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久々の道東へは一人旅。空路女満別よりレンタカーにて一路知床へ。五湖より道道分岐を宿方面へ車を走らせれば、道路脇やら渓流沿いには野生の鹿がウヨウヨ。まるでサファリそのもの。デジカメにビデオまで取り出し(笑)しばし撮影。やはり「知床なんだな」と次々そう思いながら宿へ到着。
駐車スペースの上に立つ3階建ての外観は、さほど古くは感じないが、館内施設等など多少の老朽化は否めない。通された客室は3階302号室。8畳1間の室内にもモダンな要素などなく、少々殺風景、超シンプルな佇まいだ。(広縁なし)
腰を上げ窓越しに見る外の景観はまずまずかな。何よりこちらでの居心地の良さは、一軒宿かつ静寂な環境にあることなのだ。他、ユニットバスに洋式トイレ付き。(シャワートイレなし)
温泉だが、三段露天+もう一つ奥にある露天共々、皆さんの口コミ通り(笑)辺りは鬱蒼としていて原生林に囲まれての湯浴みとなる。駐車スペースから程近いので野趣満点とはいかないかもしれない。ただ、目線は前方かつ両サイドのみ見渡し、後ろさえ振り向かなきゃ(笑)まずまずの湯浴みとなった。
館内にも3つの混浴岩露天を設けていて、こちらは規模が大きく清潔感もある。どの浴槽からも多少死角になっているので、女性の方は利用しやすいかも。大浴場は結構熱めの湯。アメニティは髭剃りのみ(男湯)入れ替え制じゃなく、24時間利用可能だ。
食事は夕食のみのプランで客室にて戴いた。最初からドカンと運ばれ並べられた料理は、特筆すべきものはない。ただ、海鮮チゲ鍋をはじめ焼き魚に刺身の3種盛り(3キレ)。中でも一押しだった貝のお吸い物は冷めないうちにとビールより先に戴いた(笑)などなど海の幸が満載。他、煮物など山の幸も少なからず添えられ、何とロースハムに茶碗蒸しまで(笑)付いていた。なかなかバランスも取れ量的にも私には十分。また、味付けも極端に悪くはない。まあ、宿泊料金を考慮すれば十分な内容だろう。
決してほったらかしではないが、宿の方々との距離感が程よく、のんびりと寛ぐことができた。もし家族(特に嫁)との旅行ならウトロでの宿泊だっただろう。たまには自由気ままにプランを立てれる一人旅もいい。初めての宿泊は満足。リーズナブルだし、オススメできる宿かな。翌朝は7時出発。次の宿泊地へと向かった。また、伺えたらと思う。4人が参考にしています