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この日は神戸元町で少し遊んでから山手に上がって三田西ICまで北上。ほとんど有料道路と高速道路をつなぐルートなので小一時間もしない内に三田西ICにたどり着き、そこから前回の丹波焼旅行で立ち寄れなかった「こんだ薬師温泉」に向かった。
「立杭焼の里」の奥まった場所で、地下1300mからの湧出の湯は、毎分615リットル、かけ流し方式で約2時間で湯船の全てのお湯が入れ替わるのだとか。
その他、丹波焼を湯船と床に使用した「丹波焼陶板風呂」とか、特産の丹波石をふんだんに使った「丹波石岩風呂」などなど、地元の名産品を生かした湯船が三階建てのフロアーに上手く配置されていて、入り口からすぐにある(三階にあたる場所)大浴場では高温設定の湯船、階段を一つ下に下りると(二階にあたる)体温に近い設定の低温の中浴場が二漕ある。
ここまでの浴槽は源泉をそのまま使っているので、カルピスを思い切り薄めた感じの湯がはってある。
そして二階の外に通じる扉をあけて、坂道を下っていくと大露天風呂がある。露天風呂からは、丹波の里山の頭や、どこまでも澄んだ青空を楽しむ事が出来る。
しかしこの坂道、ツルスベの温泉水でいつも濡れているからかなり用心した方がいいようだ。
それ以外は併設の農産物売り場や産直加工工房(ミルク・豆腐)も含めて、日帰り温泉施設としてはそれなりの出来で、期待を裏切ることがない。
まあ男女混合の待合室と入浴棟が隣接し過ぎで、大きな入浴施設になれた人は、少しとまどうかも知れない。
実際、風呂をでて待合室で休憩していたら、バスタオルで前だけ隠した二十歳後半の女性が、そこが待合室と判らず二三歩、外に出てきたのを発見。
彼女はすぐに気が付いたものの、時は既に遅く、お湯で火照った半身を大勢の男衆にご披露するはめに。「もうお嫁に行けない、、」状況に晒されてかわいそうだった。
でも自分では気が付かないだろうけれど、彼女の肌の張りや血色の良さは、この温泉の質の良さを、十分に証明していたようだ。0人が参考にしています