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湯の峰温泉に再訪してまいりました。
阪和道路「南紀田辺インター」開通は、湯の峰を近くにしてくれました。
お昼の1時30分頃に到着。
絶対入りたかった「旅館あづまや」さんにお邪魔しました。
立ち寄り湯なのにフロントの女性の応対が丁寧で、その時点で嬉しい気分が倍増です。
綺麗に整えられた脱衣所から、浴室へ足を踏み入れて気分は頂点に達しました。
多くの人を癒し続けてきた槇の浴槽は、時代とともに色が変化してきたでしょうが、
その静かな佇まいは大正時代から何も変わっていないだろうと思います。
高い天井へ流れて行く白い湯気。注がれ、出てゆくお湯達の音。
隣の男湯から聞こえる木桶の音でさえ趣を与えています。
なんと贅沢な空間なのでしょう。
もちろんお湯も素晴らしいです。
とくに「さまし湯」は、とろんとしていて、甘くて、体をふんわり包んでくれました。
露天風呂ですが、この日の女性の場合、内湯からの移動に一旦着替えなければなりませんでした。
つぼ湯の前を歩いている人がよく見えます。
ということは、外からも見えてしまうのではないでしょうか。
一旦浸かりましたが、内湯が恋しくなりすぐに出てしまいました。
あづまやさんの真価は「内湯」にあり、と思います。
1時間ではありましたが貸し切り状態のまま、
上る湯気をじっと見て、ただただ、お湯に身を委ねたひと時は極上の時間でした。2人が参考にしています