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投稿日:2023年4月1日
観光でも賑わう中での武雄温泉の日常湯… (武雄温泉 蓬莱湯)
きくりんさん [入浴日: 2022年4月12日 / 2時間以内]
44.0点
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観光でも賑わう中での武雄温泉の日常湯
嬉野温泉と並び、佐賀県を代表する温泉として知られる武雄温泉。そのまさにシンボルと言うべき湯処で、国の重要文化財に指定される楼門と新館(現在は資料館)、3つの公衆浴場と3つの貸切風呂、素泊りの宿泊施設を備える総合温泉テーマパークでもあります。平日の朝、その中の1つである公衆浴場「蓬莱湯」を利用してみました。
隣接する駐車場もありますが、竜宮城をイメージさせる楼門をくぐって敷地内に入ると、すぐ左側に「元湯」と「蓬莱湯」の入口。玄関前に、当日の湯温が電光掲示板で表示されています。この日の男湯は、44.2℃と表示。
受付は元湯と同じで、入口も隣り合っているため、うっかりすると入口を見過ごしてしまいそう。左側が「蓬莱湯」の入口です。武雄温泉が裏手にある蓬莱山の麓に湧くことから、かつて蓬莱泉とも呼ばれていたことに由来するのでしょうか。
通常は入浴料500円を券売機で払いますが、この日は楼門亭に宿泊したので、「宿泊者用」入泉手形を受付で提示してタダで入浴。女湯は入口からすぐの左側ですが、男湯は廊下の突き当たりです。
100円返却式ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。浴室に入ると、左右に11人分のシャワー付カラン(カランも温泉)がある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
左側に10人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明のアルカリ性単純温泉(源泉名: 武雄温泉 第5号源泉と第6号源泉の混合泉)が満ちています。第5号源泉44.2℃と第6号源泉50.2℃を加水なし・加温ありで、43℃位で供給。肌がスベスベする浴感です。循環・消毒ありですが、塩素臭は気になりません。湯口は槽内で、オーバーフローもあるので、循環・かけ流し併用でしょうか。
時折、貸切状態になることもあったのですが、浴室内は撮影禁止が残念。とはいえ、武雄温泉での最後の湯を噛みしめるように堪能させて頂きました。
シンプルな浴槽で目立つ要素のない公衆浴場ですが、その分地元の方々の利用が多そうな普段着の温泉という感じですね。
〈武雄温泉 第5号源泉〉
主な成分: リチウムイオン0.2mg、ナトリウムイオン176.3mg、アンモニウムイオン0.2mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン2.7mg、フッ素イオン4.4mg、塩素イオン70.2mg、硫酸イオン3.2mg、炭酸水素イオン329.8mg、炭酸イオン9.9mg、メタケイ酸49.1mg、メタホウ酸7.5mg、成分総計655.5mg
〈武雄温泉 第6号源泉〉
主な成分: リチウムイオン0.3mg、ナトリウムイオン215.3mg、アンモニウムイオン0.1mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン2.8mg、フッ素イオン5.3mg、塩素イオン82.5mg、硫酸イオン1.0mg、炭酸水素イオン390.0mg、炭酸イオン14.7mg、メタケイ酸53.1mg、メタホウ酸9.7mg、成分総計776.8mg13人が参考にしています