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投稿日:2012年9月16日
こんな泡つき、ほかでは知らない (七里田温泉館 木乃葉の湯)
練馬春日町さん [入浴日: 2012年8月27日 / 2時間以内]
55.0点
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やっと七里田の泡つきを体験する機会がやってきた。入るからには極力芋洗い状態は避けたいので、土日ではなく月曜の午前中に行くことにした。折りしも東シナ海を台風が北上中だったため、雨風強いなか、来る人はさらに絞られるだろうと期待しつつ車を走らせた。
ナビに導かれるまま着くと、施設駐車場には車がいっぱい。受付に入ると、湯上り後の休憩や食事をする人がたくさんおり、やっぱり甘くはないなと思いつつ、下湯の鍵を借りた。
木の葉の湯から下湯までは徒歩で1~2分。施設周辺は普通に民家や畑があり、思ったよりも秘湯感はない。扉を開け、左手の男湯の脱衣所に入ると3人の先客、うち一人が上がろうとしていた。脱衣所から数段下に見える浴槽は元がどのような素材なのかわからなくいくらい鉄錆色の固着物で覆われている。詰めれば6人くらいはいけそうだが、せいぜい4人くらいまでに留めておきたい大きさのお風呂。茶色く変色した浴槽に年季を感じるのに対して、無粋な壁や天井のせいか浴室内に鄙びムードはあまり感じられず。
軽く挨拶して浴槽に入ると、39℃くらいだろうか、温めのお湯だった。泡つきは予想していたよりも激しく、湯に手足を入れて1分もすると大きな泡でびっしりとなる。並みの炭酸泉ではない。湯を口に含んでみると、期待していた爽快感はなかったが軽い鉄苦味に炭酸の感触を覚えた。
隣の女風呂からはいつも大きな話し声が聞こえたが、男風呂は一時は独り占め状態となった。そういえば、受付でも客は女性の方がずっと多かったように思う。後から入ってきた熊本から湯治で来ているという老人と七里田や周りの他の温泉について話をした。話の途中、老人は湯床に刺してある湯抜きの杭を抜き、湯を半分くらいに減らし、こうすれば新鮮な湯に入れ替えられるという。湯は二箇所から投入されており(写真)、下からはかなりの量が入っているので、15分くらいすれば元通りに浴槽は満たされる。
そうこうしているうちに60分をかなりオーバーしていた。名残惜しいが、次に向かうことにした。私が体験した中で最も凄まじい泡つきの炭酸泉であった。8人が参考にしています
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