※バドガシュタイン鉱石とはオーストリア産のラジウム鉱石のこと。
※ホルミシス効果とは、放射線などが少量であればむしろ良い効果をもたらす反応のこと。
ひょうたんのモチーフが多いのは、太閤秀吉の馬印がひょうたんだったから。
大きな銀泉の浴槽。
もう一つの浴槽はかなり成分の濃い濁り湯です。こちらは貴重な金泉に銀泉をブレンドしたお湯なのですが、割合としては金泉の方が多く入っており、ここだけで金泉、銀泉を同時に楽しめます。めちゃめちゃ温まりますよ!
このあとに入るつもりの露天風呂には金泉の掛け流し岩風呂があるのですが、ブレンドでこんなに入りごたえがあるとなると、掛け流しはどれだけ凄いのかとドキドキしちゃいます。
金泉に銀泉をブレンド。
洗い場の一部のシャワーヘッドは人気のリファです。
ところで、二つの浴槽の間に豪華絢爛な黄金の茶室があります。お風呂に茶室!?
実はこれ、「黄金の蒸し風呂」といって、太閤さんの黄金の茶室をイメージしたスチームサウナなんです。金泉と銀泉両方の蒸気を使っているなんて贅沢ですね。さすがは太閤秀吉の「黄金の蒸し風呂」です。
これが「黄金の蒸し風呂」、中に入れます。
スチームでぼやけてごめんなさい。右の壺から金泉の、左の壺から銀泉の蒸気が出ます。
さて、浴室の奥に何やら気になる表示が。なになに、日本初のイノベーションサウナ?
こちらがそのイノベーションサウナの入口。
熱交換換気システムとは、サウナ内の温度を下げずに常に新鮮な空気を供給するという画期的なシステムだそう!
光る球体を中央に据えたサウナは、段差が三段。ところどころに間仕切りが置かれていて、そこに座るとソロサウナのように落ち着いて瞑想ができそう。
そしていい香り!アロマは定期的に入れ替えになるそうですが、取材時はユーカリレモン香りがとてもフルーティーで爽やかでした。
さらに12分に1回、オートロウリュが行われます。じわーっと熱い蒸気が下りてきてとっても気持ちいい!
サウナの温度設定は、男湯は94度、女湯は90度ほど。
サウナ室を出るとすぐに水風呂です。なんとこの水風呂、ただの水じゃない!銀泉なのです。
つまり、サウナの後にラジウム泉でととのっちゃうことができるわけ。水風呂も段差があり、好みの深さで冷やせます。壁に描かれた水墨画調の絵を見ていると、まるで六甲山からしみ出す岩清水に、その場で浸かっているような気分。
銀泉岩清水風呂でヒンヤリ。
ととのいイスも用意されています。
ととのうなら露天風呂もおすすめです。内湯から階段を上れば裸のまま移動できます。この階段は「天国への階段」と呼ばれているそうですよ。それでは最高級のととのいを目指して上ってみましょう!
風流な「湯ふね庭園」の露天風呂。春は桜、秋は紅葉が彩ります。
露天風呂でゆったり外気浴!
