-
08' 11月26日、朝、熊野神宮発8:19のバスに乗りこんだイーダちゃんは、熊野古道の発心門王子で一端下車し、そこから徒歩で旧熊野本宮の「大斎原(おおゆのはら)」への巡礼の旅を開始しました。
天気は晴天、願ってもない巡礼日和です。
いざ中辺路を歩いてみると、とちゅう、定家、西行法師やらの歌碑、あるいは和泉式部のお墓なんかもあって・・・あまりに濃い文化と歴史の香りに陶然となっちゃったことを、イーダちゃんはここに告白しておきます。
僕は根っからの関東人で、そのことに関して誇りも卑下ももってはいないのですが、やっぱり歴代天皇も何人も歩いたというこういう熊野古道を実際に歩いてみると、日本の歴史の中心はこっち側、関西なんだなあ、と実感せざるを得ません。
熊野本宮の宿坊から借りてきた杖を片手に約2時間半コースの中辺路を1時間50分で歩ききり、終点の「大斎原」の日本一の大鳥居が見えてきたときは、やっぱり感無量でありました。
で、その汗もひかないうちに、今度は宿坊にとめておいた愛車で再び湯の峰温泉へGo。
湯の峰温泉公衆浴場のおっちゃんに挨拶して、またまた「つぼ湯」に入っちゃいました(^o^;>
ああ、「つぼ湯」は、ほんっと、いい。いいよー!
昼間の、青空の下の「つぼ湯」での入浴は、昨日の夕時の湯浴みと比べて、また別種の爽やかさがありました。昨日は宿坊の締め切り時間なんかもあったのでそのまま先を急いで本宮へと向かったのですが、今日は余裕がたっぷりありますので、「つぼ湯」のあとに湯の峰温泉公衆浴場の「くすり湯」も覗いてみることにいたしました。
「くすり湯」、よかったですよ。とっても。
「つぼ湯」はむろん云うまでもなくいいのですが、あそこ、唯一の欠点として暗いんですよ。レンチであけられる木戸もあるにはあるのですが、そこには無情な「使用禁止」の大きな警告文字があってね。いささかくさってしまう面がなくもない。
そこいくと「くすり湯」はその点、公衆浴場ですからね。窓もあるし、明るいし、やや広の木の浴槽は情緒たっぷり。水の一滴も加えずに適温に自然冷却されたお湯質ときたら、それはそれは・・・感涙のコトバ以外はいえないくらいの、超上質な名湯でありました。
ただ、どなたかのクチコミにもありましたが、「つぼ湯」「くすり湯」の梯子湯は想像以上に身体にきます。思ったより効くお湯ですから。これから入られるひとはそのあたりも注意されたほうがいいと思います。
(11/26 我、12:20から12:50にかけて湯浴みせり)
追記情報:熊野本宮の宿坊について
今回の熊野の旅で、僕は宿泊場所に熊野神宮の宿坊「瑞鳳殿」を利用しました。こちらの宿坊は熊野本宮の敷地内にあり、素泊まりのみ、一泊3000円です。僕の泊まった部屋は富士①という部屋で、12.5畳、石油ストーブがついてて大変お得感がありました。
こちらに11/25~27まで3連泊してあちこちの温泉を巡ったのですが、根城としてはこちら「瑞鳳殿」、素晴らしかったですよ。広すぎて、また夜があんまり静かすぎて、いささか気味悪く感じられるところが玉に瑕でしたが・・・。1人が参考にしています