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投稿日:2022年2月24日
名物ジャングル風呂と絶品の飛騨牛会席… (柿野温泉 八勝園 湯元館)
きくりんさん [入浴日: 2021年4月18日 / 1泊]
44.0点
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名物ジャングル風呂と絶品の飛騨牛会席
柿野温泉の最も奥まった高台に佇む、昭和29年(1954年)に創業した鉄筋4階建ての温泉旅館。日曜日に、一泊二食付で利用してみました。
フロントは3階で、この日は2階の広縁付8畳和室に宿泊。窓からは、山々とプールを眺める景色。コロナ禍で出来る限り入室を避ける為、既に布団が敷かれています。
浴衣に着替え、早速温泉へ。2階の廊下を右手奥へと進んだ先に、男女別の大浴場「ジャングル風呂」があり、右側が男湯です。
コインレス鍵付ロッカーが並ぶ脱衣場には、ドライヤーも完備。ドアを開けると広い浴室に細い通路があり、正しくジャングルのように木々が生い茂っています。以前は植物園だったところを、浴室に改装したのだとか。
石段を下りたところ右手に、4人分のシャワー付カラン(カランも温泉)と、2人分のシャワーブースがある洗い場。アメニティは、一般的なものです。
左手の窓際に10人サイズのタイル張り木枠内湯があり、無色透明のアルカリ性単純弱放射能冷鉱泉(源泉名: 鹿の湯)が満ちています。泉温20.3℃を加温して、42℃位で供給。PH10.0で、肌がツルツルする浴感です。浴槽内のゴミを取る為に循環あり。消毒もありですが、塩素臭は気になりません。常時オーバーフローしているので、循環・かけ流し併用でしょうか?湯口は浴槽内で、カランの湯を口に含んでみても無味無臭です。
窓の外には、山々と貯水池の景色。窓の外から野鳥のさえずりも聞こえてきて、ジャングルの中で温泉に浸かっているような雰囲気の中、しばらく貸切状態でまったりできました。
夕食は、3階の食事処で絶品飛騨牛会席に舌鼓。お品書きはなく、小鉢は、蛍烏賊の酢味噌和えに始まり、前菜5種は、ハムとチーズの玉葱ジュレ掛け・なめこおろし・蛍烏賊の塩辛・鯵のほぐし身・穴子寿司。刺身3種は、鮪・鯛・ハマチで新鮮。とまあ、ここまではビールのツマミかな。飛騨牛サラダは、飛騨牛のローストビーフが水菜サラダに乗ったもの。そして飛騨牛のにぎりは、山葵と塩で一貫づつ。口に入れた瞬間に、マジかと言ってしまう旨さ。軽く炙った香ばしさと、ジューシーな肉汁の旨味が口に広がる。蒸し物は、真丈の湯葉巻き餡かけ。焼き物は、虹鱒の塩焼きを焼き立てで。海無し県に来たからには、川魚の塩焼きは欲しいところですね。ここで、ビールを追加。そして、メインは選べる飛騨牛メイン料理。この日は、飛騨牛をステーキで。自分で焜炉で焼いて頂きます。ジューシーな飛騨牛の旨味に、口福なひととき。汁物は赤出汁の味噌汁、香物とご飯、水菓子は苺やパイナップル・夏ミカンでお腹一杯に。
翌朝も、浴室の男女入れ替わりもなく、ジャングル風呂を堪能。昭和29年の古い分析書(創業当時のものかな)も掲示されているのに、全く知らなかった柿野温泉。ツルツル湯がクセになりそうです。
朝食は、昨日と同じ食事処で。鯖の味噌煮主菜の和定食。鮪のヅケや鶏つくね鍋の他、ちりめんじゃこやひじきの佃煮、漬物各種等のご飯のお供も多く、お腹いっぱいになりました。
帰りがけに、静かに過ごせましたと御礼を述べたところ、この日の宿泊者は自分だけだったとか。久し振りに、全館貸切状態でした。
ラドン含有量: 47.7X10ー10(Ci/kg)
主な成分: ナトリウムイオン42.5mg、カルシウムイオン0.7mg、フッ化物イオン0.7mg、塩化物イオン1.5mg、水酸化物イオン1.7mg、硫酸イオン3.2mg、炭酸水素イオン3.1mg、炭酸48.0mg、メタケイ酸水素イオン41.1mg、成分総計0.1428g25人が参考にしています
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