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去年の3月下旬に初めてこちらの泥湯に浸かり、その不思議な泥湯の魅力に取り憑かれたイーダちゃんは、08' 3/19の月曜日、とうとう!---ウワーイ(^o^)/ぱちぱちぱち---こちらのお宿に宿泊を決めることができました。
いや~ 料金とかはこちら大したことないんですが、なにぶん僕、関東モンなんでね、地の利がわるく、いきたいなあいきたいなあとは思っても、いろいろ世間的制約やらしがらみとかもありまして・・・
ですから、約1年ぶりにこちらの懐かしい建物の前に立ったときは、それは嬉しかったなあ。
時刻は夕の16:00。
受付で記帳してるだけで、もう硫黄の濃い香りが鼻腔にこうガツーンときて・・・部屋に荷物を置き捨てるやいなや、さっそく野外の露天へ向かいました。
コロイド湯の前の湯棚で服脱いで、地下の黒い泥湯地帯を通過してゆくと風景がふいにひらけて、
ああ、ひさしぶり!
上天までカコーンと突きぬける春空と、激しく噴き上げる噴泉の蒸気と、硫黄の香りをあたりにぷんぷん振り撒いている広大な懐かしい泥湯の湯船がそろってお出迎え。同窓会で久方ぶりに初恋の相手と顔を合わせたときみたいに、胸がきゅっとなりました。ええ、マジ。
いささかいかれてるかも、と自分でもやや思ったのですが、ウーム、でも、こちらの泥湯の魅力はどういったらいいんでせうかねえ?
なにしろ、こちらの泥湯はあったかいんですよ。肌の奥まで染み通るような皮膚感。あと、硫黄の濃ゆ~い香りね。両手にすくって嗅いでみると、オーソドックスな硫黄臭に別府独自の酸っぱ・さわやかな酸味がいくらか加味される感じです。
あと、こちら、奇跡の足元湧出湯でしょ? ぬくい、ぬめりけのある湯船の底の自然の泥の層にお尻を置いていたら、腰の周りからときどきぷくぷく、ぷくぷく、と暖かいあぶくが柔らかく這い上ってくるんです。
「おお、おお、可愛いやっちゃな~」
なんてひとり悦にいっていると、空のむこうでぴ-ひょろろと鳥が鳴き、その下の明礬大橋の橋げたのうえの道路をミニチュアのトラックがゆーっくり通過していくところ。
紺屋地獄の源泉のさきには、前面の山肌が裸になった扇山が見え、そのむこうにはなだらかな丘陵の由布岳が見えてます。
雲がゆーっくりした呼吸で空のなかを流れ、それが泥湯の白い湯面に映っています。お。あそこにちぎれ雲。こっちにはひょろながの飛行機雲。
ご、極楽・・・(^.^;>
翌朝の6時には、なんと泊まり客の特権で、この世界的に貴重な広大な露天の泥湯スペースをイーダちゃんひとりで独占するといった、超贅沢な偶然を傍受でき、イ、イーダちゃんは・・・も~ 死にそうなくらいハッピーでありました。
日本一ってコトバは死語になりつつあると僕は思っているのですが、こちら「別府温泉保養ランド」には、あえてその形容を使ってみたいと思います。
ええ、こちらのお湯、世界十傑に比す湯です。
最上級の賛辞を捧げたいです。あ。でも、お食事はべつね。食事は、う~ん、まずかったあ。ほんと、まずかった。
でも、いい、温泉が極上だからいいの、とイーダちゃんはこちらの泥湯に最上の五つ星を思いっきり捧げるのでありました。
(でも、再訪ゆえ、事実上の点数はなしです。あしからず)1人が参考にしています