そして露天風呂には「太閤の湯」イチオシのお風呂があります。それが「太閤の岩風呂」!なんといっても金泉掛け流しですからね。
しかもこの岩風呂、お風呂の設計自体にもこだわりがあるのです。
阪神・淡路大震災の際に、被災した有馬の極楽寺の敷地から太閤秀吉が作らせたという湯山御殿の一部が発掘されました。その中に温泉の湯舟として使われたと思われる岩風呂の遺構が見つかり、それをそっくり模してこの「太閤の岩風呂」が作られているのです。
一辺約2.1メートル、深さ約50センチ、サイズもしっかり合わせてあります。だからここで、保湿保温効果に優れた濃厚な金泉に浸かれば、自分もまるで湯治に来た太閤様気分!いやはや贅沢贅沢。
本物の太閤の岩風呂と同じサイズ
次のおすすめは「ねねの遊び湯」。こちらは銀泉に炭酸ガスを含ませた炭酸泉。すなわちラジウム温泉と炭酸泉の両方がいっぺんに楽しめる「太閤の湯」ならではのお風呂なのです。
しばらく入っているといつの間にか肌の表面は泡びっしりに。炭酸泉は血行アップの働きがあるので、ぬるめでもよく温まります。
銀泉+炭酸泉の「ねねの遊び湯」
3つ並んだ「五右衛門窯風呂」はゲルマニウム効果あり。
まだまだ「湯ふね庭園」にはおすすめお風呂があります。「露天ハーブ風呂」は当帰(トウキ)などハーブを使った薬湯です。こちらはもう一つの露天風呂である「日暮れの庭」には無いお風呂なので、「湯ふね庭園」でしか入れません。
また露天風呂の一角には屋外型岩盤浴の「金泉幕湯岩盤足湯」があり、なんとこれは寝転がりながら足だけお湯に浸けるというユニークな岩盤浴。足湯は金泉のお湯を使っています。
「湯ふね庭園」にしかない「露天ハーブ風呂」
こちらも「湯ふね庭園」のみの「金泉幕湯岩盤足湯」
もう一つの露天風呂「日暮れの庭」は、「露天ハーブ風呂」が無い代わりに銀泉を使った「瓢箪露天風呂」と「腰掛銀泉足湯」があります。
「日暮れの庭」全景
金泉掛け流しの「太閤岩風呂」は共通なので、どちらの露天風呂でも入れます。
「日暮れの庭」の「太閤岩風呂」
形が瓢箪なら湯口も赤い瓢箪の「瓢箪露天風呂」は、片方が普通の深さで腰湯に、もう片方は浅めで半身浴になっています。
銀泉+炭酸泉の「ねねの遊び湯」はこちらの露天風呂にもありますが、少しサイズが小さく、また円形で趣のある湯舟となっています。
銀泉+炭酸泉の「ねねの遊び湯」
銀泉を使った「腰掛銀泉足湯」があるのはこちらの露天風呂だけ。
そして「湯ふね庭園」で金泉を使っていた「幕湯岩盤足湯」は、「日暮れの庭」では銀泉を使っています。
「五右衛門釜風呂」は「湯ふね庭園」と共通。
こちらは銀泉を使った「銀泉幕湯岩盤足湯」。
お風呂の次は岩盤浴へ。浴室脱衣所の正面に「湯殿屋」という浴場カウンターがあるので、そこで「太閤の湯殿」を利用したいと伝えると、専用の岩盤浴着を貸してもらえます。
利用時間は30分間。中は広く両側に麦飯石岩盤浴ベッドが並んでいますが、奥の方に何やら4つのお部屋があるもよう。
大部屋の奥に4つのルーム。
まずは手前の左右にある小部屋からのぞいてみます。右が「太閤蒸し風呂」、左が「ねね蒸し風呂」。まるで茶室のごとく小さな戸を開けて入ります。
「太閤蒸し風呂」は金泉の、「ねね蒸し風呂」は銀泉の蒸気を使ったスチームサウナになっていて、砂時計をひっくり返してじっくり蒸されると、かなりの発汗がありました。それにしても蒸気に天然温泉を使っているのはとても贅沢です。
金泉を使った「太閤蒸し風呂」はサウナのベンチタイプの室内。
銀泉を使った「ねね蒸し風呂」は木のイスが置いてあります。
中央左右のドアは、右が「金泉蒸し風呂岩盤浴」、左が「銀泉蒸し風呂岩盤浴」。思ったより広いです。奥までこんなにたくさん岩盤浴ベッドがあるとはびっくり。これ本当に無料なんですか?
