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投稿日:2025年1月20日
いにしえの女神の湯に出会える共同浴場… (遊泉ハウス児湯)
きくりんさん [入浴日: 2023年7月1日 / 滞在時間: 2時間以内]
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いにしえの女神の湯に出会える共同浴場
諏訪大社下社秋宮にも近く、旧中山道沿いにひっそりと佇む、下諏訪温泉で最も大きな共同浴場。今まで何度も前を通っていましたが、いつも混んでいる印象でこれまで敬遠。今回は下諏訪温泉に宿泊したので、土曜日の午前中に利用してみました。
現在の建屋は、子宝に恵まれるとの評判が高かった児湯の跡地に、昭和62年(1987年)に建てられたものなのだとか。
入浴料280円は、玄関を入って左側の受付横の券売機で。受付から右手に男女別の浴室があり、男湯は右側です。
棚だけと100円有料ロッカーがある脱衣場には、ドライヤーもあり(3分10円)。浴室に入ると、右側に10人分のシャワー付カラン(カランも源泉)がある洗い場。共同浴場なので、石鹸などのアメニティはありません。
左側に13人サイズのタイル張り石枠内湯があり、無色透明の単純温泉(源泉名: 綿の湯源泉と旦過第1源湯の混合泉)が満ちています。泉温58.0℃を加水・加温せず43℃位で供給。PH8.34で、肌がややスベスベする浴感です。
ちなみに「綿の湯源泉」は、諏訪大社ご祭神の妃神である八坂刀売神(やさかとめのかみ)が化粧用に綿に湯を含ませて置いた場所から渾々と湯が湧いたという縁起があり、ご神湯ゆえ心の汚れた者が入るとみるみる湯口が濁ったという言い伝えまであるとのこと。
湯使いは循環あり・消毒なしで、かけ流し併用とのこと。湯口の湯を口に含むと、ほんのりと芒硝臭がしてまろやかな味。奥には、3本のジェット水流も出ています。
また手前には、3人分の打たせ湯もあり。湯温は41℃位です。
続いて、左側手前にある小さな露天風呂へ。3人サイズの石造り浴槽で、湯温は42℃位。屋根付で囲まれているため、景色は全く望めません。
この日はたまたま時間帯が良かったのか、先客が上がられた後に、ちょっとだけ貸切状態でまったりできました。有料の畳敷きの休憩室もあるので、湯上りにのんびりされたい場合は利用しても良いかも知れませんね。
主な成分: リチウムイオン0.5mg、ナトリウムイオン213.8mg、マグネシウムイオン0.2mg、カルシウムイオン52.8mg、ストロンチウムイオン0.6mg、フッ素イオン2.9mg、塩化物イオン163.8mg、臭化物イオン0.5mg、水酸イオン0.04mg、硫酸イオン335.9mg、硝酸イオン0.4mg、炭酸水素イオン33.6mg、メタケイ酸55.2mg、メタホウ酸19.5mg、メタ亜ヒ酸0.3mg、遊離二酸化炭素11.0mg、溶存成分総量895.2mg15人が参考にしています