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場所の詳細を知らないまま、日が暮れた後に由布院駅から程近い宿より約30分かけて徒歩で行きましたが、湯の坪街道は日中の賑わいが嘘のように静まり返っていて、金鱗湖に到着した時は既に真っ暗だったので、ハダカ電球の灯る茅葺屋根の湯小屋を発見したときは、感激よりもホッとしました。
中には内湯と半露天風呂が縦に並んで配列されております。共同浴場ながら風情は抜群と言ってよく、老若男女を問わず好まれる造りをしています。とはいえ、妙齢の女性の入浴は構造的に難しいでしょう。湯に関しては俗に言う普通の範囲内かと思いますが、感性の鋭い方であれば違いが分かるかも知れません。加水の有無は不明ですが、投入量はまずまずでコンディションは良好でした。この時の温度は内湯・半露天とも42度程度だったと思います。
由布院のイメージにマッチした、ロケーションや造りが実に素晴らしい共同浴場です。一度、金鱗湖の朝霧を見ながら入ってみたいものです。しかし由布院の外国人人気は凄いですね。日本なのに散策しているとアウェイを感じました。12人が参考にしています