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投稿日:2010年11月4日
渋温泉外湯 九番湯・大湯 (渋温泉外湯 九番湯・大湯)
paw_pawさん [入浴日: 2010年11月4日 / 2時間以内]
55.0点
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渋温泉共同湯群の総本山的な存在の大湯。同共同湯めぐりの最後を飾るのに相応しい湯です。温泉街の通りから階段を降りた位置にあるのですが、同源泉を使った足湯施設の下になる感じです。
他の湯小屋のように男女の入り口が左右で分かれておらず、表裏で分かれています。さすが共同湯群のの仕舞い湯だけあって、設備も豪華で、共同湯というよりは大型老舗旅館の浴室のようです。脱衣所浴室ともに広々としており、木造りの落ち着きある浴室&浴槽は気品と風格がしっとりと漂います。
湯船は10人サイズが湯船内で二分割に仕切られ熱湯と温湯が使い分けられています。源泉は正方形の湯溜めの中から湧出しており、木管から湯船へと投入されていますが、投入口手前には木札が差し込まれており、湯量が調節できる仕組みになっています。当日は若干絞り気味のように感じましたが、そのおかげか、熱湯が体感43度強、温湯側が42度の適温に調整され快適な入浴環境になっていました。
湯船に満たされた湯は鉄系の塩化物泉に良くあるタイプのカーキがかった黄土色で期待が膨らみます。鮮度の良い鉄臭がなんとも心地よい源泉は、見た目よりも控えめでマイルドな印象。軽くキシキシとした浴感で、湯温が適温であれば長湯も問題無しの良泉でした。朝9時頃の入浴だったのですが、終始貸切で広々とした湯船を独占させていただきました。
ところで、こちらの大湯には脱衣所内になんと檜造りの蒸し風呂(スチームサウナ)もあるという豪華ぶりで、この点でも他の共同湯とは別格の扱いであることが伺えます。しかもこのサウナは大湯の源泉を使用したものだそうです。サウナの苦手な私は見学だけでしたが、サウナフリークの方には是非楽しんでいただきたいです。5人が参考にしています
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