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7月以来早くも2度目の宿泊。快適な道路(ファームロード)より数分奥に入った地にありナビも必要なく到着。相変わらずのどかな山里で周囲あちこちから、温泉の煙が立ち込めており情緒満点である。何とも古民家な建屋との調和が合い良い。
今回通された客室は(大ガメの湯)露天付きである。天井柱や襖下の風抜けなど細部に凝った造りの室内は6畳だが、実際は横に広い間取りなため開放感がある。またトイレ、洗面台など水周りも広く取られている。当然広縁からの眺めも良い。まずは生ビールをグイっと飲み干し客室露天へ。
単純硫黄泉の湯。硫黄の匂いに湯の花が舞っている中での入浴。泉温もバッチリ私に合う。手足を広げどっぷりと浸かる。眼前に緑の棚田を眺めながら独占気分を味わえるのも嬉しい限りだ。また目隠し用のすだれも配置(今回は前方遠くの山肌が工事中)プライベートも保たれてるので女性などの配慮も怠りない。館外の露天も風情があり素晴らしい。こちらもほのかな湯煙りに硫黄と湯の花。夜などかすかにライトアップされムード満点。朝も肌寒い空気と静けさの中、秋の気配を感じながらの入浴は格別。ぬるめの湯なので長湯もでき旅情を十分満喫できた。宿の方の話では特に若い女性など湯の花を不潔に感じ嫌う客もいるそうだ。まあ人それぞれ好みの問題かな。
食事は秋バージョンに様変わり。言うまでもなく前回同様に大変美味でありビールに焼酎とで食も進み満足。やはり最後の「あんかけ地獄蒸し」に「特製ラーメン」は食べきれず、翌朝ラーメンをお出しして戴き完食できた。(帰りには蒸気で蒸した卵を戴ける)
やはり訪れて良かった。今回も宿の方の暖かいもてなしに感謝。リーズナブルな宿泊料金。全てに満足。評価は5点満点。今年はおそらく無理だが、来年またお世話になろうと思う良宿であった。(06,9月下旬)1人が参考にしています