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関西一円の温泉地の中で、観光地化されていない代表格をあげるならば、この湯の峰を外すわけにはいかないでしょう。世界遺産に登録されてから俗化したとはいえ、ここの立地条件が安易に俗化することを拒んでいる気がします。それよりも客足も伸びなかった苦しい時代に、よくぞこの施設を守ってくださったと、その地元の方の努力に敬服いたします。その人たちが、今、世界遺産登録を期に、多少その恩恵を享受されることになったとしても、その結果が多少の俗化を含んでいたにせよ、ある程度はしかたがないことではないでしょうか。資本主義の世の中です。ある程度商業主義に乗らないと潰れてしまいます。潰れてしまっては元も子もありません。これだけ脚光を浴びながら、それでも地元は過疎に悩まされておられることでしょう。できるだけ俗化しないことは願いつつ、応援していくことが大切ではないでしょうか。
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