寝転がるタイプの「金泉蒸し風呂岩盤浴」。
半分が座るタイプの「銀泉蒸し風呂岩盤浴」。
岩盤浴でアツアツに蒸されたら、「南蛮渡来涼感爽健房」でクールダウン。ここは涼しいだけでなく、塩のレンガとソマドリン溶液を設置したソルトピットになっていて、スーッと気分もリフレッシュ。
※ソルトピットとは、塩分を含んだ大気を呼吸することにより治療効果があるとされてきたハンガリーの岩塩洞窟を模したもの。呼吸器官に良いとされる。
※ソマドリン溶液とは、特別調合の塩水を使った空気清浄溶液。
インパクトのある「南蛮渡来涼感爽健房」
中は清浄なソルトピット
せっかくなので有料の岩盤浴もチェックしてみましょう。有料には貸切ではない「太閤夢蒸楽」と貸切個室タイプの「ひょうたん夢蒸楽」の2種類があり、いずれも浴場カウンター「湯殿屋」で受付をして専用の岩盤浴着を受け取ります。
「太閤夢蒸楽」は制限時間が30分。場所はドクターフィッシュの近くです。
※「太閤夢蒸楽」は「有馬きらり」宿泊者は無料
「太閤夢蒸楽」の入口
中はユニークなデザイン。通路の左は「太閤房」、右に「溶岩房」、後方に「金泉房」、前方の瓢箪にドアがあるのが「開運祥福太閤貴宝風呂」
「金泉房」は座るタイプの岩盤浴で、金泉銀泉の混合ミスト。
しっかりと熱い「溶岩房」は、左半分が阿蘇山溶岩、右半分が桜島溶岩。なんとなく火山の上で寝ているようなパワーを感じます。
ドアが無い「太閤房」はベッドごとに使われている岩盤素材が異なり、「開運祥福太閤貴宝風呂」はとにかくゴージャス。メノウ、コハク、真玉石のベッドがあり、壁には一面にアメジストが埋め込まれています。さすがは太閤秀吉の貴宝風呂!
「溶岩房」は左が阿蘇山の溶岩、右が桜島の溶岩を使用
「開運祥福太閤貴宝風呂」は半貴石などを用いて豪華
「ひょうたん夢蒸楽」は1回50分。一部屋ごとの貸切なので、受付でどの部屋を使うか選ばなくてはなりません。
部屋は「黒びょうたん(定員4名)」「白びょうたん(定員4名)」「黄びょうたん(定員2名)」「赤びょうたん(定員3名)」「桃びょうたん(定員4名)」の5室。このほかにソルトピットのクールルームがあり、こちらは共有です。
「ひょうたん夢蒸楽」はフードコートの先にあります
5つの部屋は個室になっていて、鍵をかけて使います。
どれを体験するか迷いましたが、カウンターのスタッフに「赤びょうたん」が肩こりにもいいらしいと伺いチョイス。
ミネラルを含む医王石を敷き詰めた「赤びょうたん」は、壁に千利休と花見を楽しむ太閤さんが描かれていてなんとも風流。熱さもちょうどよく、終わった後はすっきりと肩が軽くなりました。
「赤びょうたん」の壁に描かれた太閤秀吉と千利休
「ひょうたん夢蒸楽」利用者が自由に出入りできるクールルーム
「ひょうたん夢蒸楽」はプライベート感のある岩盤浴なので、カップルやお友達同士で使うのにぴったりです。
砂利タイプの岩塩を敷き詰めた「黄びょうたん」
備長炭と遠野角閃石を使い、雅な壁絵にも癒される「桃びょうたん」
さてお風呂や岩盤浴にたっぷり入った後は、お腹がぺっこぺこ。「太閤の湯」で食事ができるところにはレストラン「花じゅらく」、フードコート「湯の山街道」があります。
今回はレストラン「花じゅらく」でランチにすることに。
レストラン「花じゅらく」、テーブル席と掘りごたつの席があります
「花鏡御膳」の蓋を開けると…
「花じゅらく」のメニューは御膳ものが中心。腰を落ち着けてゆっくり食事をするのに向いています。 おすすめメニューはお重に色とりどりのおかずが並んだ「花鏡御膳」。いざ実食!煮物のお出汁は品よく、天ぷらは肉厚でサクサク。これはお箸が止まりません。ご飯は季節によって具が変わるということで、取材時は神戸の春の風物詩である「いかなごのくぎ煮」でした。
可愛らしく彩り豊かな小鉢がぎっしり
ちなみにご家族連れなどはフードコート「湯の山街道」を利用されることが多いそうで、こちらの人気メニューは唐揚げ定食や小鍋で提供されるすき焼きなのだとか。
昨今はサウナを目的とするお客さんも多く、喫茶コーナーではオロポ、アクリなどのサウナドリンクもよく出ているんですって。
時代屋台風フードコート「湯の山街道」
フードコートの座席「醍醐花の宴」
食後はドクターフィッシュに挑戦!何を隠そう、本格的なドクターフィッシュはこれが初めてなんです。しかもこちらのお魚さんは、銀泉で泳いでいるので生育が通常より早いという噂。マジですか!?
