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慌しい南紀白浜旅行の最終日、空港へ向かう途中で入湯しました。あいにくこの日は雨。しかし施設の雰囲気にピッタリと合致していい感じでした。
室内風呂はオレンジ色の控えめな照明で、午前中でも薄暗い程。
掛け流しの含食塩重曹泉は2箇所から投入されており、肌に優しいつるぬるの湯は癒しを感じます。よく目を凝らしてみると、投入口付近では茶黒色の細かい湯の花も見られます。
紀州の杉材をふんだんに使ったという内装に好感がもて、日帰り施設というよりは旅館のお風呂のようでした。
別名「もみじ風呂」と呼ばれる露天風呂はまったりでした。
山肌に近く、ブナやカエデが迫った自然豊かな中での入浴。本当にすぐ頭の上までせり出したカエデを傘代わりに、強く降る雨を顔に受けながらややぬるの湯を楽しみました。
どこからか蛙の鳴き声がすごくて、それもまた自然豊かな環境を知る由となりました。
自慢の備長炭風呂は浴槽内部に貼りつめたもので、浴槽が黒い! と最初は驚きました。これまたぬるめの湯ですが、備長炭の持つ遠赤外線効果と浄化効果で体の芯から温まり、湯上りはしっとりさっぱりとした心地のする女性向きの趣向ではないかと思いました。私的には施設の雰囲気には少し合わないかな? と感じたお風呂ではありますが、和歌山らしさを楽しむ上ではこれもありでしょう。
まろやかな甘みを感じる飲泉。午前11時30分開店の、隣にある中華そば屋「めん吉」の開店を待つ間、画像写真の足湯を利用する人も多く見られました。時間が無くてここで和歌山ラーメンを食べれなかったのが残念…。
秋の紅葉の頃にはさぞ見応えがあろうと思われる露天を頭に浮かべつつ、空港へ向かうバスに乗り込みました。2人が参考にしています