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投稿日:2022年9月10日
小さな浴槽にかけ流される白濁の硫黄泉… (中の湯)
きくりんさん [入浴日: 2021年10月25日 / 2時間以内]
55.0点
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小さな浴槽にかけ流される白濁の硫黄泉
塩原温泉郷の中で最も高台に位置し、日塩もみじライン(県道19号藤原塩原線)沿いに4軒の宿と3つの共同浴場がある奥塩原新湯温泉。その内の一軒「湯荘白樺」の裏手へと通じる、新湯温泉神社へ向かう道沿いにひっそりと佇む、無人の小さな共同浴場。平日の午前中、利用してみました。
目立つ看板が無いので、それらしき湯小屋があるなぁと通り過ぎた右側に、「名湯 中の湯」の石碑があるので、やっぱりここかとわかります。入浴料300円(新湯温泉宿泊者は無料)は、男湯入口近くの壁に設置されたの料金BOXへ。湯小屋の左側が男湯です。
棚にプラ籠が置かれたせまい脱衣場には、ドライヤーなし。天井は高いですが狭い浴室に入ると、カランの付いた洗い場はなく、共同浴場なので石鹸などのアメニティもありません。板張りの床に腰掛け、ケロリン桶で飛沫が飛び散らないよう静かにしっかりかけ湯します。
奥に3人サイズの石造り内湯があり、白濁した単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)[源泉名: 共同噴気泉(奥塩原新湯 中の湯)]がかけ流しにされています。泉温68℃をおそらく加水して、43℃位で供給。先客の方が調整してくれてたようです。PH2.6で、やや肌がスベスベする浴感。循環・消毒なし。湯口のバルブを捻ると、熱々の源泉が出ます。口に含むと、ほんのり玉子臭がして少し酸っぱい。先客が上がられた後、しばらく貸切状態でまったりできました。
脱衣場等に分析書がなかったのですが、同じ源泉を利用する旅館「湯荘白樺」の公式HPに共同浴場の分析書がありました。
主な成分: 水素イオン2.5mg、ナトリウムイオン3.9mg、カルシウムイオン8.9mg、マグネシウムイオン2.1mg、アルミニウムイオン6.2mg、第一鉄イオン1.1mg、塩素イオン2.0mg、硫酸水素イオン14.1mg、硫酸イオン166.2mg、硫酸0.1mg、メタケイ酸61.2mg、メタホウ酸0.7mg、遊離硫化水素73.4mg、成分総計0.344g
※ただし、平成17年の少し古い分析書なので参考までに。18人が参考にしています