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脱衣場はくたびれかけ、下に敷いてあるすのこは今にも折れそうにしなる。なんだか不安になって温泉の入り口に立ったとたん、仰天。大海原を従えたような露天風呂が眼下に見える。その絶景に、危惧はすべて吹っ飛んでしまった。
うまい具合に加水してあるのだろう、長湯が楽しめた。海に近いほうの湯船にのんびりと浸かっていると、時折大波が打ち寄せ波のしぶきがかかる。ここは海がしけたときはおそらく閉鎖になるのだろう。それほど海に近い。
湯浴みする人の中にはほてった体を冷ますため、海に半身を浸している人もいる。とにかく豪快な湯浴みが印象に残る施設である。5人が参考にしています