足を入れると、いったんはサーッと逃げたガラ・ルファ(ドクターフィッシュの魚)たちが、すぐさま群れなして寄ってきてあっという間に私の足を取り囲みました。思わず「ひぇっ」と声が漏れます。
この感触をどう表せばいいのか。猛烈にくすぐったいです。電流を流したみたいに細かくビリビリします。ガブッと食いつかれたらどうしようとビクビクします。いえ、ガラ・ルファは安全なので大丈夫大丈夫。
最初はあまりのくすぐったさに、寄ってくるとすぐに足を上げていましたが、制限時間の10分が近づくころにはなんとか慣れて入れっぱなしにできるように。
そして終わった後は足の裏から甲までなんだからツルツルになっていましたよ!角質をしっかり食べてもらえたのかな?
ガラ・ルファの水槽。ドクターフィッシュも「湯殿屋」のカウンターで受付をします。
慣れるまでものすごくくすぐったい!魚の集まり具合も人によって異なるようです。
「太閤の湯」の楽しみは、お風呂や岩盤浴、食事だけではありません。太閤四季彩園(ヘルスレーン)があり、お風呂の前後などに散策することができるのです。つまり、入浴・食事・軽い運動の全てがこの施設で可能なんです。さすがは厚生労働省が定める基準を満たした「温泉利用プログラム型健康増進施設」。一日ゆっくり静養しながら健康になれるなんて、最高じゃないですか!
ヘルスレーンは太閤の湯玄関正面と第二駐車場にそれぞれエントランスがあり、どちらから歩き出してもOKです。
太閤の湯玄関の正面から入ると「ねねハーブの小径」
「露天ハーブ風呂」で使用されているハーブ「当帰」を発見!
ヘルスレーンは「ねねハーブの小径」と「官兵衛古道」が繋がっていて、一筆書きで両方歩くことができます。「官兵衛古道」は軍師・黒田官兵衛の生涯をたどりながら歴史に思いを馳せられるロマンの散策路。
途中にはセルフで体験できる森林浴ヨーガのコーナーもあります。恥ずかしがらずにパネルと同じポーズを取って深呼吸すると、体が中から活性化されていくようです。
コースには階段や軽いアップダウンもあるので、歩くといい気分転換になりますよ。
分岐するところには看板。歴史好きならワクワクしてしまう。
ヨーガは、やり方がわかりやすく図解されています。
階段もあるので、サンダルより歩きやすい靴がおすすめ
途中には官兵衛が幽閉された土牢をイメージしたスポットも
ゆっくり休む休憩室もあります。マンガが約3千冊。これは根を生やさざるを得ない。
リクライニングチェアも高級感があり、座り心地が上々。ブランケットもありました。ヤバい、このまま寝ちゃいそう。
リクライニングチェアのほか、コインマッサージャーや四畳半の畳のスペースもあります。
リクライニングチェアは座り心地が良い。
最後に「有馬温泉 太閤の湯」のおすすめポイントをまとめます。
・金泉、銀泉、炭酸泉(with銀泉)に入れる。しかも濃厚な金泉は掛け流しで
・サウナと岩盤浴が充実。特に岩盤浴はユニークでバラエティに富んでいる。無料岩盤浴があるのもポイント。わいわい楽しめるテントサウナもおすすめ。
・質の良い食事、森林浴できるヘルスレーンなど、温泉テーマパークとして一日楽しめる。
館内の雰囲気も絢爛豪華な安土桃山時代をイメージしていて、太閤秀吉とねねになった気分で過ごせます。
「太閤の湯」を案内してくれたのは笑顔の素敵な高見さん
2025年03月31日まで
【平日】3,145円 → 1,800円 【土日祝】3,365円 → 2,100円
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