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投稿日:2023年3月27日
楼門亭に泊まって武雄温泉の湯巡り三昧… (武雄温泉 鷺乃湯 楼門亭)
きくりんさん [入浴日: 2022年4月11日 / 2時間以内]
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楼門亭に泊まって武雄温泉の湯巡り三昧
嬉野温泉と並び、佐賀県を代表する温泉として知られる武雄温泉。そのまさにシンボルと言うべき湯処で、国の重要文化財に指定される楼門と新館(現在は資料館)、3つの公衆浴場と3つの貸切風呂、素泊りの宿泊施設を備える総合温泉テーマパークでもあります。平日に、その中の楼門亭に泊まって併設された「鷺の湯」を利用してみました。
ちなみに、楼門亭はネット予約ができないようで、この時は電話で宿泊予約。奥の新館右手に公衆浴場「鷺の湯」の建物があり、受付は鷺乃湯のフロントで。フロント横に宿泊棟へと通じる扉があり、開くと別棟の楼門亭へ行けます。
この日は、1階の6畳和室(トイレ付)に宿泊。畳敷きですが、なんとベットです。窓からは塀越しに、ちょっとだけ山の景色。素泊りのみの設定なので、夕食は必然的に温泉街や駅前の飲食店へ。でも、朝食をコンビニで調達しなきゃなので、結局酒とツマミも購入して今回は軽く済ませました。
ここの魅力は、宿泊者は何度でも3つの公衆浴場に自由に入れること。ちょっと言い過ぎかも知れませんが、温泉のディズニーランドホテル、いや竜宮城に泊まるような気分。翌朝のチェックアウトまで、夢のような湯巡りワンダーランドの始まりです。
早速浴衣に着替え、併設の「鷺の湯」へ。他の2つの公衆浴場と違って、露天風呂とサウナがあるのが特徴的です。入浴料は現在740円ですが、受付で「宿泊者用」入泉手形を提示してタダで入浴。女湯は1階で、男湯は階段で2階(男女入替なし)へと上がります。
100円返却式ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、右側に12人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
左側に16人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 武雄温泉 第5号源泉と第6号源泉の混合泉)が満ちています。第5号源泉44.2℃と第6号源泉50.2℃を加水なし・加温ありで、41℃位で供給。肌がスベスベする浴感です。循環・消毒あり。湯口の湯を口に含むと、塩素臭を感じつつ石膏臭がしてまろやかな味。オーバーフローもあるので、循環・かけ流し併用でしょうか。サウナがあるせいか夜遅くまでお客さんが来ています。
続いて、外の露天風呂へ。8人サイズのタイル張り石枠浴槽があり、こちらも湯温は41℃位。ほとんど貸切状態の時もありましたが、浴室内は撮影禁止が残念。翌朝は、裏山と新館の後ろを眺めつつ、まったりできました。
日帰りで露天風呂またはサウナ利用が目的なら、他の2つの公衆浴場よりも少し入浴料が高めですが、ここ一択ですね。
〈武雄温泉 第5号源泉〉
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン176.3mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン2.7mg、フッ素イオン4.4mg、塩素イオン70.2mg、硫酸イオン3.2mg、炭酸水素イオン329.8mg、炭酸イオン9.9mg、メタケイ酸49.1mg、メタホウ酸7.5mg、成分総計655.5mg
〈武雄温泉 第6号源泉〉
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン215.3mg、アンモニウムイオン0.1mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン2.8mg、フッ素イオン5.3mg、塩素イオン82.5mg、硫酸イオン1.0mg、炭酸水素イオン390.0mg、炭酸イオン14.7mg、メタケイ酸53.1mg、メタホウ酸9.7mg、成分総計776.8mg12人が参考にしています