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9つの外湯の多くは、2~3人用の広さだが、大湯はその名の通り、湯小屋が大きい。温泉街の中心に佇んでおり存在感がある。
木造の浴室の雰囲気も素晴らしく、内湯好きにはたまらない空間。一人で独占できる幸せ、至福のひととき。
湯は深い緑色、濁りがあり、手ですくうとはっきりとした鉄の臭い。渋温泉でこの特徴を持つ源泉は少ない。渋温泉でこの特徴を楽しむなら大湯が最適だろう。湯抜きの天井が高く、湯気がこもらない。意外と長く入っていられた。また、湯口はかなり熱いが湯の流れを止める弁が作られていたり、真ん中に仕切り板があったりと、適温で入れる工夫が面白い。
浴室の反対側には蒸風呂もある。9つの外湯めぐりの締めくくり「結願湯」とも呼ばれている。確かに御利益がありそう。(入ったのは4番目だったけれど)
そして何回でも入りたい、と思わせる魅力、大湯の貫禄である。4人が参考にしています